MITと海洋学者がタッグを組み、水中写真をクリアに処理するアルゴリズムが完成

  • author 岡本玄介
MITと海洋学者がタッグを組み、水中写真をクリアに処理するアルゴリズムが完成
Image: Derya Akkaynak / SCIENTIFIC AMERICAN

陸に上げたときに見られる色を再現します。

海でのダイビングを楽しみながら水中撮影。体験したことのある方ならわかると思いますが、照明を使わず撮ると全体的に青緑色になるんですよね。これは水中に届く光の波長が、赤と黄色を吸収および錯乱させてしまうのが原因です。

波長を正すアルゴリズム

そこで、エンジニアでもあり海洋学者でもあるダリヤ・アッカイナックさんがMITを手を組み、その波長を正しく補正してくれるアルゴリズム「Sea-thru」を開発しました。

これにより、海中で地上のように赤と黄色をが鮮やかな写真になるのです。

Video: Scientific American/YouTube

ちょっと特殊な撮影方法

SCIENTIFIC AMERICANによりますと、これにはひとつ使用上の注意があるとのこと。アルゴリズムを適用させるには距離情報が必要で、たとえばサンゴを撮るにしてもいくつかの角度から複数枚を撮る必要があります。もしくは写真測量と呼ばれるプロセスにて、画像データセットに距離情報をキャプチャーしていれば、1枚の写真から適用されるとのことです。

撮影方法は、被写体のそばにカラーチャートを置き、そこから約4.6m離れていくつか別の角度から撮影。そして距離情報を取得したら、コンピューターにRAW画像を取り込んで数学的な方程式に通すのです。

フォトショとまったく違う手法

アッカイナックさんが何年もかけて開発してきたという「Sea-thru」。まるでPhotoshopを使って補正したような感じですが…アプローチがまったく異なるそうです。物理的な後方錯乱、わかりやすいうと霧のような“もや”レイヤーを取り払うため、ので本当の色が再現できるとのこと。

本当の色で撮影した資料を使えば、海洋的な検知から気候変動の研究に役に立つかもしれない、と期待が寄せられています。

Source: SCIENTIFIC AMERICAN via YouTube, via Fresh Gadgets

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