人類、どんどんカメラ練度上がっていく。
たっぷりと時間を取ったPixel 4のカメラ紹介では、HDR撮影にも重点が置かれていました。コンピューテーショナルフォトグラフィー、パワー全開です。

9枚の写真をバースト撮影して合成することで、明暗差の激しい環境でも破綻の無い写真が撮れるHDR+。と、HDR撮影後のプレビューをリアルタイムに表示するLive HDR+です。Live HDR+なら、本来は白飛びで表示される窓の外の景色が、破綻の無い状態で表示されるわけですね。HDRは演算後に得られる出力ですからプレビューできないはずですが、それをやっちゃうのがコンピューテーショナルフォトグラフィーのすごさ。

もうひとつの新機能は、デュアル露出調整(Dual Exposure Controls)。要はシャドウとハイライトのコントロールなんですが、それぞれ個別のスライダーでUI上に表示されています。シャドウを上げてハイライトを下げれば簡単にシルエット気味の画を作れたりと、かなり一眼レフ的なムーブが可能に。写真知識が無い人でも、スライダーを動かして好みの露出を作れるのは良いですね。

Pixelの威力を夜or世に知らしめた夜景モードNight Sightも強化され、全撮影モードで使えるようになりました(やったぜ!)。より自然な色になって、星空や天の川も撮れちゃう。ポートレートモードはよりボケが美しく、ホワイトバランス調整もより人の目が見た色味になりました。
あ、あと米Gizmodoによると、夜の町並みと満月の同時撮影はできないとのこと。街明かりを含む星景写真は露出の問題か、上手くいかないみたいですね。ここはまだ一眼レフの世界かな。
カメラ性能については、着実に使い勝手の良い部分が強化されたなという印象です。もうスマホで撮れない闇は、Nightー。
Source: YouTube