完成まで5年!
「日本は多くの人にとって、イノベーションの分野で世界のどんな地域よりも数十年ほど先を行くテックワンダーランドだ。そしてそれはオフィス用品のようなありきたりなモノにも適用される…」と語るのは、米GizmodoライターのAndrew Liszewski。
そんな彼が注目したのは、大正4年創業の老舗消しゴムメーカーSeedの「クリアレーダー」です。
カバー部分に書かれた「透明でよく消える」というフレーズの通り、見た目の透明感と消しやすさが特徴。さらに以下のプロモーション動画によると、特殊生地の採用で折れにくいそうです。業界では消しゴムのことを生地って言うんですねぇ。いいこと知った。
消しゴムが透明であることのメリットのひとつは、従来の白い消しゴムとは異なり、消したい文字の部分が見えること。「使ううちに消しゴムが曇ることはあるのか」といった質問への回答もFNN Primeで明かされています。
また同取材によると、消しやすいことと透明であることのふたつの条件をかなえるのは、技術的に簡単ではなかったとのこと。実際、研究開発には5年の年月がかかったといいます。
「細かい作業に取り組むアーティストはこの消しゴムを重宝することまちがいなし」と、Andrewはいいます。クリアレーダーは(大)150円、(小)100円 (※いずれも税抜き)。子どもから大人まで、誰もが手に取りやすい価格もうれしいですね。