小雨でスラッシュメタルを流したら大変なことになりそう。
大雨の中を運転しているとき、私はいつも会話中心のラジオ局にチャンネルを合わせるか、もしくはラジオも音楽も消して無音にしてしまいます。なぜならフロントガラスのワイパーのリズムが音楽と合わないと、脳ミソが不愉快になってしまうんですよね。
これに関しては、おそらくほかにも仲間がいたようです。私が史上最大の発明家だと信じて止まないイアン・チャーマスさんは、自分の車のワイパーをハックして車内の音楽とシンクロさせることに成功したのです。
自分の車をガチ改造
簡単に聞こえるかもしれませんが、実際はそうではありませんでした。以下の動画では15分に要約されていますが、ワイパーをアップグレードするために使われたエンジニアリング、プログラミング、車両のハッキングといった技術は相当な知識と経験がないとできなさそうです。
言うまでもなく、こうした魔改造に手を出したら、すべてのリスクを追うことになります。メーカー保証は失ってしまいますが、それでも良ければご自由に。
雨の運転が楽しくなる(非実用的だけど)
残念ながら、実用的なハックとは言えません。ワイパーブレードの速度を変えるダイヤルは、雨の量に対応させるためにあります。小雨のときに激しくバタバタ動いて欲しくありませんし、暴風雨の中で悠長な間隔で動かれても困ります。
車の中で再生されている音楽に同期すると、ワイパーの動きはプレイリストの影響を受けるわけですが、悪天候時にはまず適さないかと思われます。
知的財産権が競売で売れる
チャーマスさんはワイパーを音楽とシンクロさせるシステムの知的財産権をeBayで競売にかけ、先日358ドルで落札されています。落札者は不明ですが、仮特許出願の所有権が譲渡されるので、クルマ関連のメーカーが買ったのであれば改造キットが商品化されるかもしれませんね。
なお、収益金は若者を支援する非営利の教育機関に寄付されることになっていまさす。いろいろと素晴らしい!
Source: YouTube via Dancing Wipers, bOinGbOinG