そういうことなのね!Pixel4に感じていた「違和感」が解明できた

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  • author 小暮ひさのり
そういうことなのね!Pixel4に感じていた「違和感」が解明できた
Photo: 小暮ひさのり

発表からずーっと気になっていた。

僕、GoogleデザインというとMade by Googleの発表から気になってたことがあるんです。ズバリ、「Pixel 4」なんでこの配色なの?ってところ。今日、この疑問の答えが見つかったような気がします。

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Photo: 小暮ひさのり

本日10月17日、Googleの日本本社にてGoogleの製品デザインに関する説明会が開かれました。会場では、先日のMade by Googleでも登場した、Googleのハードウェア製品デザイン担当 バイスプレジデントのIvy Ross(アイヴィ・ロス)氏が登壇。

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Photo: 小暮ひさのり
イベント直後の移動お疲れ様でした!

Googleのデザインの原則や、デザインチームの活動、Googleの理念をどうやって製品に落とし込んでいくか? といった話をはじめ、デザインからできる環境面へのアプローチなどが語られました。特に印象に深く残ったのは「what is it like to hold Google in your hands?=Googleを手に持ったらどう感じるだろう?」という言葉。

この課題に向かった答えが、まさに先日発表された製品たちなわけですが、僕がもっとも強くそれを感じたのは、やはり手に持つものの代名詞でもある、スマートフォン「Pixel 4」でした。

最近のハイエンドスマホって、ギラギラの光の照りかえるデザインや、金属質なデザインが流行っている中、Pixelのデザインはこれまでどおりシンプル路線。でも、この姿を見るとPixelだな。ってわかる個性があるんですよね。

その「個性」というところが曲者でして、僕としてはPixel 4のデザインになぜだかわからない、違和感じみたものも感じていたんです。

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Image: Google ストア

そのさいたるものが、カラーリング。

上の画像を見てもらえばよく分かると思いますが、背面のカラー、側面のカラー、そしてボタンのカラーがそれぞれ違います。この配色どう? 具体的にはボタンのカラーどう?

今回は最初見た時には、どうしても本体側面のカラー(黒)とボタンのカラーとの差に妙な違和感を感じてしまったんですよね。真っ黒かと思ったら、ワンポイントにグレーのボタンが自己主張する「黒・黒、グレー」。オレンジに黒でも、ボタンは濃さの違う薄オレンジな「オレンジ・黒、薄オレンジ」。白と黒のシックなカラーの中、まるで悪目立ちするかのように鮮やかに「白・黒、オレンジ」…。うーん。

シンプル路線で行くなら…ですよ、ボタンのカラーも同じにしたほうが統一感も出るよね。って思っちゃったんです。

しかしあえてこういう配色をするってことは、カラー名(Oh So Orangeなど「訳:おぉとてもオレンジ」)がそうであるように、ここにわざわざ違和感を感じるギミックを仕込んでいるような気がしてなりません。もしそうだとしたら、そこになぜ? どんな理由が? と、疑問がぐるぐるエンドレス。

そうしているうちに、なんだかこのPixel 4のことをもっと深く知りたくなってきて、とても気になる存在に思えてくるのです。まいった、これ「好き」って感覚にすごく似てる。

Googleのデザイン原則から、Pixelに感じた違和感のヒントが見つかった

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Photo: 小暮ひさのり

本日の説明会では、この答え。僕のもやもやした違和感の正体が見つかったんです。

Googleの理念をデザインに落とし込んだ時に必要なものは? という問題に対しての答えが、human=人間味があり感触としてしっくりくるものであり、optimistic=楽観的でサプライズ要素があり、これまでにないdaring=大胆なものであるとのこと。

なるほど。…なるほどね!

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Photo: 小暮ひさのり

つまり、僕が違和感に感じたのは気のせいではなくて、大胆さや違和感(サプライズ)を感じるように意図的に狙って入れ込まれたものだというわけです。

Pixel 4は、折りたたみでもなければ際立った大画面でもありません、ボディのデザインはボールドデザインのシンプル路線。でも、個性がないか? と言われたらそうは感じない理由のひとつが、きっとこのボタンなんです。

Googleの理念が具現化した、わずか1cmほどのボタンの色のおかげで、僕らはPixel 4が個性的で、意識に残るものに思えてくるわけですね。そして、僕はこのワンポイントに違和感じみた感触を受けることで、この端末が妙に気になっちゃったわけです。

僕にこの違和感と感情を抱かせたこれがデザインの力だとするならば、デザインって本当にすごい…!

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Photo: 小暮ひさのり
Clearly White=明らかに白い。Just Black=ただ黒い。

あ、そういえばもうひとつ違和感があるんですが、本体の質感は「Clearly White」と「Oh So Orange」がマット仕上げなのに、「Just Black」だけツルテカのバックパネルなのはなぜ?

これも違和感を感じるんだけど、これも楽観的でサプライズ要素…なのかな? ひょっとして、おい、これだけツルテカだぞ! って思うこと自体がGoogleのデザインマジックなのか!?

うーん、デザインって深いわ…(編集部:いまGoogleにツルテカの理由を問い合わせています!)。

違和感じゃないけど、Nest Miniに穴が空いた理由がユニーク!

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Photo: 小暮ひさのり

「違和感」というこの記事のテーマとは違いますが質疑応答にて、

「Google Nest Mini」の前身である「Google Home Mini」の背面には、なぜ壁掛け用の穴が無かったのか?

という質問があり、その答えが面白かったので最後に紹介しておきます。

Ivy Ross氏「まさか壁にかけるとは思わなかった」

とのこと。各国で生活の中でどのように置いていたのか?をリサーチしてたら、独自の方法で壁掛けしている人が意外と多かった。ってことみたい。なるほど、僕らのクリエイティブ心は、ときにGoogleのデザインに影響を与えることもあるってことですね。

初期にHome Miniを壁掛けしていた人は誇りましょう。さて次はこいつ(Nest Mini)をどう料理するか? 2019年の宿題です。

Source: Google

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