ニューヨークではすでに4社の5G回線が絶賛競争中だよ

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  • author Sam Rutherford - Gizmodo US
  • [原文]
  • Kaori Myatt
ニューヨークではすでに4社の5G回線が絶賛競争中だよ
Image: Sam Rutherford (Gizmodo US)

キター5G!

まだまだ先のお話だと思っていたら。もう各社で競争までしていたとは。ぐずぐずしてたらiPhoneを買い逃してしまい、タイミングを逃したんだったらいっそのこと来年5Gが搭載されるまで待つか、と思っていたところですのでタイムリーな記事。さて、5Gはもうすぐ全国で使えるようになるのでしょうか。米GizmodoのSam Rutherfordの記事の翻訳をお送りします。


すでに数社がしのぎを削る

5Gの開発はまだまだ初期段階って思っているあなた。 Verizonが先頭を切る形で、まずニューヨークシティを皮切りに5Gネットワーク競争の幕が切って落とされましたよ(アイダホ州ボイシとフロリダ州パナマシティでも同様のサービスを展開)。5Gの覇者をめぐる争いはついに本舞台へといったところでしょうか。

2019年4月、Verizonは5Gネットワークを展開した初の通信事業者となりました。その後デトロイト、アトランタ、フェニックスを含む10都市にも5Gのネットワークを広げています。 でもライバル社だって黙っちゃいません。いつ5Gサービスを提供してやろうかと虎視眈々と狙っていますから。その証拠にT-MobileSprintはすでにこの夏5Gサービスが開始されています。

ニューヨークシティはメジャーな5Gネットワークがしのぎを削るアトランタに次いで、全米で二番目に大きな5Gの激戦地となっています。ただし、一般の消費者が使えるのはその中の3つだけ。(AT&T は5Gネットワークをニューヨークシティを含む全米21都市に展開しています。 でもAT&Tは5Gサービスを企業に限定しています)

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Image: Sam Rutherford (Gizmodo US)

ダウンロードスピードは1000 Mbps超え

というわけで、さっそくVerizonの5Gネットワークを試してみました。ここ半年のうちに、ここまでテクノロジーが進歩するとは、驚きです。初めてシカゴでVerizonの5Gサービスを試したとき、ネットワークスピードは500〜600 Mbpsくらいでした。

しかし、今週マンハッタンのあちこちでテストしたところ、1000 Mbps超えを確認できました。最高速度は1377 Mbpsを記録しています。これがどんなに速いかというと、Netflixのドラマシリーズのワンシーズン分を1分以下でダウンロードできる感じといったら、スゲーと言ってもらえるでしょうか。長距離便に乗る直前になって、慌ててダウンロードし始めても、全シリーズダウンロードして空の旅をしながら見逃したシーズン全部見れる時代になったんですね。

これだけのスピードがあれば本当にナイスです。だけど、そんなスピードがどうしても必要な状況はそんなにないわけで、普通の人が普通に生活しているんだったら、せいぜい100〜200 Mbpsもあれば、快適なデジタルライフが送れる時代なんですよね。ですが、現在全米の通信業者が進めている5Gネットワークの展開状況を鑑みると、5Gの展開は3Gから4Gへの移行時よりももっと速いペースで完了するんじゃないかとも感じます。少なくとも人口密度が大きい場所ではね。

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Image: Sam Rutherford (Gizmodo US)

電波は切れ切れ、壁やガラスに弱い

同時に、Verizonのミリ波5Gに発生している問題は解決されたわけではありません。ミッドタウン、ハーレム、ヘルズ・キッチン、ブルックリンダウンタウン、フィナンシャル・ディストリクトや、ブロンクスですら、いたるところで5Gをキャッチできるスポットがあるにはあります。ですが基地局から数ブロックという距離単位でしか5G信号が届かないため、電波の届く場所は切れ切れになってしまうのです。さらに、Verizonは新規に基地局が設置される場所やアトラクションなどの総合的なリストを提供していますが、現在のところ、Verizonでもどの地域に5Gがあるのかをあまり把握できていないようです。

Verizonは現在、マディソン・スクエアやブライアント・パークなど、大きな公園や観光地に5Gを導入しようとしています。 ということは、5Gは普通の場所ではあんまり使えないということです。さらに、Verizon 5Gはネットワークから端末へ向かうダウンストリーム方向にのみ使用でき、アップストリームには遅い4Gを使わなくてなりません。壁やガラス窓すら通過することができないというのが、ミリ波の泣きどころです。

以前にも言及していますが、今のところ、5Gはまだまだ個人には使いにくいテクノロジーであると言えるかもしれません。ただし、現在の開発のペースを見ると、未来はすぐそこにあるのかな、と期待できそうなスピード感ではあります。

空飛ぶ車が行き交うスマートハイウェイや、VRのストリーミングが実現される前に、それを可能とするネットワークを構築する必要があります。まだまだ5G携帯を購入するのは時期尚早かもしれませんが、時代は5Gへ大急ぎで向かっているとは言えると思います。

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