中国の新ルール「ゲームは1日90分」を考える。親が管理するのは無理な時代にきているのかも

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  • author 中川真知子
中国の新ルール「ゲームは1日90分」を考える。親が管理するのは無理な時代にきているのかも
Image: Shutterstock

子育てゲームってどこでも難しい問題だよね…。

子供がずーっとゲームしていたら悩みますよね。私も息子が宿題やZ会をやらずにゲームばかりしていたらイライラしちゃいます。というか、心の中で「ゲームなんてなければいいのに」くらいのことを考えたりします(ゲームメディアのライターだったくせに)。

まぁ、問題はゲームが存在することではなくて、ゲームとの付き合い方とも言いますし、実際にゲームを通して高い問題解決能力が養われたり、グループをまとめる能力人と協力する能力が高まったりするのはよく知られています。でも、ゲームを作る側はお金をもうけるために作っているわけであって、プレイヤーがよりハマって、よりプレイ時間を長くしてもらうように色んな工夫をしているので、「ゲームとの付き合い方次第」とか「本人の意思」でどうにもならないこともあると思います。

日本でもゲーム依存症は深刻な問題ですが、お隣の中国ではゲームのやりすぎやゲーム中毒を国家レベルの問題と捉え、新たに「未成年者は夜10時から朝8時までゲーム禁止」「ゲームは1日90分まで」という規制を定めたとMashableが伝えました。

登録は実名で、未成年者には制限を。でも効果は?

どうやって規制するのかというと、オンラインゲームをする際に、ユーザーにIDを登録させて、18歳以下の場合はプレイ時間とプレイ可能な時間帯、課金料金にリミットをかけるのだそうです。

これまでにもゲームは1日3時間という制限がありましたが、それをさらに厳しくし、新たに「平日90分、週末3時間」にしたとのこと。ただ、多くのユーザーが親のアカウントでプレイしているため、この規制がどこまで効果を発揮してくれるのかはわからないようです。

そもそもゲームのプレイ時間は国が規制すべき?

未成年者のゲームプレイ時間くらい親が管理すればいいのでは、と思う人も多いと思います。私は親の立場ですが、ゲームにしろタブレットにしろ、子供のスクリーンタイムを管理するのは難しいと思っています。というのも、ゲーム中毒や依存症になっている子供を持つ親の世代は、子供時代にオンラインゲームと共に育ったわけではないので、どうやって付き合えばいいのか具体的に教えてあげられないんですよね。だから手探り状態です。

もちろん、どの親も最初から「無理ムリ〜」と降参状態なわけではなく、工夫を凝らして子供に教えようと思っているはず。しかし、ハマるように工夫を凝らされているゲームをプレイしている子供に、親が「30分だけね」と言ったところで限界があるのは事実だと思います。どハマりするか、適度に楽しめるか、ゲームに興味を示さないかは子供にもよると感じています。

また、家に帰ってきても遊び相手がいなかったり、習い事や勉強が忙しくて友達と一緒に外で遊ぶ時間をまとまって取れない等の理由から、オンラインゲームを学校の友達と一緒にプレイすることで交流している場合もあります。そうなると相手の都合もあるので、親が管理するのは余計に難しくなっていくと思います。

規制強化にプラスアルファがあれば

すでにハマっている子供たちをどうにかしようと国が規制を強化したからと言って、何が変わるわけでもないような気がします。今でさえ親のアカウントでプレイしている未成年者が多いなら問題解決には程遠いでしょう。

しかし、規制強化をきっかけに親の意識を変えることはできるかもしれません。ゲーム中毒や依存症のためのリハビリ施設を増やして受け皿を用意すれば、なおいいでしょう。そうでなく、「規制強化して終わり」なら、単なる国のパフォーマンスにしか見えないと思います。

eスポーツが盛り上がりを見せてゲームがその地位を向上させるのはいいことだと思いますが、親も国も、悩むことになりそうです。

Source: Mashable

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