ほとんどのタイトルが古いよ、グーグル…。
Google(グーグル)のストリーミングゲームサービス「Stadia」が開始されるまでいよいよ1週間を切りました(残念ながら日本のサービス開始は未定)。事前予約が始まっているにも関わらず、唯一分かる情報がサービス開始と同時に遊べるゲームのタイトルリストだけってのもびっくりな話です。ですが、いざゲームの配信リストを見てみるとGoogleが直前まで公表を控えていた理由も分かる気がしてきました。
タイトルが...古い。
ゲームのタイトルリストを見て心配になりました。Stadiaは11月19日にサービスが開始され、同時に12本のゲームが遊べますがほぼ全てのゲームは既に他のプラットフォームで発売済みです。
こちらが12本の配信リストです。
- 『アサシン クリード オデッセイ』
- 『Destiny 2』
- 『GYLT』
- 『Just Dance 2020』
- 『Kine』
- 『Mortal Kombat 11』
- 『レッド・デッド・リデンプション2』
- 『ライズ オブ ザ トゥームレイダー』
- 『SAMURAI SPIRIT』
- 『シャドウ オブ ザ トゥームレイダー』
- 『Thumper リズム・バイオレンスゲーム』
- 『トゥームレイダー』
これらのゲームの中には名作も含まれていてチョイスも素晴らしいんですが、数カ月前に発売されたタイトルもあれば数年前に発売された物まであります。何が問題かって、ほとんどのタイトルが古いんです。
リストの中で唯一期待できそうなのは、インディーゲームデベロッパー「Tequila Works」によるクールなアドベンチャーゲーム『GYLT』です。もしも既に何かしらのプラットフォームやゲーミングPCを持っているならばこのゲームをきっかけに、Stadiaに登録する人はいるかもしれません。
Stadiaの魅力は?
そもそも、Stadiaは独占タイトルに頼っているようには見えません。なんといってもStadiaの魅力は、プラットフォームに縛られないこと。旅行によく行く人でもゲーム機本体を持ち運ぶ必要はありません。スマートフォンやPCからも遊ぶことができるのです。きっとStadiaのストリーミングゲームサービスのシステムに魅力を感じている人はたくさんいると思います。
問題は、配信タイトルのタイミングにもあります。『ボーダーランズ3』『Wolfenstein: Youngblood』『ファイナルファンタジー15』はそれぞれのプラットフォームで発売されてから時間が経っているのに、Stadia配信と同時に遊べないのはなんとも混乱するような話です。先日、e3にてChromebookで『DOOM Eternal』をプレイしましたが、まだ本作に関しては2019年リリースの話も出ていません。これはよろしくないことですね。
配信もできれば早めにお願い...。
Googleのブログによると、複数のゲームは今年中に配信が予定されているとのこと。ちなみに、『サイバーパンク2077』は2020年4月の発売が予定されていますが、Stadiaで遊べるのは、きっと発売されてから何か月も先だということは目に見えています。もしGoogleが他のプラットフォームよりゲームの配信を遅らせることになれば、Stadiaの魅力は下がっていくことでしょう。プラットフォームに縛られずゲームが遊べることは素晴らしいことなんですが、果たして待つ価値はあるのでしょうかね?
とにかくStadiaを体験したくてうずうずしているのでGoogleさん、日本でもサービス開始のアナウンスお待ちしてます。