ROG Phone IIハンズオン:これを待ってた! 日常でも便利な超スペックゲーミングスマホ

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  • author 西谷茂リチャード
ROG Phone IIハンズオン:これを待ってた! 日常でも便利な超スペックゲーミングスマホ
Photo: 西谷茂リチャード 先代のデザインが「ゲーマー!!!」と叫びまくっていた反動か、ちょっと落ち着いた感じがします。

タブレット級の性能をスマホサイズで。

2019年11月22日にASUS(エイスース)より発売される超スペックゲーミングスマホ「ROG Phone II」。1週間ちょい使ってみた感想は「これすごく好き」でした。マジですごいマシンなので、ちょっと見ていってください。

スペックと機能の祭典

ASUSのゲーミングブランドであるROG(Republic of Gamers)のミッションは「ゲーマーたちに最高のマシンを提供する」ことで、ROG Phone IIはまさしくそれです。でも、ROG Phone IIは至高のゲーミングマシンとしてだけではなく、スマホとしても日常使いもできるのがGOODなところ。ゲームを常に身近に。これがゲーミングスマホの魅力なんですよね。

なので今回の記事ではゲーミング性能にも触れつつ、ROG Phone IIの日常シーンでの魅力と欠点もお伝えしていきます。

まずスパッと性能と機能をざっと紹介しますと:

こんな感じ。もりもりだけど、グッとくるポイントだらけじゃないですか?

最高クラスのディスプレイ

ROG Phone IIのディスプレイは控えめにいっても最先端クラスです。

多くのフラグシップスマホが60hzディスプレイ(1秒に60回画面を更新)のなか、ROG Phone IIは120hzと強烈にリード。それも液晶ではなく有機ELなため、黒は漆黒&色は鮮やかで(HDR10対応)、しかも応答速度が1ミリ秒ときます(タッチからの反応も49msと高速)。加えてタッチサンプリングレートが240hzとキビキビに反応し、Pixel 4で感じたヌルヌル感を超える感動体験がありました。マジのマジで「指に吸い付く」ような感じです。

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Photo: 西谷茂リチャード
後述の「Xモード」をオンにした時の壁紙。オフ時はもっとモノトーンです。

ゲームを120hzでプレイした日には感動で身震い。こうも気持ちいいのかッ!と(120hz対応タイトルは限定的)。なんというか、脳とゲームがうっすらダイレクトにつながるような感覚で、そのゲームに慣れていればいるほど直感的にプレイできます。意図した通りに動いてくれるから超気持ちいい。ただし負けた時は自分のスキル不足が確定するから、心がエグられたかのように悔しくなりますね。Salty rage。

ゲーム以外でも、あらゆる画面がキュイキュイ動くし動画を見るときはビッグ&ワイド(6.6インチ&19.5:9)で、非常に快適。唯一ツッコミをいれるとすれば最大輝度が少し低い?ところですが、昼の直射日光とかじゃなければ問題ないレベル。

ストレスフリーな処理能力

画面がよくてもプロセッサが弱ければラグりますが、ROG Phone IIは現状最強のQualcomm製チップセット=Snapdragon 855+を搭載していてほぼノーラグ。加えて欲張りにも12GB RAMとUFS 3.0規格(速い)の512GB/1TBストレージも搭載しているため、巨大なゲーム/動画ライブラリを持ち歩きながらそれらを同時起動する高スペックぶり。

実際、『Minecraft』でロードするマップの広さをMAX高く設定しても90fpsを下ることは少なく、どんなにラグがスパイクしても60fpsは出してくれました。ゲームでそうなんだから、日常で使うようなアプリではサラサラと動きます。逆にネットワークの遅さやアプリ側の設計の甘さが際立つほど。

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Photo: 西谷茂リチャード
ヘッドホンジャックも見えますね。ちなみにファンノイズはほとんど聞こえないくらいの「ヒューン」程度。とはいえ回転数もカスタムできますし、マイクオン時はオフ、とかも可能です。

あとストレージがUFS 3.0のおかげなのか、アプリの起動もなんとなく早い気がします。知らなければ気づかないレベルかもしれませんが、いま思い返してみればストレスを感じた記憶が特にない

パフォーマンスの面で懸念点があるとすれば、高い負荷を長時間かけたときにけっこう熱を感じることですね。でもそれは放熱を効率的にしているからだし、同梱のAero Active Cooler II(上画像)をつければかなり改善されます(むしろ指がちょっと寒いくらい)。これ以上の冷却性能を求めるのは酷なもの。

ゲーマー歓喜の電源周り

ゲーミングスマホには、「ゲームなどの高負荷をこなしつつ1日はバッテリーを持たせたい」というチャレンジングな課題が与えられています。なにせゲーミングとはいえスマホですから、情報のライフラインとしてバッテリー切れになるのはNGです。

その点、ROG Phone IIはタブレット級の6,000mAhバッテリーを積んでおり、ヘビーなゲームを2〜3時間くらいプレイしても1日は持ってくれます。高負荷なアプリを起動しなければ、2日間は余裕を持って使えるスタミナ。よくある「もうちょっと厚く・重くなってもいいからバッテリーを大きくしてくれ」の大実現ですね。好き。

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Photo: 西谷茂リチャード
比べ物にならないくらい楽です。

1日3時間以上ゲームしたいっていう人もフルカバーです。ROG Phone IIは30Wの急速有線充電に対応していて、充電器も同梱しています。しかも充電のためにUSB-Cメス端子が筐体の下と横の2箇所あるので、ゲーム中に充電ケーブルが邪魔にならない設計。同梱のActive Aero Cooler IIを使えば、イヤホンも横に挿せちゃいます。至れり尽くせり。

エンタメに適したスピーカー

ROG Phone IIの大画面の魅力を際立たせる前向ステレオスピーカー。下側を向いたスピーカーだと、ゲームプレイ時に手のひらでブロックしちゃう。本来はその現象に対する策なんですが、ただシンプルに音がよいいので動画や音楽にも向いています。

まず、音がめちゃくちゃ出ます。MAX音量はちょっとしたBluetoothスピーカーレベル。むしろそういう用途で使わない限り音量バーは30%以上にしないと思いますね。ちなみに音量をMAXにして曲を流してみましたが、音割れしませんでした。これには天晴れの一言。

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Photo: 西谷茂リチャード
「ベース」の目盛りで低音を上げようとすると音がこもります。そこはイコライザであげるとGood。

音質に関しては、デフォルトのままだとちょっと歪みがあります。でも、標準インストールされている「AudioWizard」機能でアレコレ調節していると驚くほど僕好みの音になって思わずニッコリ。上の画面が僕のおすすめ設定です。

ゲームでも動画でも音楽でも。音の出るコンテンツをスピーカーで楽しみたい時ってありますよね。ROG Phone IIのスピーカーはスマホ界最高クラスなので、機会があればぜひ一度は試してみてほしいです。これは感動もの。

Windowsを彷彿とさせるカスタム性

ROG Phone IIに標準インストールされている「Armoury Crate」と「Game Genie」機能がなかなかクレイジーでして…。

まず、ROG Phone IIには「Xモード」という機能があります。これはゲームプレイ時などにスマホの性能をブーストする機能で、オンにするとゲームがスムーズになります(僕も驚きました)。Armoury Crateでは、このXモードをどのアプリで自動アクティベートするか決められます。あとゲームごとに画面のリフレッシュレートやCPUの最高クロック値を設定したり、はたまたタッチを無視するエリアなどもカスタム可能です。

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Photo: 西谷茂リチャード
Rootを取ってもなかなかイジれないような、プロセッサやIOの挙動も設定できます。自己責任で!

ネタ的なところいうと、背面にあるROGロゴの光り方もいじくり回せますね。着信したら光らせたり、再生中のメディアの音声に合わせて光らせたり。RGBはタダの飾りじゃないんだ!って強がっているAsusエンジニアが目に浮かびます。好き。

続いてGame Genie。とにかくゲーマーをサポートしまくる機能ですね。まずROG Phone IIにはAir Triggerがありまして、スマホを横にした時に人差し指がくるところを、仮想的なL/R的ボタンにする機能です。ゲーム画面のどこかが連動して仮想タップされるという、わかる人にはわかりすぎるスーパー便利機能(ゲーム次第では禁止行為なので注意)。

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Photo: 西谷茂リチャード
赤と青い丸を動かすことで、Air Triggerがタップする部分を選べます。ただし画面を直接タップするのと比べてほーーーんの少しラグがあるので、ガチ系のFPSプレーヤーはちょい注意。

ちなみにAir Triggerは日常シーンでも役立つ機能で、Pixelが「握り」に反応してGoogleアシスタントを呼び出すように、ROG Phone IIもAir Triggerの応用で同じことができます。それどころか短い握りと長い握りでそれぞれ別のアプリやアクションを呼び出せるのだから、フリーダム

で、ゲームの話に戻しますと、Game GenieはAir Triggerでのタップがゲーム画面のどこをタップするか決められるほか(スライド操作にも対応)、ゲーム中の着信や通知をブロックしたり、ゲーム画面の録画や配信をアシストしてくれるんです。ゲーマーが「Windowsで使ってるツールがスマホでも使えたらなぁ」とボヤいたら実現しちゃった、みたいな。

Republic of Gamers=ゲーマー共和国の名前は伊達じゃない。

じゃあほぼ完璧なの? YES

もはや完璧なスマホにも思えるROG Phone IIですが、強いてネックを挙げるとすれば防水性能が不明なところ。先代はIPX4の防滴仕様だったのが今回はIP性能が不明なんですよね。それでも試したGet Droid Tipsによれば「防滴程度」だそうなので…お風呂ゲーミングは諦めた方がよさそう。とはいえ弱点らしい弱点はこれくらいなんですよ。

カメラは「普通にいい」。アプリの操作性がかなりよく、画質はPixel 4やiPhone 11 Proに及ばないものの、普段使いにはまったく問題ないレベルです。

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Photo: 西谷茂リチャード
背面にはZenfone 6と同じデュアルカメラがあって、2個目は超広角。インカメラは画面上のベゼルに組み込まれています。

操作性でいうと筐体が結構大きいのが日常使いでほんの少し手に余り気味ですが、ゲーミングマシンといては望ましい以外のなにものでもない(指で画面隠れないから)。重さも240gとまぁまぁしますが、性能比でいえば重量効率がいい

画面内指紋センサーも用意されていますし、ゲーミングマシンとスマホとしてのバランスが、クリティカルヒットゾーンです。


ゲーマーのために愛情を込めて作られた超スペックスマホ、ROG Phone II。出来のいいゲーミングタブレットをスモールライトで小型化したら、こんなステキマシンになりそうだなぁ、というハイスペックさもありつつ、動画や音楽プレイヤーとしても優秀で、日常シーンでもちゃんとスマホとして使える。

これが10万5500円(512GBモデル)なのは……マジで破格だと思います。

でも。ROG Phone IIのフルポテンシャルはまだ紹介しきれていないんです。拡張ユニット祭りというボーナスステージがあるんです。

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Photo: 西谷茂リチャード
ちなみにデュアルSIM対応です。あと1TBモデルは12万5500円なり。

ニンテンドーDSみたいに2画面になったり、スイッチみたいなコントローラーがくっついたりと大忙し。

これからさらにROGエコシステムを使い込んで、ゲーミング機としてのレビューも後日アップしたいと思います。

See you next stage〜

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