いつか、本物の自動車も…?
自動運転技術に標的を絞ったとも、あるいは実際の自動車開発をすすめているとも噂される、Apple(アップル)の自動車開発プロジェクト。そしてそれに関連しているはずの、2つの特許が判明しました。
ライトでプライバシーを保護

まず最初の特許の「同期可能なウィンドウのシステム」では、反射率や透過率を変えられる窓について説明されています。普通、車内の照明は200Hzほどの目に見えない頻度で点滅しています。この点滅に合わせて、窓の透過率も上げ下げするんです。照明の点滅が暗いときは窓の透過率を上げ、照明の点滅が明るい時は窓の透過率を下げます。もちろんこの点滅は肉眼では認識できません。しかしこれによって車内からは外がはっきり見えるけど、外からは車内が真っ暗に見える…という仕組みが実現できるのです。
反射率も変えられるようなので、夜の車内で照明をつけると窓に反射して運転しにくい...ってことが減るのかもしれません。
サイドミラーも進化します

そして別の特許「車両のサイドミラー機能を改善するシステム」では、複数形式のサイドミラーについて説明しています。
例えば、ドライバーの視線に応じて自動で開閉するサイドミラー。ドライバーがミラーを見ていないときには自動で閉じることで、車幅を抑えてくれるんです。また、カメラとディスプレイを利用したバーチャルサイドミラーについても解説しています。
現時点では、Appleがどれだけ自動車システムに関わるのか、あるいは本当に自動車を製造するのかなど、わからないことだらけ。それでも、Tesla(テスラ)のCybertruckのようなカッコいい自動車の登場を、ぜひ期待しておきたいと思います。
Source: Apple Insider