きっといつか、新型となって目覚めることでしょう。
1年前に市場に登場した、Bose(ボーズ)が手がけた3万円という貴族のためのスーパーリッチな耳栓、「Bose noise-masking sleepbuds」。でもこれ、内蔵電池が抱えていた、充電が不充分または予期せず電源が落ちる問題が解決せず、そのまま販売終了を迎えることとなってしまいました。
なんとか直そうとしたけれど…
BoseはSleepbudsを終わらせるまで、ソフトウェアとファームウェアの一連のアップデートを通じてユーザーの不満に対処しようとしていました。しかし、問題が続くと、ボーズはついにSleepbudsの販売中止を決定。ジョン・ロゼリ統括部長より、ウェブサイトにてお知らせの文章が掲載されることとなりました。
私たちが選んだバッテリーは安全に機能していますが、私たちの基準を満たしながら想定したような安定動作はしませんでした。
幸いなことに、現在Sleepbuds所有者が故障したデバイスに悩まされている場合、ボーズは製品保証を守り続け、顧客が製品を返品すれば2019年12月31日まで全額返金を受けられるようにしています。
思うところはあれど、ギズモードの評価は高かった
今回のBoseの動きはちょっと残念。米Gizmodoでは発売時にSleepbudsをレビューし、ホワイトノイズ・スピーカーのようなガジェットでパートナーを邪魔することなく眠りにつきやすい、と評価していたのでなおさらです。
しかしぎこちない操作感、本物のBluetooth接続がないこと、音楽などの音源の代わりとなるホワイトノイズが限られていることなどを考慮すると、3万円という価格を考慮する前にもうSleepbudsの魅力は限られていたように思います。
新型に期待
ボーズがより良い充電システムと、そのたの新機能を搭載した新型Sleepbudsをいつ世に送り出してくれるのか、そこはまったく不明です。ですが「快眠のためにホワイトノイズが出る耳栓」というアイデアは死に絶えてはいません。ボーズはこうも言っています。
私たちは研究に戻ります、なぜなら私たちはヴィジョンを現実にすることに尽力しているからです
今のところは、Sleepbudsに「おやすみ」といってあげたいです。
Source: Bose