未来のワイパーはレーザー光線?
自動車のワイパーは雨のときに使うものですが、ちょっとしたゴミやら鳥のフンが付いたときにはウォッシャー液を噴射して、そのワイパーで掃除をしますよね。ですがTeslaは一味違います。彼らは今、自動追尾レーザーでフロントガラスに付着したゴミを駆逐しようと、その技術開発に力を入れているのです。
出願特許が公開
electrekによりますと、Teslaは今年はじめに「Pulsed Laser Cleaning of Debris Accumulated on Glass Articles in Vehicles and Photovoltaic Assemblies」、訳すと「自動車や太陽光発電のガラス製品に堆積したゴミのパルス・レーザー洗浄」という技術の特許を出願しており、それが今週に公開されたのだそうです。
これにはフロントガラス全体に照射するためのビーム光学装置と、ゴミを見つけるためのデブリ検出・制御回路で、出願された図からはウォッシャー液が出る位置からレーザーが出るようです。
彼らはこの技術で、自律運転用カメラの視界を邪魔するゴミを掃除するのに役立つだろう、と考えているとのこと。加えて天井に装備した太陽光パネルにも、このレーザーで掃除をさせたいと考えているそうです。

運転手の目は大丈夫?
しかしフロントガラスにレーザー光線なんて、ガラスの向こうにあるドライバーの目に照準が合っちゃったら失明に繋がるんじゃないでしょうか? レーザーが何の種類かもわかりませんが、ガラスには何か加工が必要そうに思えてなりません。
それと、レーザー光線で雨を弾くのはまた違う話だと思うので、従来のワイパーは今まで通り雨の日に活躍することになると思います。でもTeslaなら、ありえないほど強力な撥水ガラスとか、レーザーの熱で雨を蒸発させちゃう技術とか作っちゃいそうですけどね。
The windows on the Tesla #Cybertruck didn't fare as well under a beating. "We'll fix it in post," Elon Musk jokes. pic.twitter.com/AH21ftmAYq
— Mashable (@mashable) 2019年11月22日