しかも007映画からですって。
22日にお披露目された、Teslaの新型ピックアップ「Cybertruck」は、『ブレードランナー』みたいな近未来カーになるという話でしたが…実車を見るとデロリアンのような、『トータル・リコール』のような、はたまたゲーム『バーチャファイター』みたいな、CG黎明期のカクカクしたポリゴンで描かれたようなデザインでした(しかも壇上で中から出てきたのは、『マッドマックス』風の人たち)。
#Cybertruck looks like the car from Total Recall. It's fine as long as there is no Product Recall pic.twitter.com/vPoLUEfnsN
— yak (@insanelypositiv) 2019年11月22日
近未来のサイバーパンクというよりは、どうにも80~90年代のSF映画チックなこの「Cybertruck」。そのデザインの源流はどこなのでしょうか? それはイーロン・マスク自身が、Twitterで包み隠さず話していました。
英国の超有名スポーツカー
Cybertruck design influenced partly by The Spy Who Loved Me https://t.co/HKBzxFNfzm
— Elon Musk (@elonmusk) 2019年11月21日
Cybertruckのデザインは、一部『007 私を愛したスパイ』から影響を受けているんだよ
そうです。electrekが一連のツイートをまとめていますが、ネタ元はロータスのスポーツカー「エスプリS1」だったんです。
たとえばThe Boring Companyの会社に『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』風の監視塔を建てたり、宇宙に飛ばしたロードスターの画面に『銀河ヒッチハイク・ガイド』のキャチフレーズを表示させたりと、イーロン・マスクがサブカル好きなことを踏まえると、ちょっと合点がいきますかね。
electrekいわく、イーロンは2013年に86万ドル(約9,300万円)でエスプリを購入し、それをTeslaのデザイン事務所に飾っているというというので、それくらい思い入れのあるクルマなんですね。
ということで、ツイートにリンクが貼られていた、ロータスが潜水艇にトランスフォームするシーンを見てみましょう。
さらに水陸両用車も作りたい
実はイーロン兄貴、2016年にこのような水陸両用車を作る気でいるとツイートしたこともありました。
If curious abt TSWLM car, am still planning to do a sports sub car that can drive on roads. Just a side project. Limited market potential :)
— Elon Musk (@elonmusk) 2016年6月19日
もし『007 私を愛したスパイ』のクルマに興味があるのなら、僕は道路を走ることができるスポーツ・サブ・カーをまだ計画しているんだよ。サイド・プロジェクトでね。これは市場の可能性が限られているけど :)
サブとは潜水艦(サブマリン)の略称です。ツイートから3年後、水陸両用車ではなく先にピックアップが完成してしまいましたが、まだ自動車からトランスフォームする潜水艇を作る気はありますでしょうか? 確かに使用が限られそうですが、彼なら本気でやることでしょう。
火星用に技術提供できるかも?
「Cybertruck」は火星の赤い大地を走ることも公表されているので、気圧を調節した密封状態で、水中でも進める水陸両用車が火星用「Cybertruck」に技術提供をできそうな気がします。
さぁ「Cybertruck」が火星に行くのが先か、Teslaが水陸両用車を発売するのが先か、これからちょっと気にしておきたいですね。