なんら機能を持たないAirPodsの形をしたモノ、ASOSから

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  • author Alyse Stanley - Gizmodo US
  • [原文]
  • 岡本玄介
なんら機能を持たないAirPodsの形をしたモノ、ASOSから
Image: Gizmodo US

どこの世界にも、偽物で見栄を張りたい人はいるんですよね。

好きだろうが嫌いだろうが、AirPodsは登場後あっという間にミレニアル世代やZ世代の間で裕福さの象徴的な存在になってしまいました。Appleのワイヤレス・イヤホンは、すぐなくしてしまうことが避けられないほど小さいガジェットです。ですがすぐ新しいものに買い換え、「自分はお金持ってるぞ」と周りに知らせて回られる、見え透いた方法にもなっています。

ギンギラギンにさりげない偽物

この新時代のステータスを身に付け見栄を張りたい人には、今回ご覧いただくファスト・ファッション・ブランドのASOSの偽AirPodsは、ちょっと良い報せかもしれません。たとえ、このアイテムがなんの機能を持ち合わせていなくても…。

その名も「ASOS DESIGN faux headphone ear piece in silver tone」。「faux=偽物」って商品名でバラしちゃってますが、気になるお値段は6英国ポンド(約800円)と最新のAirPodsの1/22程度(定価¥17,800 (税別))で、キラっと輝くシルバーが手に入るのです。ちなみにこのお値段は片側ひとつ分なので、ふたつ買うと倍額の約1,600円になります。ひとつずつ売るあたり、しっかりと紛失を想定している感じがしますね。

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Image: ASOS

何が出来るの?

これらは音楽を演奏しますか? 答えはNO。だったら何でもいいけど何しますか? それもNOです。ASOSは800円でプラスチックの欠片を売ろうとしています。そしてもしあなたがこれを装着していたら、周りの人たちはクールだと思うでしょうか? これには議論の余地がありそうです。

条件反射が起こるのか?

この商品は、何というかパブロフの犬の実験みたいな気がします。鈴の音でヨダレが垂れてくる代わりに、耳の穴からAirPodっぽい物体がブラ下がっている=クール…という図式が成り立ってしまった今だからこそアリなのでしょう。

それに本来は音楽を聞くためのもの、という目的が失われている本末転倒感も漂います。

ASOSは真剣だ

しかし、この機能しないイヤホンを手の込んだジョークだと思う人は、明らかにASOSブランドを知らない人たちなのでしょう。昨年のことですが、このネット小売業者は奇妙なファッション商品で、バイラル旋風を巻き起こしたところでもあるんです。

HUFFPOSTいわく、ASOSは最近玉ねぎを売るときに使うネットみたいなドレスや口元を覆う鎖帷子のような香ばしい商品を発売したことを伝えており、また最近は両足に装着する馬車のベルトみたいなものも発表しているのです。

ワイヤレス・イヤホン絶頂期の今だからこそ

この種の耳からニュッと垂れているイヤホンに関しては、AppleのAirPodsが2016年に登場して以来、市場を支配しています。驚くまでもなく、世界一売れているワイヤレス・イヤホンは我々の文化的意識に明らかに影響を与えています。もうそれだけで、ただのプラスチックの欠片を耳に突っ込むために1,600円を払う人間がいるのか、一部の理解に苦しむ人たちには説明がついてしまうかと思います。

それでも一定以上の世代の人たちは、若人の感覚に付いていけませんけども。

Source: ASOS(1, 2), Apple, HUFFPOST(1, 2), Counterpont

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