建築家の隈研吾とアシックスがコラボ。伝統の竹編みを採り入れたランニングシューズ

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  • author 岡本玄介
建築家の隈研吾とアシックスがコラボ。伝統の竹編みを採り入れたランニングシューズ
Image: asics via designboom

日本の伝統と建築の知識が融合した、温故知新なスニーカー。

「エネルギー消費を抑え、より長く走る」というasics(アシックス)独自の発想から生まれ、2019年にリリースされた「METARIDE」をベースに、建築家の隈研吾さんが日本伝統の竹細工技法「やたら編み」を採り入れた、斬新なランニングシューズが生まれました。

それが「METARIDE AMU」。動詞の「編む」をそのまま名前にしてしまったようですね。

Video: ASICS Japan/YouTube

2重構造で足を包み込む

公式サイトでは、その「やたら編み」を模した外皮と、足を柔らかく包むニット素材の内皮による2重構造が、屈曲やねじれといった複雑な足の動きに追従する、「動く建築」が出来上がった…とコンセプトが語られています。ただデザインが斬新なだけではなく、機能面も追求されているわけです。

外皮の「やたら編み」はやたらめったら作られたデザインではなく、ちゃんとテープと足の効果的な位置関係を研究データから導き出したもので、足を安定してホールドします。加えて隈氏が好む、靴ヒモを結ばないデザインを実現させつつ、よく見ると外側にはアシックスストライプが隠されています(元来アシックスストライプ自体も靴の強度確保に一役買っているそうな)。

反り返ったソールにも秘密が

そもそも「METARIDE」は、ソール底面が湾曲しており、ランニングで着地したカカトの力を円の動きでつま先に伝えるよう設計されたもの。このおかげで、足関節が消費するエネルギー損失を1/5ほど削減することが検証されています。

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Image: asics via designboom

軽量性と耐久性を追求したミッドソール「FLYTEFOAM」は木材由来の繊維が使われ、中に閉じ込めた気泡が、優れたクッション性と耐久性という相反する機能が両立しているとのこと。またこの部分は隈氏の案で着色せず、白木のような見栄えになっています。

本来竹であるべきだった「やたら編み」部分は白なのに、ミッドソールで差し色のように木材っぽさを演出しているのがオシャレですよね。

やたら高いけど

走り心地がすっごく気になりますが、お値段は3万9600円となかなかのもの。なので一度買ってしまうと、芸術作品として履かずに飾ってしまいそうな気もしますね。竹で編んだかごの上にでも置くとマッチしそうです。

発売は12月20日を予定しています。ピンと来た方はぜひ!

Source: asics (1, 2), YouTube via designboom

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