インド発:70代の女性が体外受精でふたごの赤ちゃんを出産

インド発:70代の女性が体外受精でふたごの赤ちゃんを出産
Image: ErikaWittlieb/Pixabay

お子さんのためにもぜひ長生きしてほしい。

インドに住むErramatti Mangayammaという女性が、記録上最高齢で出産した母親として、歴史にその名を刻むことになりました。かかりつけの医師によりますと、彼女の年齢は73歳か74歳。体外受精で妊娠した健康な双子が、木曜日に帝王切開で取り上げられたのでした。

ずっと子供が欲しかった

CNNによりますと、Mangayammaさんと長く連れ添っている夫Sitarama Rajaraoさんは、もう何十年も子供を欲しがっていたのですが、妊娠する機会に恵まれなかったのだそうです。

そして彼らは2018年秋、アハリヤーIVFという不妊治療クリニックに連絡を取り、体外受精をするのに充分健康だと判断されたため、そこで一度だけ治療を受けました。体外受精は母親の卵子を凍結して受精させるのにも使えるものの、明らかにMangayammaさんは閉経していました。なので提供者の卵子と、夫の精子を受精することとなったのでした。

彼女の年齢と双子を妊娠したという事実は、自然分娩をかなり危険なものにしてしまいます。なので彼女の担当医は、帝王切開を行なうことにしました。とはいえ、こうした一般的ではない状況でも、出産は順調だったようです。

医師のコメント

帝王切開を行なった医師のひとり、アハリヤーIVFのSanakayala Uma Shankar院長は、CNNに対しこうコメントしています。

手術は上手くいきました...。母親も赤ちゃんも健康で、合併症もありません

ホントは何歳なの?

Mangayammaさんの出産がどの程度歴史的なものなのかは、少々疑問があります。いくつかの報道機関は、彼女の年齢を73歳と報じているものの、ワシントン・ポストが出生証明書を確認したところ、そこには74歳と記載があったと報じています。同じく夫の年齢も、78歳から82歳の間だと報告されているのです。

インドだからこそできた

73でも74でも、Mangayammaさんは僅かな差で最高齢の新しい母親になる、と考えられます。2016年には、Daljinder Kaurさんが72歳で出産したと報告されましたが、彼女の年齢が証明されることはありませんでした。それに報告されている中で、あと2件70歳で出産されたという例があります。

どれも、体外受精を受けられる人に関する規制が、それほど厳しくないインドでの事例となっています。

超高齢出産にはリスクも付き物

Shankar院長は、MangayammaさんのことをCNNにこう話しています。

彼女は子供と歩む人生の次の章を楽しみにしています

人として励みになる報せのようではありますが、時として高齢出産の歴史を辿ると、予想通り悲劇を生むこともあります。

2009年、米国で不妊治療を受けるために年齢を偽った、当時最高齢妊婦として双子の母親になった66歳のマリア・デル・カルメン・ボウサダ・デ・ララさん。彼女はその直後、おそらく治療の結果としてガンと診断され、息子たちの三歳の誕生日を前にして亡くなってしまいました。なお双子の息子たちは親族の元で育てられることとなったのだそうな。

Mangayammaさんは今後3週間、体調をモニタリングされることとなっています。彼女はもう母乳が出る身体ではないため、双子の娘たちは、提供者からの母乳を飲んでいるのだそうです。


子供は無事に生まれても、親が育児をするのは相当な体力勝負です。30~40代でもちょっと子連れでどこかに出掛けるとヘトヘトになるのですが…このご夫婦は大丈夫でしょうか? 他人事ながら心配になってしまいます。

Source: CNN, The Washington Post

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