スマホやタブレットもいいんだけど。
スマートフォンなんて言葉がまだ生まれる前、1990年代前半から「PDA」というジャンルのガジェットが一斉を風靡しました。ニュートン、Palm、ザウルス、カシオペア、CLIE……。そんな商品名に心躍るという人も多いのではないでしょうか。
PDAよりさらに前、1980年代後半から1990年代にかけては「電子手帳」というガジェットがありました。スタイラスペンを使い液晶画面をなぞって文字などを書き込める、アナログとデジタルが融合した画期的なデバイスでした。先進的なビジネスマンがこぞって使っていましたね。
当時の電子手帳は通信機能を持っていなかったため、パソコンなどと連携することができませんでした。ほんとうに、紙をデジタルにしたというだけの感じでしたが、憧れでした。
そんな電子手帳の佇まいを持った新製品がシャープの電子ノート「WG-PN1」です。さすが、電子手帳黎明期から活躍したメーカー。いいところついてきます。
6型電子ペーパーディスプレイを採用し、本体重量は210g。専用スタイラスペンでささっとメモができ、最大7,000ページ分の手書きデータを保存できます。パソコンと連携でき、画像データとしてメモを転送することができるほか、専用サイトからダウンロードしたリフィル、自作のノートフォームなども追加することもできます。ちなみにリフィルデータの転送はUSBでパソコンから。

メモができる「ノート」や予定を管理できる「スケジュール」といった機能に加え、新たに「ToDo」が追加されました。まあ、スマホで全部できちゃうような気もするんですが、メモ帳や手帳といったアナログな感覚を求める人には、こういうことに特化したデバイスというのはいいかもしれません。

価格はオープン。発売は11月14日の予定です。
僕、もともとメモ帳関係のモノが大好きで、メインの測量野帳のほかにも、いろんなタイプの製品を使っているのですが、電子手帳は試したことがなかったなー。電子手帳なんて聞くとちょっと懐かしい感じがしますけど、デジタルメモに特化した最新デバイスと考えると、ちょっととがった感じがしていいかも。
Source: シャープ