是非クラシックで体験してみたい。
ソニーが今年のCES2019で発表した、新たな音楽体験を提供するフォーマット「360 Reality Audio」が今秋にローンチされるとThe Vergeが伝えました。
360 Reality Audioとは?
このフォーマットは、オブジェクトベースの空間オーディオが使用されていて、楽曲のさまざまな要素が仮想の球場環境でリスナーの周りに配置されるというもの。ちょっとわかりにくいので、公式の動画をご覧ください。
まぁ、動画をみても少しわかりにくいのですが…。つまり、360 Reality Audioが目指しているのは、コンサート会場や録音現場といった環境で演奏された音楽のサウンドを、そのままリスナーに届けること。そのため、リスナーの周りに360度全方位に音を配置して、どの位置の音も聞こえるようにしているんです。
ローンチは今秋ですが、その時にはすでに1,000曲近く楽しめるようになっているとのこと。ファレル・ウィリアムスやビリー・ジョエルといった名アーティストが名を連ねます。
ソニーは自社のレコード会社の音楽を使えますが、さらに多くのコンテンツを提供するためにUniversalやWarner、Live Nationとも協力するそうです。
どうやって聴くの?
ソニーがパートナーを組んだサービスは以下の4つです。
Amazon Music HD
Deezer
Tidal
nugs.net
SpotifyとApple Musicの名前はありませんでした。ちなみにソニーによると、Amazonの新スマートスピーカー「Echo Studio」がネイティブ再生に対応したスピーカーなんだとか。
他のスピーカーの場合、360 Reality Audioのデコーダーと、「複数のスピーカーユニットと信号処理技術」を要するそうです。
ローンチ時点でサポートされているモバイルアプリは?
ソニーがパートナーを組んだサービスのうち、Tidal、Deezer、nugs.netのアプリはローンチ時点でサポートされます。またほとんどのメーカーのヘッドホンで楽しむことが可能のようです。
どんな音を楽しむことができるのか、ワクワクしますね。いいヘッドホンを手に入れる言い訳がまた1つ増えたってことです。うーん、この間発表されたBeatsのヘッドホンに心動かされているんだけど、懐が寒いんだよな…。思いがけず生後間もない子猫を拾ったからお金かかるのよ。
Source: The Verge