世の中にはクリエイティブな人がいるものです。
NES(ニンテンドーエンターテインメントシステム)をハックして、プレイもできるミニプロジェクターをつくったのは、ユーチューバーのGeeksmithingです。一体どんなものなのか、そしてどうやって作ったのかを説明しているのが、こちらの動画。
NESハードウェアの中身を取り出して、そこにミニ版NESを詰めるという、まるでクリスマスに行なわれるターキーのスタッフィングのようなプロセスが施されました。
これまで、コンソールのマザーボードの不要な部分を切り詰めてたり、他のアップグレードのスペースを作ったりするといったやり方はありましたが、GeeksmithingはNESのハウジングの大きさを活用。
解体したNESゲーム機のなかに、ミニ版のNES Classic Editionひとつと、ワイヤレスのゲームパッドをふたつ、さらに余ったスペースに小型プロジェクター、大量の充電式バッテリーが敷き詰められました。
ゲームパッドはワイヤレス化され、使われないカートリッジスロットに収納できるようになっているほか、プレイ画面をNES本体の背面に開いた穴から投射できるようになっていたり、NES外側にはプロジェクターを支えるためのキックスタンドが取りつけられていたり、実用性もたしかです。
さらに注目したいのが、充電の仕方。目に見える場所には、充電ポードがありません。が、誘導コイルを追加し、さらにSNESのゲーム『マリオペイント』用のプラスチックマウスパッドが充電パッドとして機能するように改造されています。
Nintendo Switchでもオフィシャルなワイヤレス充電が提供されていないことを鑑みると、このアップグレードはシンプルにスゴいです(でも、このプロジェクター兼NESでゲームをプレイしやすいかどうかは、きっとまた別の話...)。