Googleの新スマホ「Pixel 4」まとめ:ただでさえ最高のカメラが、さらに倍。#madebygoogle

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  • author Sam Rutherford - Gizmodo US
  • [原文]
  • 福田ミホ
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Googleの新スマホ「Pixel 4」まとめ:ただでさえ最高のカメラが、さらに倍。#madebygoogle
Image: Gizmodo US

シングルでも格別美しかったカメラがデュアルになったって…ごくり。

Pixel 4が最初にチラ見せされてから4カ月以上経ち、ついに実物を見られる日がやって来ました。シリーズ4代目となる今回のPixelは、デザインもさることながら、機能や性能といった面でも、今までとはちょっと違います

これまでのツートンのデザインではなくなり、新色が追加され、Pixel 3 XLの巨大ノッチもなくなりました。背面にはセカンドカメラが搭載され、内部パーツもスペック増強で高速化、さらに待望のジェスチャー認識・Motion Senseも登場しました。

スペックとモデル

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Image: Gizmodo US

まずは基本からいきましょう。従来どおりPixel 4にはふたつのサイズがあり、5.7インチのPixel 4と6.3インチのPixel 4 XLの展開です。どちらも先代よりほんの少し大きなディスプレイになっています。内部にはいずれもQualcommのSnapdragon 855と6GBのRAM、64GBのストレージ(128GBもあり)を積み、防水性能はIP68、充電・データ転送用のUSB-Cポートを備えています。

さらにPixel 4、Pixel 4 XLどちらも、画面のリフレッシュレートが90Hzになる「Smooth Display」なる技術が使われています。通常のスマホのリフレッシュレートは60Hzなので、Pixel 4ではアプリもゲームも、というか何をしてても、よりなめらかで反応が速く感じられること必至です。

スペック面でちょっと心配なのはPixel 4のバッテリー容量がPixel 3の2,915mAhから若干減って、2,800mAhになったことです。Snapdragon 855が省電力になったのでその分カバーできるかもしれませんが、Pixel 3のバッテリーライフはまあまあレベルで太鼓判押せるほどじゃなかったので、ちょっと心配です。

幸いPixel 4 XLはPixel 3 XLの3,430mAhから増量されて3,700mAhになったので、こちらは問題にならなそうです。

Motion Sense

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Image: Gizmodo US

すでに公式にも解説が出ていましたが、Pixel 4のジェスチャー認識・Motion Senseは、Pベゼル上部に埋め込まれた小さなレーダーチップが可能にしています。このチップが近くにある物体を認識・トラッキングできるので、Pixel 4は手の動きによって再生中の曲をスキップしたり、アラームをスヌーズしたり、着信音を止めたりが可能になっています。

スマホにジェスチャー認識を搭載するアイデアには、他社も形にしてきました。今年春にはLG G8も同様の機能を打ち出していたし、もっと前の2013年、Samsung Galaxy S4のAir Gesturesってのもありました。でもGoogleは、他社のようにToF(タイム・オブ・フライト)型センサーとかカメラとかを使うんじゃなく、レーダーを使ってジェスチャー認識を実現しています。この機能はPixel 4の一番ユニークでパワフルな機能になるかもしれません。

編注:日本ではこのMotion Sense、「coming soon」らしいです。

カメラ

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Image: Gizmodo US

Pixel 4は1200万画素のメインカメラに加え、1600万画素の2倍望遠カメラを追加してきました。が、おそらくこのアップグレードの代償として、Pixel 3ではデュアルだった前面カメラがシングルになってしまいました。

2倍望遠カメラはPixel初で、Pixel 3で導入されたSuper Res Zoomと併用してさらなるハイブリッドズームが可能です。でももっとすごいのは、新しい撮影モードと機能です。

全体的にスピードが向上したり、Night Sightに天体写真モードが追加されてさらに美しくなったりする以外に、新たにMotion Mode、Live HDR+といった新たな撮影モードが追加され、セルフィーモードも改善されました。

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Image: Gizmodo US

Motion Modeはスポーツイベントとかダンスのショーといった動く被写体をよりよく捉えるためのモードで、高速なシャッター速度で被写体の動きをフリーズすることができます。

Live HDR+は動画撮影のアップグレードで、より明るくカラフルな映像がリアルタイムに撮れます。ホワイトバランスと露出を簡単に調節できる機能も加わり、好みの写真作りがより簡単になりました。ポートレートモードもアップグレードされ、背面のふたつのカメラが捉えた情報を融合させることでより精緻なディテールが表現できます。

他にもいろんな機能

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Image: Gizmodo US

カメラ以外のところでは、防水性能がIP68、ワイヤレス充電のQi対応、セキュリティチップのTitan Mが搭載されました。3Dドットプロジェクター搭載により、顔認証がより速く、正確になりました。

今回のイベントではPixel 4の音声書き起こし機能のデモもあり、ネット接続がなくても、音声クリップのキーワード検索ができたりしていました。

Pixel 4にはさらに、100GBのクラウドストレージが3カ月無料で付いてきます。

価格と発売日

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Image: Gizmodo US

Pixel 4・Pixel 4 XLはそれぞれ800ドル(約8万7000円)と900ドル(約9万8000円)で、ブラック、ホワイト、「Oh So Orange」の3色展開。米国ではキャリアがこれまでVerizon限定だったんですが、今回は主要キャリアすべてで購入できます。日本での展開はどうなるでしょうか?

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    日本時間10月15日(火)午後23時から行なわれる Googleの新プロダクト発表会「Made By Google」の情報を網羅する特集ページです。 予告されているPixel 4、新ホームデバイスをはじめ、周辺情報を随時更新の速報でお届けします。