コンセプトモデルとのことですが、これはもう売るべきでしょう僕のためにも!
東京モーターショー2109で一番楽しみにしていて、実際に目の当たりにしたら瞳孔がハートマークになりそうな展示車両がコイツ、CT125です。1980年より販売されたハンターカブことCT110をモチーフとしたコンセプトモデルです。
称号継承リバイバル系って、オリジナルとは似ても似つかないカタチとなるものも多く、現代の安全基準・排ガス規制に合わせて作るのなら仕方ないかーと切ない思いとなることがありますが、コイツは。モロです。まんまです。

丸目1灯のライトに四角く大きなウインカー。スチールフェンダーにサイドエアクリーナー、アップマフラーにブロックタイヤ。そしてカブファミリーならではのバックボーンフレームに大きな荷台といい、バイクを構成する要素のすべてが、オリジナルデザインの文脈そのまま。

レーシーなオフロードバイクのように、飛んだり跳ねたりするのではなく、トコトコと未舗装道や草原を走るために生まれたトレッキングバイク。モータリゼーションが進化してダート道が減った現代においては遺跡級のシロモノです。
だからこそ、いい。焦らず急がず、肩の力を抜いていこうぜ。ってメッセージがありそうじゃないですか。
Source: 東京モーターショー2019