片手でも、両手でも。その操作引き継げます。
Galaxy Foldでよく勘違いされてるのが、「開くと閉じている画面が広がるんでしょ?」っていうところ。確かに閉じている状態から開くと画面が大きくなるんですけど、それらは別々の画面です。
Galaxy Foldには外側と内側にそれぞれ別の画面があります。
外側(カバー)に約4.6インチ、パカッと開いて内側には約7.3インチの2種類の有機ELディスプレイがあるので、閉じた状態と開いた状態って、それぞれ違う画面を見ているんです。
では開いた時、閉じた時のアプリ挙動はどうなるの?ってなりますよね、お答えします。
カバーディスプレイで表示していたアプリは、端末を開くとメインディスプレイへと引き継がれます。そして開いた状態のアプリは、端末を閉じてもカバーディスプレイには引き継がれません。こうしてアプリの引き継ぎは一方通行で、カバーはカバーで見るべき情報がある。という概念ですね。
でも、ときには開いた状態から閉じた状態へ、情報を引き継ぎたいっていうシーンもあると思うんですよね。たとえば座っている状態でチェックしていたマップを、閉じた状態でも見続けたい!とかね。
大丈夫、Galaxy Foldちゃんと考えられています。こうしたニーズにも対応可能です。

初期設定では画面を閉じるとアプリも閉じられちゃいますが、「設定」→「ディスプレイ」→「フロント画面のアプリを設定」から、端末を閉じた時にカバー画面で引き継ぐアプリを設定できます。

この設定を済ませておくと、これらのGIFのようにパカパカでアプリを引き継げますよ〜。SNSやカメラ、マップなどはこの設定にしておくと便利かも!
初めてGalaxy Foldを見た時は、開いて大画面が前提なら、カバーディスプレイは思い切って電子ペーパーでもで良かったんじゃ? なんて思ったこともあったけど、こうした連携力を見るとこれが正解!なんでしょうね。
Galaxy Fold、デザイン先行の端末かと思いきや、ソフトウェアもユーザーの使い勝手をちゃんと考えられています。丁寧でいい仕事です。
開いた状態でも電話に出られる? 結果は…
もうひとつ。アプリが引き継げるという状態で気になった点があるんですが、「通話」って端末を開いていても受けられるの?ってところ。こちらは検証してみました。

はいもしもし、こちらリチャード。もしもし、もしもーし! 聞こえるけどちょっと声は遠め。これはひょっとして…。

よく聞こえた!

なるほど、通話用のスピーカーは、閉じた状態の端末上部にあるコレだけなんですね…。
僕のなかでは、パカパカケータイ(みうプレッション参照)って端末を開いて通話を受けるっていうのが常識だったけど、このGalaxy Foldは端末を閉じて通話を受けるスタイル。時代が変わればパカパカも逆になるんですなぁ。