GoogleのChrome OSノートPC「Pixelbook Go」レビュー:驚異のバッテリーもち 13.5時間

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GoogleのChrome OSノートPC「Pixelbook Go」レビュー:驚異のバッテリーもち 13.5時間
Image: Alex Cranz/Gizmodo US

(今のとこ)日本での発売予定なし! あはは!

Pixelbookシリーズの安価端末Pixelbook Go。Made by Google発表会でソッコー触った米Gizmodo編集部が、今度はじっくり触ってみました。いつの日かきっと日本にもやってくるという願いと期待を込めて、レビュー見ていきましょう。


Pixelbook Goは、今までで最も安いGoogle作のChromebookです。GoogleのChrome OSフラッグシップ端末といえば1000ドルからが相場。Pixelbook Goの650の650ドルは破格であり、安価端末市場において新しい選択肢が1つ増える嬉しい端末です。ただ、問題はあくまでもGoogle作のChrome OS端末として安いということであって、他企業はすでにこの価格帯の安価Chromebook作ってるけどねってこと。とすれば、タブレット使いできないPixelbook Goは、全Chromebookを比較すれば買いなのか、650ドルは安いのかということが気になるわけで…。結論から先に言わせてもらえば、私的にはバッテリー1点だけで「買い!」と言えてしまう端末なのですが。

Pixelbook Goのバッテリーもちはとにかくスゴい。エグいほどもつ。なっがい。これが最大の強みであり、逆にエグいほど強烈なバッテリーを除外すれば、他社Chromebookと迷ってしまう端末ともいえます。

Pixelbook Goには4モデルあり。第8世代m3プロセッサ搭載、RAM 8GB、容量64GB、1080pタッチディスプレイの650ドル版。これをi5プロセッサと容量128GBにアップグレードした850ドル版。さらにRAMが8GBとなった1000ドル版。そして、i7プロセッサにRAM 16GB、容量256GBに4Kディスプレイ搭載の1400ドル版。多くの人が注目(買うか迷っている)のは、もちろん最安値モデルの650ドル版。ただ、今回レビューした(Googleからレビュー端末としてやってきた)のは850ドル版なので要注意。

Google Pixelbook Go

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Image: Alex Cranz/Gizmodo US

これは何?:Google作の最新Chromebook。
価格:650ドルから(約7万円、レビュー端末は850ドル)。
好きなところ:驚異的なバッテリーもち。めちゃ軽い、高見えする。
好きじゃないところ:価格がビミョー。Chromebookではお馴染みと言える、タブレット端末として使うことはできない。

Windows端末と同価格で高ポータビリティ路線

今年はChromebook豊作の年。かなりの数をレビューしてきました。Chrome OSは素晴らしいオペレーティングシステムで、2-in1端末に最適。素晴らしいのは素晴らしいけど、より高価なWindowsやmacOS端末にはイマヒトツ劣るというのが正直なところ。macOSやWindowsに比べると、できることがちょっと少ないってのが難点でしょう。が、今回Linuxツールが使えるようになったことで、まだ制限はあるものの開発・プログラミング的には今までよりも友好的な端末に。ただ、冷却ファンがついていないので、CPUゴリゴリに使うとオーバーヒートを避けるため動きがスローになるので、そこは留意しておいてください。まぁ、心配するほど、開発者やプログラマーでPixelbook使う人は多くないでしょうけど。

Chromebookが欲しい人は、そもそもWindowsやmacOS端末よりも安い上でそこそこ使える端末を欲しているわけで。となれば、Pixelbook Goで最も気になるのは、強みであるはずの価格。これがなー、ビミョーなとこなんですよね。今回レビューした850ドル版ならば、Windowsラップトップで同ラインのものがあるし、HP Envy 13Lenovo Yoga 700なら750ドルからだし。ただ、こちら2端末ともChromebook Goよりも重くてデカいので、そのバランスをどう捉えるかは各ユーザーしだいですけど。

デザインやディスプレイは良好

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底の波デザインがユニーク。ネジが見えるものの、ユーザーがDIYカスタマイズするのは不可能。
Image: Alex Cranz/Gizmodo US

Googleが今回Pixelbook Goで狙ったのは、Windows端末と同価格帯で、できることは制限があるけど、ポータビリティは高いという路線。2.3ポンド&0.5インチのPIxelbook Goは、ライバル端末よりも軽くて薄い、なのに触ると安定感があります。また、この価格帯では特徴的なデザインの端末がないので、底の波デザインは目立つ。これが購入理由になる人もいるでしょう。1080pディスプレイもシャープで、タッチのレスポンスも良好。スピーカーも安価端末にしては文句なし。特筆したいのはキーボード。どことなくSurface Laptop 3を彷彿とさせます。ターン!の押した感はそこまでなく、指先に優しい感覚。Surface Laptopに似ていますが、Surfaceほどホンワカしていないのが個人的には好き。キーの最後に触感フィードバックでもついているのかと思うほどキーを叩き切った瞬間のあの感じ、なんともいえない感覚です。

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Image: Alex Cranz/Gizmodo US

価格設定は2-in-1なら納得なのに

ここで、強みであるはずの価格がビミョーという話を。理由は、Pixelbook Goが、Windowsのベスト安価ラップトップとベスト安価Chromebookのちょうど間くらいの価格設定だから。Windowsラップトップほどの機能性がなくてもいいから、軽くて小さいやつというのなら、Pixelbook Go以前から選択肢があったわけで。このユーザー層は、レビュー端末である850ドル版よりも断然650ドル版なはず。であればAsus Chromebook Flip C434Samsung Chromebook Plus V2なら600ドル。繰り返しますが、Pixelbook Goはさらに軽くて小さいので、プラス50ドルはこのためと言うならありだけど。ただ、両者が2-in-1端末であるのに対して、Pixelbook Goはラップトップ使いのみ。とすれば、プラス50ドルという価格帯はさらに色あせて見えるわけで。

Pixelbook Goが2-in1端末ではなく、ラップトップだというのがやはりひっかかる。解せません。だって、Chrome OSはラップトップ・タブレットの切り替えをスムーズにするため実にうまくデザインされているOSであり、タッチスクリーン以外でGoogle自身がこの利点を使わないというのがなんかなー。さらにChrome OSで使えるAndroidアプリの中には、マウス&キーボードでは操作不可(=タッチ操作のみ)というのも多いので、2-in-1端末ではないPixelbook GoだとせっかくのChrome OSの恩恵を十分に享受できないわけで…。360度ヒンジさえつけてくれてたらと思えば思うほど、ちょっと残念な気がします。

バッテリーもち13.5時間て

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Image: Alex Cranz/Gizmodo US


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Image: Alex Cranz/Gizmodo US


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Image: Alex Cranz/Gizmodo US


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Image: Alex Cranz/Gizmodo US


ちょっと残念な気持ちになったところで、バッテリーです。360度ヒンジの2-in1、デザイン、機能性と言いつつも、なんだかんだ持ち運び端末においてみんなが1番気にしているのは価格とバッテリー。価格はビミョーであるものの、Pixelbook Goがぶっちぎりで強いのがバッテリー。

米Gizmodoのレビュー用バッテリーテストはいたってシンプル(Chromebook端末のテスト結果はこちらから)。ディスプレイの明るさを200nitsに設定して、電源を必要とする使っていない通知や電波を切って、24時間のYouTube動画をフルスクリーンで流しつづけるだけ。一般的な端末使用方ではないものの、バッテリーもちを比較するにはわかりやすい方法です。

このテストでのPixelbook Goのバッテリーもちは驚異的。Chromeラップトップの平均が9時間6分、Window 10ラップトップは9時間44分なのに対し、PIxelbook Goは13.5時間。圧勝も圧勝ですね。Pixelbook Goに勝てるのは、Qualcommプロセッサ搭載のWindows 10のみ。繰り返しますがレビュー端末はi5プロセッサなので、650ドル版の3mプロセッサならさらにバッテリーもちのびるかもしれません。となれば、軽さ、小ささ、バッテリーでPixelbook Goの右にでるものはなし!

完璧にとても近い端末

Made by Googleのイベントにて、Google VPのPhil Carmack氏、シニア・プロダクトマネージャーのBen Janfosky氏と話をしたところ、PIxelbook Goには完璧なポータブル端末となるすべての要素を詰め込んだと豪語していました。個人的には、完璧とはいえないと思います。Chrome OSは素晴らしいタブレットOSであり、その魅力を享受できないのは残念。ただ、軽さ、薄さ、バッテリーは、今のラップトップ界ではトップクラス。つまり、完璧ではないけれど、完璧にとても近い端末ではあるということ。Chrombook購入を考えている人、すでにChromebookユーザーという人で、ほんのちょっと他社よりも高いというとこに目をつぶれるのであれば、Pixelbook Goは買いな端末です。そして、今後もし価格が下がることがあれば、間違いなく絶対買いな端末になるでしょう。

まとめ

・650ドルはビミョー。もうちょと安ければなぁ。
・360度ヒンジなないのは凡ミスでは?
・驚異のバッテリーもち!
・デザイン&品質良し。
・4モデル4価格あるが、1番安価な650ドル一択で。

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