ファーウェイ排除の波で、まさかのノキア復活? 米政府が後押しも…

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  • author 湯木進悟
ファーウェイ排除の波で、まさかのノキア復活? 米政府が後押しも…
Image: Hadrian/Shutterstock.com

再び栄光の座は…遠い?

Nokia(ノキア)およびEricsson(エリクソン)といえば、北欧の雄として、通信機器業界を牛耳っていた時代もありました。でも、いまや、次々に台頭した新ブランドの陰に押され、すっかり鳴りを潜めてしまった感がありますよね。ところが、一連の米政府によるHuawei(ファーウェイ)排除方針によって、ここで波に乗り復活だなんてシナリオがあったりするのかもしれませんよ!

このほど英フィナンシャル・タイムズ(FT)は、匿名の関係者からの情報として、米政府が新たにNokiaおよびEricssonへと信用供与を進め、5G機器の選定で、Huaweiよりも優位に立てるように支援していく方針が検討されていることを伝えました。中国政府から、豊富な資金供給を受けて、低価格でシェアを広めてきたHuaweiに対抗できるよう、ライバルとなり得る企業を資金面でバックアップしつつ、Huaweiに代わる5G製品の普及を目指す狙いがあるんだとか。

もしいま行動を起こさなければ、ほどなくHuaweiが、5Gネットワークの整備で取りえる唯一の選択肢となってしまうだろう。

こんな、とある米政府関係者の言葉まで紹介されています。すでにHuaweiへの対抗策をめぐっては、米国内でOracleCiscoなどの企業にもアプローチし、なんとかHuawei対抗の5G通信機器を国産で整備していけないものか? そんな打診さえなされてきたようですが、これから製品開発に臨んでも、時間の面で追いつかないとの意見が大勢を占めたそうです。そこで、現時点でもライバル製品を打ち出せるNokiaやEricssonの手を借り、なんとしてでもHuawei包囲網を築いていきたい考えのようですね。

5Gネットワークの整備には、セキュリティ面で不安があるHuaweiの製品を採用しないように~。そう世界各国へ呼びかけてきた米政府ではありますけど、同調してくれる国は、思うほど増えていません。その一因としては、ほかにコストパフォーマンスに優れた他社製品が見当たらないという悩みもあるようで、この流れに乗れれば、NokiaやEricssonから次々と魅力的な5G製品が登場し、米国から世界へ普及なんてシナリオも描けないことはない? とはいえ、現実はそんなに簡単なものではないかもしれず、ここは真に技術力開発体制が問われる展開となっていきそうですよね?

Source: FT

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