温暖化のせい? 見られるはずのない植物の繁殖が北の地に…

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  • author Yessenia Funes - Gizmodo US
  • [原文]
  • 湯木進悟
温暖化のせい? 見られるはずのない植物の繁殖が北の地に…
Photo: Courtesy of Ventnor Botanic Garden

熱帯植物には吉?

9月に入って、もう暦のうえでは秋ですけど、まだまだ暑い日が続きます。とりわけ今年の夏は、ヨーロッパでトンでもない暑さだったんですってね。そして、ついに植物の世界でも、異変が報告されていますよ…。

このほどイングランドのワイト島にある植物園のVentnor Botanic Gardenは、上の写真で左側に写る、ソテツの雌花の屋外における初開花発表。かつて雄花の開花は確認されていたものの、この北方の地で、自然にソテツの雌花と雄花が同時に観測されるなど、史上初のことだと説明されていますね。

植物の繁殖にあたっては、適切な状況の整うことが求められる。ただ一日だけ暑かったといった状況は、十分なものではない。完全な繁殖のサイクルには、少なくとも1年以上、ずっと気象条件が整うことが必要になるのだ。

Ventnor Botanic GardenのJohn Curtis園長は、このように語っています。かつて地球がパンゲア大陸のみの時代、いまから2億8000万年前であれば、どこにでもソテツの繁殖が見られ、全地球をソテツが覆っていたころもあったと考えられてきました。しかしながら、いまや欧州の北西部で、ソテツが花を咲かせ、ドンドンと増えていくなど考えられないことであり、植物が地球温暖化に敏感に反応した結果だとされているそうです。

日本でも、昔であれば、沖縄や九州でしか記録しなかったような気温が、北海道や東北地方でも観測される時代です。そのうち、日本の北部にさえ、バナナやマンゴーやパイナップルやパパイヤが、たわわに実ってしまうような新植物事情が見られるようになったりもするのでしょうか? それを喜んでよいのかどうかは別問題ですけど。

Source: Ventnor Botanic Garden

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