これが火星の地震「マーズクェイク」の音です

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  • author Ryan F. Mandelbaum - Gizmodo US
  • [原文]
  • 岡本玄介
これが火星の地震「マーズクェイク」の音です
Image: NASA

ボボボボボボボボボ…って感じ?

NASAが、火星の地震「マーズクェイク」のデータを音に変換し、誰もが聞けるようにしてくれました。

去年の11月26日に火星に到着した探査機「InSight(インサイト)」は、その翌月に高感度な内部地震計「SEIS(Seismic Experiment for Interior Structure)」を火星の地表に配備することに成功。それから今年の4月に初めて、マーズクェイクであろう奇妙なものを記録して以来、100の振動信号のうち少なくとも21の地震を数えています。

そのうちの、ふたつがコチラになります。

振動データを処理した音

これらの地震は火星日の173日と235日目に記録され、それぞれマグニチュード3.73.3に相当しています。我々は振動を直接聞いているのではなく、測定値は可聴周波数以下の振動だったとのこと。

ですがプレスリリースによりますと、その代わりに振動データが処理されて高速化されたことで、音として聞こえるようになっているのだそうです。

最初は原因不明だった

また別の発表では、初期の振動信号は、その原因について曖昧で、何が引き起こしているのはわからなかった、とも記されています。

ですが最近の地震は、科学者が惑星から聞こえると予想していた種類の地震に近く、周波数も低いものとなっています。そして科学者たちは、風や探査機の動きなど、他の振動源からこれらの地震の振動だけを抽出するテクニックを学びました。

NASAはインサイトに、火星内部を調査するために特別に設計した機器を搭載しています。火星には地球のように複数のプレートがあるわけではありませんが、火星で起こるさまざまな事象が内部の振動を引き起こす可能性があります。それらは隕石、火星を回る月からの引力、火山活動、さらには潜在的な断層によるものかもしれません。そして、これらの地震を研究することで、科学者たちは火星の内部がどうなっているのかをより良く理解できるようになるかもしれません、たとえば、中心部が固体なのか液体なのか、その大きさはどのくらいなのかといったことです。

科学者たちが実際にマーズクェイクを観測するようになった今、私たちは驚くほど活発な火星の内部について、そのほかどんな事柄が学べるのか、楽しみでなりませんね。

Source: SOUNDCLOUD (1, 2), NASA (1, 2)

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