個人的にネックバンドは苦手だったのですが。
IFAで発表されたソニーのネックバンド型イヤホン「WI-1000XM2」の日本発売が決まりました。価格は3万5000円前後で、12月7日発売です。クリスマスに間に合うぞ!
やわらかボディは理想型
前モデルのネックバンド部分が硬い素材だったのに対して、今回のモデルはやわらかボディに変わっています。




このやわらかさはアリです。首にかけてる感も薄まりますし、たためばポケットにも入っちゃう。
あと、軽いです。前モデル71gに対して58g。たった13gですが、やわらかさも手伝ってすごく軽く感じます。ネックバンドのごちゃごちゃしたイメージが払拭されて急に好感度上がっちゃいました。

ただ、肝心のイヤホン部分は相変わらず大きくて装着しづらいです。この部分にはダイナミックドライバとBAドライバユニットが入っていて、本気音質を担保する部分。なかなか小型化は難しそう。
ネックバンドがあるぶんイヤホン部分をもうちょっと小さくなると、完全ワイヤレスじゃなくてこっちに行く理由になるんですけど...。
本気のノイズキャンセリングが載っている

ソニーのヘッドホン「WH-1000XM3」とまったく同じノイズキャンセリング用チップ「QN1」を搭載しています。完全ワイヤレスの「WF-1000XM3」が省電力版の「QN1e」なのに対して、こちらはいわば超本気版ノイズキャンセリング搭載ってわけです。
WFユーザーの僕が聴き比べたところ、ノイズキャンセリングの効き方はやはり2段くらい上だと感じました。感覚的な話ですが、WFは耳の中の空気が張りつめるように感じるのに対して、WIは脳全体がシーンと張りつめる感じ。WHとだいぶ近い感覚で聴くことができます。
個人的にネックバンド型のイヤホンは避けてきました。完全ワイヤレスのほうが楽だし、ネックバンドにするメリットって大容量バッテリーくらいでは?と。
でもWI-1000XM2のように2種類のドライバを併用したり、ヘッドホンタイプと同じノイキャン技術やハイレゾコーデックが使えるのはネックバンド型の形と大容量バッテリーのおかげです。少しかさばるぶん、できることが多い。
さて、ヘッドホンと完全ワイヤレスに並んでノイズキャンセリング3兄弟が出揃っているわけですが、どれにするか悩ませすぎじゃないですか?ソニーさん。