レコードファンの夢! 好きな音源をレコード盤に刻める「PHONOCUT」

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  • author 岡本玄介
レコードファンの夢! 好きな音源をレコード盤に刻める「PHONOCUT」
Image: The Awesomer

ツルツルのレコード盤って見たことあります?

音源記録媒体がカセットテープ、MD、CD、mp3へと移り変わっても、音質の深みや温かみから根強くファンが愛してきたレコード盤。何でもコンパクトなものが好まれる時代とあって、レコード・プレイヤーの大きさからも、どんどん家庭から消えていってしまった懐かしのメディアでもあります。

ですがデジタル時代になったおかげで、昔より宅録がずっと簡単になった昨今、Bluetooth 5.0搭載のカセットプレイヤーや、mp3をカセットプレイヤー音質で再生できるウェブアプリが登場するなど、最近はアナログ回帰の流れも出て来ました。

「だったらレコード盤も」ともう一歩先に行きたいところですが…これに限っては、業者じゃないと、素人ではプレスが出来ないという大きな壁が立ちはだかっています。

そこでKICKSTARTERに現れたのが、デスクトップで宅録ならぬ“卓録”が出来るデバイス「PHONOCUT」。自宅で好きな音源をレコード盤の溝に刻めるという、1889年のレコード発明以来の人類の夢が叶うことになるのです!

Video: SUPERSENSE/YouTube

簡単なだけにどんどん楽しくなっちゃうかも?

使い方は超簡単。プラッターに空のレコード盤を置き、選んだ音源入力デバイスに接続。そしたらスタートボタンを押すだけの3ステップ

そんなに簡単だと、何でも録音したくなっちゃいそうですよね。それにレコードを聴くというのは贅沢な時間でもあり、そのために編集・音響機器をそろえるなどしていると、だんだんににハマる可能性も…?

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Image: KICKSTARTER

キャンペーン開始から大人気

執筆時は締切まで27日を残し、約2,390万円の目標金額をうわ回る4,000万円ほどの出資金が集まっていました。ゴールを高い額に設定しているにも関わらず、キャンペーン開始直後からこんなに集まるだなんて、かなり期待されていることがわかります。

超早期便なら、定価から10,000ユーロ割り引きの999ユーロ(約12万円)というプランがあったのですが…すでに売り切れており、執筆時の最安値は500ユーロ割り引きの1,499ユーロ(約18万円)となっていました。10万超えなのにこの人気、ますますどれほど望まれているのかが見て取れます。

10インチ盤が5枚付属

「PHONOCUT」には、最初に5枚のブランク・レコード盤が付属されているとのこと。しかしながら、さすがに10インチ盤なので録音時間は音の密度により10~15分に限られてしまいます。もしこのプロジェクトが大成功を収めたら、もっと長時間の卓録が出来るプロ版とかも登場するかもしれませんね。

録音すべきでない曲もある

ひとつアドバイスですが、アメリカを代表する現代音楽の作曲家、ジョン・ケージ『4分33秒』だけは録音するのを控えたほうが宜しいかと思います。せっかくのレコード盤をムダにせぬよう、ご注意あれ。

Source: PHOTOCUT via YouTube, KICKSTARTER via The Awesomer

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