キティー・ホークが超静音VTOL航空機「ヘヴィサイド」を発表

  • 8,013

  • author 岡本玄介
キティー・ホークが超静音VTOL航空機「ヘヴィサイド」を発表
Image: kitty hawk via designboom

イギリスが生んだ孤高の物理学者の名前にちなみました。

2010年に設立され、電動飛行タクシーを作っているキティー・ホーク・コーポレーション。彼らはちょっと前に、ボーイングによって提携が発表されたこともありました。

そしてこのたび、彼らは新型のハイパフォーマンス垂直離着陸機(VTOL)「プロジェクト・ヘヴィサイド」の開発を明らかにしました。これは従来の飛行機より速く、小さく、そして静かなマシンとなっています。

Video: Kitty Hawk/YouTube

とにかく静かで速い

一般的なヘリコプターが地上457mで騒音レベルは60dBA(デシベルエー)ですが、「ヘヴィサイド」は38dBA。まったく半分の数値ではないものの、動画ではほとんど何も聞こえないレベルでしたね。ですが公式サイトでは、ヘリコプターの100倍静かだ、と書いています。

またその速度は平均速度は192 km/hで、サンノゼからサンフランシスコまで92kmの距離を、たった15分で飛ぶことが出来る、とあります。自動車だったら1時間20分程度の時間がかかるので、速さのほどがうかがえますよね。

名前の由来

designboomによりますと、「プロジェクト・ヘヴィサイド」はキティー・ホークによる3機目のVTOLになるそうです。そして名前の由来は、イギリスの電気技師にして物理学者オリヴァー・ヘヴィサイド。これはイーロン・マスクが自社をニコラ・テスラから命名したように、キティー・ホークのCEOも偉人からその名を冠したのでしょうね。

設立者は凄い人

キティー・ホークの設立者は、Googleの研究機関Google Xを裏で支える数名のひとり、セバスチアン・スラン氏。彼は国防高等研究計画局DARPAで行なわれたさまざまなチャレンジでロボットを作ったり、Googleの自動運転車プロジェクトの先頭に立ったりと、これまで刺激的な新技術を開発してきた人物です。

そんな人が作るVTOL機は、滑走路やヘリポートを必要とせず、軽い分だけエネルギー効率が高いのです。

着実に進化している

1機目の「フライヤー」、2機目の「コーラ」、そして3機目が今回の「ヘヴィサイド」と、着実にステップアップしる感があるキティー・ホーク。どうやら自律運転もするらしいですし、身近なVTOL機を目指して日々開発に勤しんでいるようです。我々が気軽に乗れる日はいつ来るのでしょうか?

Source: YouTube via designboom, HEAVISIDE, ウィキペディア

あわせて読みたい

powered by