Appleのノイズキャンセリング完全ワイヤレスイヤホン「AirPods Pro」レビュー:周りの人に心からお勧めしたい

  • 27,540

Appleのノイズキャンセリング完全ワイヤレスイヤホン「AirPods Pro」レビュー:周りの人に心からお勧めしたい
Image: Adam Clark Estes (Gizmodo US)

AirPods Proが突如発表、発売されてからまもなく1ヶ月が経とうとしています。Apple(アップル)初のアクティブノイズキャンセリングを搭載し、音質が向上したAirPods Proを米ギズモードのAdam Clark Estesがレビューしてくれました。大注目の製品にAdam氏はどう感じたのか。早速見てみましょう。


私は、今までAirPodsが好きになれませんでした。理由は、私もそのユニバーサルな形状が耳に馴染まなかった1人だったため。AirPodsが素晴らしいインイヤーイヤホンでなければここまで人気にならなかったのは事実です。新機能が追加されカナル型となったAirPods ProをAppleが発表したとき、私は狂喜乱舞しました。実際に約1週間試してみた結果、AirPods Proが大好きになりました。ですが同時に、万人向けではないとも感じたのです。

AirPods Proは、見覚えのあるデザインと同時に不自然さが残っています。AirPodsの象徴たる“真っ白なうどんデザイン”はまだ残っていて、相変わらずみっしりとパッケージに収められていました。箱の中には、AirPodsには付属していなかったシリコン製のイヤーチップが入っています。ですが窮屈に感じるこのイヤーチップをみんなが好きになるとは思えません。Appleの公式サイトでは、「通気孔が圧力を均一にするので、まるで何もつけていないように感じられるでしょう」と述べられていますが、完全に密封されているわけではありません。

AirPods Pro

これは何?:Apple純正のワイヤレスヘッドフォン

価格:2万7800円(税別)

好きなところ:音質がとても良い。快適な装着感。

好きじゃないところ:バッテリーの持ちがまあまあ。完全に耳にフィットしているわけではない。

ゆるい装着感(ちょっと不安になる)

AirPods Proは、AirPodsの進化系です。私にとって、このイヤホンはぶらぶらと耳から常に危険な状態でぶら下がっているような感覚です。私が街やジム、椅子に座っているときなど何度もヘッドフォンを装着していないように感じました。私はほかのイヤホンを使っているときにイヤーチップをなくしているのですが、そのときでさえイヤーチップが外れて地下鉄の線路の上に落ちるとは思いもしませんでした。それもAirPods Proの「完全に耳にフィットしているわけではない感」につながります(どこかに飛んでいきそうにもないPowerBeats Proほどではないですね)。AirPods Proのゆるい装着感には好感を持ったのですが、外の騒音は入ってくる感じ(お気に入りのJabraのElite 65tでは聞こえてきません)。でも、AirPods Proは耐汗耐水になってます。エクササイズにも安心して使えるのは嬉しいところです。

ノイキャン×小型

アクティブノイズキャンセリングが搭載されたのもAirPods Proの大きな特徴の一つです。外向きのマイクロフォンが外部の音を検知しノイズを受け止めます。内向きのマイクロフォンは耳の形を認識し、それに従って音を調整します。ジェットエンジンのような騒音を打ち消せるほどAirPods Proのノイズキャンリング機能はパワフルではありませんが、ノイズキャンセリングをオンにすることによって音質には違いが生まれます。AirPods Proのノイズキャンセリング機能はまだSony(ソニー)のW-1000XM3には及びません(W-1000XM3は、私が今まで試してきたノイズキャンセリングを搭載したイヤホンの中では最高のものです)。ただし、AirPods ProはW-1000XM3の半分ほどの大きさ

音質も良好

気になる音質についてですが…AirPods Proの音質はすばらしいですね! AirPods Pro専用に設計された低歪みのスピーカードライバが生み出す音はAirPodsとは明らかに異なっています。音の深さと精細さの点でまったくの別物。こうした音質面での改善は、ノイズキャンセリングと関連がああるように思います。前述のようにAirPods Pro内側のマイクが音楽をユーザーの耳に最適化してくれているようなのです。何をしているにせよ、AirPods ProがAirPodsより格段に進化しているのははっきりとわかります。Sennheiser(ゼンハイザー)のMOMENTUM True WirelessMaster & Dynamics MW07ほどではありませんが、よくできています!

感動しますね

Image: Adam Clark Estes (Gizmodo US)

AirPods Proは大きく分けて3つ特徴的なアップグレードがあります。1つ目は新しいデザイン。私のお気に入りの変更点でもあります。そして2つ目がアクティブノイズキャンセリング機能。最先端ではありませんが、感動します。そして最後に音質の改善。きっとこれにも感動するはずです。

もしもあなたがiPhoneユーザーならば、AirPods ProとiOSの相性の良さに惚れ惚れすることでしょう。デバイスに登録、設定、モードの切り替えを行なうために新たにアプリをダウンロードする必要はありません。初めてiPhoneやMacで使うときは、充電ケースをiOSデバイスのそばで開けることによりアニメーションが流れ同期されます。さらに、Bluetoothの設定からはノイズキャンリングモードと外部音取り込みモードなどの切り替えや「イヤーチップ装着状態テスト」で最適なイヤーチップを使っているかどうか教えてくれる機能もあります。これらは今まで1度もAppleや他のヘッドフォンメーカーが実装したことがない機能です。この便利な機能はiOSユーザーでないと使えないのでご注意を。

バッテリー持ちはちょっと気になる

Airpods Proにはガッカリした点もあります。それがバッテリー問題です。AirPods Proは1回の充電で4.5時間再生できると述べていますが、実際使ってみるともっと早く感じます。初めてAirPod Proを身に付けて犬の散歩をした際、気付いたら片方のバッテリーがなくなっていたことには驚きました。Bluetooth 5.0を採用しているほとんどのワイヤレスヘッドフォンは連続5時間再生できる時代です。AirPods Proは充電ケースを使うことにより24時間の使用が可能となっています。AirPods Proの充電ケースはAirPodsの物よりも大きくなっていますよ。

Image: Adam Clark Estes (Gizmodo US)


Image: Adam Clark Estes (Gizmodo US)


Image: Adam Clark Estes (Gizmodo US)


Image: Adam Clark Estes (Gizmodo US)


Image: Adam Clark Estes (Gizmodo US)


Image: Adam Clark Estes (Gizmodo US)


操作系もちょいと気になるかもしれない

AirPods Proで気になった点は他にもあります(AirPods Proに限った問題ではないのですが)。 AirPods Proのタッチ操作は個人的にあまり受け入れられませんでした。AirPodsに比べると優れているのは認めますが…。AirPodsは本体をタップして操作するタイプでしたが、AirPods Proではうどん部分が感圧センサーになっており、これを摘むようにして操作します。ランニング中に音楽を停止させるときにもそうしなきゃいけないわけですが。それでも操作に関しては一般的なボタン方式よりも楽で、個人的にはこの感圧式の方を好みます。私にとってはそこまで重要な意味があるってわけでもないのですが…。

Appleがすばらしいイヤホンを作ったのはとりあえず確か

ですが、否定的に捉えないでください。私は心の底から周りの友人にAirPods Proをお勧めしたいのは本当です。ほとんどの人にとってAirPods Proの購入は良い選択だと思います。私自身、気難しく細かいことにうるさい人間ですが、AirPod Proには満足しています。

私にはAirPods Pro(税別2万7800円)の価格設定が適正かどうかは分かりませんが、これはすべてのApple製品にも言えることだと思います。Jabraは先日、完全ワイヤレスイヤホンElite 75tを180ドルで発売しました(日本では近日中に2万3800円で発売予定)。AirPods Proより4000円お得です。Elite 75tを試してみましたが、AirPods Proと同じくらい良いと思います。さらに、230ドル(2万5880円)のノイズキャンセリング完全ワイヤレスヘッドホンSony WF-1000XM3を試してみましたが、こちらもすばらしいですよ。

まとめ

・音質はAirPodsよりも劇的に進化している。

・ヘッドフォン自体は重くなく、締め付けもない上フィット感は安定している。

・ノイズキャンセリングが音質改善の手助けとなっている。外で使う際には完全に静寂にはならない。

・Apple純正なので予想通り価格設定は高め。

AirPods Pro ほしい?

  • 0
  • 0
Apple

あわせて読みたい

powered by