パカパカすること12万回、機械的にブっ続けてやっと壊れました。
CNETの友人たちが、野心的で科学的に疑わしいGalaxy Foldのテストを終えました。開発したSamsung(サムスン)は、このスマホは20万回の折りたたみに耐えられるというので、ガジェットをテストする人たちの手により、絶え間なく折ったり開いたりする機械を使って検証してみたのです。
その結果をまとめると、Galaxyは20万回は耐えられなくとも、驚くほどその数字に近付くことができたのでした。
20万回=3年間の使用という理論
このテストは画面の半分が暗くなり、蝶番が故障しているように見え始めた、12万回辺りで終わりを迎えました。サムスン独自の論理によりますと、これは3年近くの使用期間を意味するとのこと。懐疑的な人々は、2,000ドル(約21万4000円)近くもする未来的なデバイスなら10年は持つか、少なくともサムスンの20万回の論理に従うべきだと言いたくなるでしょうね。
しかし現実を見てみましょう。この折りたたみ実験マシーンに何かをテストさせれば、14時間で壊れてしまうのです。
金属疲労みたいなことが起きるはず
いろいろな意味で、Galaxy FoldがCNETのテストで失敗したことは、折りたたみ式OLEDディスプレイに大きな勝利をもたらした、ということになります。結局のところ、この実験マシーンは、デバイスの日常的な使用方法にはほど遠いのです。
実験の折り曲げは特に勢いが激しく見えましたし、繰り返し開閉することで、間違いなくGalaxy Foldの内部には、人の手による動きよりも相当な負担がかかります。金属を前後に曲げると、熱くなって壊れる仕組みを思い浮かべてみてください。そしてそれを、10万回以上行なうことを想像してみましょう。
Galaxy Foldが、この実験でかなり耐えられることが出来たという事実、そしてこれが市場初の折りたたみ式OLEDデバイスのひとつであるという事実を踏まえると、この種の技術の未来がとても明るいことを意味しているんじゃないでしょうか?
改善版で実験された
このテストは、評論家たちにより故障と欠陥の報告が相次ぎ、サムスンがGalaxy Foldの発売を延期した後に実施されました。サムスンは先月、デザインの改善版を発表しており、CNETはそちらで耐久テストを行なったのです。
発表当初、「Galaxy Foldのディスプレイはまだ壊れやすい」という報道もありましたが…どうやら希望はあるようですね。もし積極的に破壊しようとしなければ、手にした人たちに何ができるのか? ちょっと想像してみてください。