リークしまくってたSonoのスピーカーSonos Moveでました!
9月24日発売で400ドル。米Gzimodo編集部がちらっと見てきたのでファーストインプレッションをどうぞ。
新アウトドアスピーカー「Sonos Move」(以下Move)でラインナップを拡大するSonos。400ドル(約4万2800円)のMove最大の特徴は、Sonos製品では初めてBluetooth接続に対応したこと。
でも、プレス向け発表会でMoveの実物を見て触ってきたところ、頭のなかに浮かんだのは「?」。もちろん、Moveにピンとこなかったという「?」ではありません。実際に試してみないとわからない点が多すぎだったのです。
屋内でも屋外でも使えるポータブルスピーカー
屋内・屋外両方で高音質を実現するためのアコースティックデザイン、通常のSonosスピーカーより遠くまで音を届けるためツイーターが若干下向きな仕様、さまざまな環境下でよりいい音をだすために設計が見直されたカスタムチューニング機能 Truplay。どれをとっても素晴らしい。Auto Trueplayという機能が発表会でデモされましたが、テーブル上から棚の中にMoveを移動させる(=周辺環境が変わる)と自動で音が変化します。
Bluetoothで接続できるのは1端末まで
話題になっているSonos初のBluetooth接続ですが、少々制限があります。あくまでもWi-Fiで接続するのが基本で、端末にあるボタンを押すことでBluetoothモードに切り替えが可能。ただ、1端末しかスピーカーに接続できないので、みんなでワイワイ複数端末使ってDJごっこというのは無理です。

IP56 防水・防塵
屋内外で使えるポータブルスピーカーなので、防水・防塵で衝撃に強いデザインになっています(IP56なので、水中で30分イケルというUE Boom 3のタフさには勝てませんけれど。Moveは防水とはいえ水に浸かったらアウト)。
バッテリー関連
バッテリーもちは10時間。こちらも15時間のBoomには劣りますが、Moveのバッテリーは比較的簡単に交換できる(スクリュードライバ必須で作業時間5分)ので、どうしても長時間使いたいならなんとかなる作りではあります。Sonosは3年毎のバッテリー交換を推奨していますが、交換時のバッテリー価格は未発表。
気になるポイント
で、あれこれ仕様をチェックしたところで、冒頭の「?」です。
価格
Moveのライバル端末となるのは、屋外スピーカーではここ数年かなり定評のあるUE Boomでしょう。Moveはタフさ&バッテリーもちではUE Boomに劣ります。なのに価格はUE Boomの約3倍。…SonosはMove2台セットでこの価格、にするべきだったんじゃないでしょうか? 400ドルもするのですから。
Wi-Fi/Bluetooth接続の切り替えがスムーズか不明
まぁ、この「?」を解消するポイントがあるとしたら、それは名前の通りMoveな仕様。背面が掴みやすい形で、パッと持ってすぐ移動できます。電源とか接続とか気にすることなく、聞きたいところへ動けるのは1度体験すれば後戻りできない便利さになること間違いなし。Sonosユーザーにとっては、Wi-Fiの外へ動けるMoveは何より欲しかったアイテムのはず。ただ、「?」を「!」に完全に転換できないのは、発表会でWi-Fi/ Bluetooth接続の切り替えがどれだけスムーズなのかというデモがなかったから。体験していないのでなんとも言えません。けど、すごく期待はしてる!
ほかにも新製品が
Moveと合わせて、新ワイヤレススピーカー「Sonos One SL」も発表されました。こちらSonos Play:1の後継機となるデバイスで、Play:1はディスコンとなります。仕様の違いは、内蔵マイクがなくなるかわりに、音声アシスタント機能(AlexaとGoogle Assistantに対応)がつくということ。お値段180ドル(約1万9200円)。
また、Sonos Connectの後継となる「Port」も発表、400ドルで従来のステレオから音楽ストリーミングを可能にするアイテムです。
Sonos Moveを早くレビューしたい

発表会を経て今思うのは、はやくMoveをじっくりレビューしたいということ。他社の安価Bluetoothスピーカーと比べて音はどうなんだろう? キャンプに行ったら使える!って思うのかな? Auto Tureplayは屋内外で聞き分けられるほどの違いをもたらすもの? あぁ、頭の「?」を全部解消したい!
Sonos Moveは9月24日発売。Sonos Play One SL、Sonos Portは9月12日発売です。