誰だって安心して電話を使いたい。だからこそ、この機能はグッとくるんです。
Appleは先日、iPhoneユーザーが心待ちにしていたiOS13をついに公開しました。魅力的な機能の中には、月額600円で100タイトル以上が遊べるApple Arcadeや、待ち望んでいた人も多いはずのダークモードが含まれています。
しかし、筆者にとって1番エキサイティングだった機能は、密かにパワーアップした電話だったみたいです。その名も、不明な発信者を消音(Silence Unknown callers)機能。非通知や迷惑電話にお悩みの方にはぴったりの機能です。ですが、 便利なものにリスクはつきもの。使用する際にいくつか気をつけなければならないこともありますのでどうかご注意を。
迷惑電話防止機能ってどういう仕組み?
この機能を試すには、まずiPhoneの設定から電話へ。iOS13にアップデートしていると"不明な発信者を消音"が出てきます。これをオンにすると、不明な番号から電話がかかってきた際、着信音は鳴らずそのまま留守番電話に送られ、着信履歴に表示されるとのこと。さらに、最近発信した相手や連絡先に登録されている番号、そしてメールやメッセージのやりとりの中にいる番号についてはSiriが判断して着信音を鳴らす仕組みだそうです。

非通知からの電話や全く見当がつかない番号からの着信に困ったことがあるユーザーにとっては便利な機能と思われます。
しかし困ったことに、連絡先に保存されていない会社や病院の番号は着信が鳴らず、留守番電話行きになってしまうため電話を取り逃してしまう可能性大です。
筆者は先日この機能をオンにしていたため、大事な電話を実際に取り逃がしてしまったみたいです。
この機能はまだ未完成?
残念なことに、この機能はまだ未完成です。次のアップデートで多少改善されてほしいのですが...。米Gizmodo編集スタッフたちは、送信者不明のメッセージや通知に関しての問題をいくつか見つけたみたいです。
たとえば先日、スタッフはある荷物を注文しました。そろそろ届くはずなのに、配達人から一切連絡が来なかったとのこと。なぜなら、配達人が何回電話をかけても留守番電話に転送されてしまったため、電話がつながらなかったのです。

ほかにも、ある編集スタッフが上司にメッセージを送信した際、パソコンでは通知を受け取りましたがiPhoneには届かなかったとのこと。メッセージを送ってもホーム画面に通知が表示されないこともあったみたいです。その後しばらくメッセージのやり取りをすると、誰からのメッセージかを推測して送り主の名前を表示するようになったとのこと。
Appleはこのあたりの挙動についてコメントを控えているみたいです。
便利な機能なので、これからに期待したい!
繰り返しとはなりますが、迷惑電話に疲れ果てうんざりしている私たちにとってこの機能は優れたものと言えそうです。アメリカの場合、ほとんどの携帯電話会社がなんらかの迷惑電話ブロック機能を提供してるみたいなんですが、そこまで役には立っていないそうです。Appleがこの問題を解決するにはまだ時間がかかりそうです。ですが迷惑電話に悩まされている人々は、iOS13にアップデートしてこの機能を試す価値がありそうですね。
どんどん便利で使いやすくなっていく電話機能、これからもどうぞよろしくね。