Microsoftの折りたたみノートPC「Surface Neo」なにこれ、よさそう #MicrosoftEvent

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Microsoftの折りたたみノートPC「Surface Neo」なにこれ、よさそう #MicrosoftEvent
Image: Alex Cranz/Gizmodo US

うわっほっしーい。これ。

パタッと折りたたんだらミニラップトップ。おっしゃれでスマート。こんなのクリスマスにプレゼントされたら、もう一生の思い出になっちゃうかも。ひっそりとここで家族にアピールしておきます。飛行機の中や電車での作業ははかどるだろうなー。重くないし。肩こらなくなるよ。

というわけで、興奮の未来製品を先見せしちゃうMicrosoft、これも焦らし戦略なのかと。米Gizmodoの翻訳をお読みください。


噂がついに現実に

噂はあった、あったのですよ。それがついに現実に。MicrosoftがついにデュアルスクリーンのSurface製品を発表しました。その名もSurface Neo。Microsoftのデバイスグループの最高製品責任者のパノス・パネイがSurfaceイベントでお披露目しました。さまざまな製品と同時に、Windowsの最新バージョンWindows 10 Xも登場。これがNeoに搭載される予定とか。

残念ながら、Neoは今年の秋には米国でも発売にはなりません。パネイが披露したのは非常に洗練された端末ではありましたが、製品として発売されるのは2020年の終わりごろとのこと。あと一年後のお楽しみです。

Microsoftはこれと、小さなバージョンのデュアルディスプレイ端末に2種類に注力しています。これは「Courier」がその前身になると思われます。米ギズモードでも2009年にその存在を報道しています。それから「Andromeda」。ポケットに入るような携帯みたいな端末で、いつ発売になるか秒読みなんてとこまで行きましたよね。ZDNetがひっそりと2018年にその開発が終わりを告げたことを報告しています。DuoはこのAndoromedaが前身になるのではないかと。

ルーツはいろいろ

NeoはCentaurusをルーツとするのかもしれません。このことはWindows Centralが2018年12月に開発について報告しています。Andromedaはどちらかというとスマホに近く、Galaxy Foldを彷彿とさせます。Centaurusはこれよりも大きめです。とするとSurface Neoの原型かも?

パネイは残念ながらイベントではあまり詳細を明らかにしていませんが、わかっているのは、薄さがわず5.6mmで、史上最薄のLCDということです。重量もわずか658g。第11世代のIntel Lakefieldプロセッサはパネイによれば、Neo専用に開発されたものだとか。

またSurface Penもはぴったりと背面にくっついてくれるので失くしませんし、オプションのキーボードはキーボードの一面に乗っかる形となります。すると「ワンダーバー」が現れるというわけ。絵文字が踊るTouch Barという感じで、その他のクイックレスポントも選択できます。 キーボードを押し上げるとトラックパッドが現れ、NeoをミニWindowsラップトップとして使用することができます。

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Image: Microsoft via Gizmodo US

未来をのぞき見

ARMが搭載されたMicrosoft Surface Pro Xや、オリジナルのSurface Proのように、新しいNeoはちょっと未来のガジェットをチラ見させているだけのような感じですので、詳細がないのも無理はないかもしれません。

Microsoftがうまいのは、それぞれのカテゴリで理想的な端末を作ること。Surface Proがその良い例です。Windowsのタブレット系コンピュータは、Surface Proが出現する前からありました。しかし、Surface Proはそのカテゴリをどう極めるかというやり方を他のメーカーに示したと言ってもいいでしょう。Neoもその流れをくんでいます。これこそ、Microsoftが目指しているWindowsが走るデュアルディスプレイ端末の理想の形なのです。

パネイは、これが唯一のWindowsデュアルディスプレイではないと明言しています。それもそのはず、Microsoft は、すでに2018のComputexでデュアルディスプレイに対する情熱を見せています。それからはどうも煮え切らない感じではありましたが。AsusとHPはいずれも小さなサブモニタがついたラップトップをリリースしています。 LenovoはYoga Bookの第一、第二世代で、これをやってのけています。Yoga Bookにはe-inkと呼ばれる電子ペーバーディスプレイを片面につけて、本を閉じるように折りたたむことができます。

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キーボードとトラックパッドがついたNeo。
Image: Microsoft via Gizmodo US

LenovoはNeoに似た端末のプロトタイプを披露してもいます。5月、米Gizmodoは4K OLEDディスプレイで折りたたみできる大きなタブレットを確認しています。ディスプレイにしわがよる、Galaxy Foldのように隙間が空くなど、 デュアルディスプレイには問題もあります。これらの問題はLenovoでは見られませんでしたが、ベゼルが巨大で、Windows 10はデュアルディスプレイにはまだ未対応な感がありました。

デュアルディスプレイは問題山積み

同じく5月、Dellもデュアルディスプレイの開発に着手していることも米Gizmodo編集部では把握していました。 Lenovoは端末の進化をアピールしている一方で、Dellは沈黙を守ってきました。2019年7月までDellの消費者向けコンピュータ部門を取り仕切っていたフランク・アゾールがAMDに移ったとき、デュアルディスプレイについては率直に「なぜ折りたたみ製品の発表をしないか、なぜ製品を披露しないのか、それはまだその段階にないからです」と言っていました。

競合他社は市場への展開を焦っているとしながら、Dellがそうしないのは、ひとえにまだ時期が満を辞していないからに他ならないのです。アゾールにとっては、デュアルディスプレイは問題山積みの端末にすぎなかったのです。

デュアルディスプレイ端末はバッテリーを食います。電気を供給しなくてはならないディスプレイが倍になるのですから。また薄さもまた重要な要素となるため、大きなバッテリーを搭載できないという難点があります。また、熱とバッテリー問題のバランスをとるプロセッサも必要です。それと同時に、あまり性能を犠牲にせずに、ふたつのディスプレイに電気を供給する。


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Image: Alex Cranz/Gizmodo US

使用感を追求

また、使用感についても、Lenovoのプロトタイプは苦しんでいました。「触り方やインタラクションの方法など、使用体験もよいものでなくてはならないのです」とアゾール。「 これをすべてこなすのは大変なことであり、ソフトウェアの要求も高くなります。人の体験は重要で、いろんな人に触ってもらって、どう思うか考えてもらって、どこが好きか、どこが嫌か、聞き回りました」

アゾールとDellは、さまざまなテストを行なっています。AMDに移ったあとも、Dellはわたしらを含む報道関係者を招待してデュアルディスプレイのプロトコルを披露しています。プロトタイプは単なるモックアップだったときもあれば、すでに出回っている製品に似ているものもありました。Microsoft Neoに近いものもあったのです。

そのとき、Dellはアゾールが強調したような問題は依然として解決していないとしていました。ですが、今日のMicrosoftイベントでは、パネイはこれらの問題の多くは、近い将来に解決されるだろうと、示唆しているようにも見えました。

パネイは、Microsoftには問題を解決するだけのパワーがあると言わんばかりでした。そもそもMicrosoftはOSも開発していますし。 その気になれば、充電を抑えてプロセッサも控えめで、もっとフレキシブルで、モジュラー版のWindows 10だって作れちゃうわけなんです。 それでデュアルディスプレイに必要な使用感をよくすることができるのです。

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Image: Alex Cranz/Gizmodo US

OSの開発はHoloLensにインスパイア

Windows 10 Xは、Windows 10が枝分かれしたようなもので、Neoのような端末のために作られています。アプリケーションが走るコンテナのようなものです。サイロ化されたコンテナでアプリが相互に干渉しないように、または充電の負担がかかりすぎないようにしなくてはならないのです。Windows 10 Xは、HoloLensのWindows 10バージョンにインスパイアされていると言っていいでしょう。HoloLensもまた、バッテリーやプロセッサの問題が山積みだから、HoloLensの経験を参考にするというのは、理にかなっていると言えます。

Windows 10 Xのユーザーインターフェースはあまり試せませんでしたが、これもまた端末をどう使用するかで変わってくるでしょう。いずれにしてもシームレスなものでなくてはならないのは言うまでもありません。イベントのデモでは、Microsoftがデュアルディスプレイの使用感における問題を克服していることを証明してもいます。

いずれにせよ、まだ実際に端末を試したわけではありません。Neoの販売まで約一年ありますから、これから触る機会が出てくることを期待しています。

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