ギラリとにらみをきかせてる。
クルマのデザインを語るとき、よく話題になるのがヘッドライトです。よく人や動物の眼にたとえられ、フロントグリルとあわせてクルマの「顔」をカタチ造ってます。
東京モーターショーでイタリアの自動車部品メーカー・マレリ(MARELLI)ブースに展示されていたのは、まさにクルマの「眼」となるパーツでした。ぱっと見は普通のヘッドライト+ウィンカーなんですけど。

左からレーダー、赤外線カメラ、LIDERセンサーを正面用と側面用に2つ。

さらにサイドにはLiFi(光を使った通信)用カメラ、さらに横向きのカメラと、センサー類をフル装備。

とどめにランプ下のフォグランプにもレーダーがまとめられていました。似たようなシステムをテールランプ側にも搭載すれば、360°センサーフル装備のクルマが完成するわけ。
安全運転装置や自動運転を実現するため、いまのクルマにはたくさんのセンサーが搭載されています。クルマをよく見てみると、パンバーに穴を開けたり、エンブレムに透明なカバーをかぶせていたり、いろんな方法でセンサーを隠しているんですね。
でもMARELLIのセンサー複合ヘッドライトなら、センサーの配線をヘッドライトとまとめられるし、デザインの面でもスッキリしてスマート。もともとヘッドライトの周辺にはデッドスペースが多かったので、このようなシステムが作りやすかったのだとか。
いやー、来年あたりのクルマはみんなこれになってそう。
Source: マレリ