「802.11a/n/ac」呪文のようなWi-Fiスペック、意味分かる?

  • Sponsored By シスコシステムズ合同会社
  • author 三浦一紀
「802.11a/n/ac」呪文のようなWi-Fiスペック、意味分かる?
Photo: 小原啓樹

呪文じゃないよ。

ある晴れた秋の日。編集部の西谷が浮かない顔をしていました。いつも笑顔で仕事をしている西谷が珍しく深刻そうです。

実は、友人がカフェをオープンするに当たり、お店にWi-Fiの導入を検討。そこで、どういうWi-Fi機器を購入したらいいのか西谷に相談を持ちかけたようです。

西谷はつぶらな瞳をパチクリしながら、ルーターやアクセスポイントをいろいろ比較検討しましたが、同じような価格帯の製品でもスペックに微妙な違いがあるため、どれをオススメしようか悩んでいるようです。しかも、そもそもスペック表に書いてある用語の意味がよく分からない! これは致命的です。

そのとき、西谷がひらめきました。

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Photo: 小原啓樹

「そうだ、専門家に聞きに行こう!」

ギズモードでは、これまでに何度もネットワークのスペシャリスト、シスコシステムズ(Cisco Systems/以下シスコ)の方たちにお話をうかがい、Wi-Fiに関する悩みを解決していただいてきたではないですか!!(行きつけのカフェのWi-Fi環境改善を相談したのがきっかけで、編集部のWi-Fi環境改善のために製品を導入したり、セキュリティの相談に乗ってもらったり、チーム仕事に最適なツールを教えてもらったりしたのです)

ということで、西谷は早速シスコさんに連絡を取り、オフィスにおじゃましてきました。

Wi-Fi機器のスペックの読み方を学ぶ

「こんにちはー」

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Photo: 小原啓樹

訪れた西谷を出迎えてくださったのは、シスコのWi-Fi機器「Meraki」シリーズのマーケティングを担当されている眞田夏美(さなだなつみ)さんです。

ちょっと緊張気味の西谷。早速Wi-Fiについての基礎知識を教えてもらいたいこと、どんな製品を選べばいいのか迷っていることなどを伝えました。

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Photo: 小原啓樹

「では、シスコの『Meraki Goという製品を例に解説しましょうか」と眞田さん。

ということで西谷、まずは「Meraki Go」の製品カテゴリーについて質問してみました。

Q1

「Meraki Go」は「アクセスポイント」というカテゴリーの製品ですが、そもそも「アクセスポイント」はどういうものを指すのですか?

A

「アクセスポイント」は、インターネットにつながっている「モデム」と接続して、パソコンやスマホにWi-Fi接続を提供する機器です。

「なるほど。パソコンやスマホでWi-Fiの接続先を探したときに出てくるアレですね」とうなずく西谷。

眞田さんの回答にあったように「アクセスポイント」を導入するには「モデム」が必要になります。「モデム」はインターネットのアナログ信号をデジタル信号に変換するもので、現在のように光回線などをデジタル信号に変換するものは「光回線終端装置」と呼びますが、最近ではまとめて「モデム」と称するのが一般的になっているようです。

これとは別に「ルーター」というものもありますよね。これは、「モデム」で変換したデジタル信号を複数の端末に分配する際に必要となるため、「ルーター」がないと1台の端末しか接続できません

なので「アクセスポイント」で提供したWi-Fi環境に複数の端末をつなぎたいときは「ルーター」も必要になります。

「ルーター」「有線LANのハブ」「アクセスポイント」が一体化した「無線LANルーター」と呼ばれる製品もあり、そちらを選ぶ人も多いかと思いますが、「アクセスポイント」を単体で選ぶメリットもあって、今回、西谷のところに相談がきた店舗での使用のような場合、店内のエリアによってWi-Fiの電波に偏りが出ないように設置場所を工夫したり、複数台設置したりすることも可能なので、ビジネス用途では特に威力を発揮します。このあたりは後ほど西谷から質問してもらいましょう。

では、「Meraki Go」のスペック表に出てくる用語について質問開始!

Q2

「Meraki Go」のスペック表にもありますが、「802.11a/n/ac」とは何を表している数値なのですか? ECサイトや製品のパッケージでもよく見かけます。


A

無線LANの通信規格の名称です。この中で速度の速い順番に並べると、802.11ac、802.11n、802.11aとなります。

「なるほど、通信速度を表しているんだ」と納得の西谷。「802.11」が規格全体を表していて、「ac」「n」「a」がその中の分類なんですね。この部分はほかにも「b」や「g」もあり、802.11acが取材時(2019年10月)の標準化されている中では最新規格で一番高速とのこと。基本的に下位互換となっているため、802.11ac対応の製品を選んでおけば間違いないそうです。ちなみに「Meraki Go」は、「2.4GHz」が「802.11b/g/n」対応、「5GHz」が「802.11a/n/ac」対応です…って、これも聞きたかった「2.4GHz」と「5GHz」。ということですかさず次の質問へ。

Q3

これもECサイトや製品のパッケージでよく見るのですが、「2.4GHz」「5GHz」の意味は? また、どういう違いがあるのですか?


A

Wi-Fiの発する電波の周波数帯です。2.4GHzの方が遠くまで届きますが、通信速度は5GHzの方が高速になります。

「そうだったのですね」とうなずく西谷。2.4GHzの方が広範囲に電波が届くものの、この電波帯は電子レンジやコードレス電話、Bluetooth対応製品なども使っているため、電波が混じり合って通信速度が落ちる現象である「干渉」が起きやすくなるそうです。一方、5GHzを使っている製品は少ないため干渉が少ないとのことでした。

また、少し前のノートパソコンやスマホ、タブレットなどは、2.4GHzにしか対応してない製品もあるとのことで、高速だからといって5GHzのみの製品を選ぶと、2.4GHzにしか対応していない端末では通信ができなくなってしまうということも起こるとか。今回の西谷が受けた相談のように、カフェのような不特定多数の人が使う用途ならば、2.4GHz、5GHz両方に対応している製品を選んでおきたいところです。もちろん「Meraki Go」は両方対応!

続いて次なる質問…

Q4

「Meraki Go」のスペック表にも載っていますが「MIMO」とは何ですか?


A

「Multi-Input Multi-Output」の略で「マイモ」と読みます。パソコンやスマホなどの端末とアクセスポイントそれぞれが、複数のアンテナを使って通信を行なうことで、通信を高速に、高品質にする技術です。

「なるほど。なんか見かけるけど意味は知らなかった『MIMO』。『ミーモ』って読んでたし」と、学びを深める西谷。ちなみに「Meraki Go」は、送信アンテナと受信アンテナが2つずつの「2 x 2 MIMO」仕様です。

まだある。分かっているようで分かっていないWi-Fi用語

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Photo: 小原啓樹

Wi-Fi機器のスペックの読み方を学んだ西谷ですが、ここで素朴な疑問が湧いてきました。聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥!

Q5

そもそも「Wi-Fi」と「無線LAN」って何か違いがあるのでしょうか?


A

ほぼ同義語と言えます。一般名詞としては「無線LAN」になります。「Wi-Fi」は、Wi-Fiアライアンスという無線機器メーカーなどで構成されている業界団体のブランドです。よく無線LAN機器にWi-Fiシールが貼られているものがあると思いますが、それらはWi-Fiアライアンスに申請して通過したものです。Wi-Fiアライアンスの申請を通過しないと、Wi-Fiという名称が使えません。

あ、確かに、ゲーム機などでWi-Fiという言葉を使っていないやつあるなぁ。以前からなんでかなと思っていたのですが、そういうことだったんですね。僕(ライター三浦)も学びました。

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Photo: 小原啓樹

徐々に理解を深めていく西谷。「Meraki Go」の特徴的な機能についても質問します。

Q6

クラウド管理」とはどういうものなのですか?


A

通常、ネットワーク機器の設定変更や管理は、その機器とパソコンを有線LANで接続したり、同じネットワーク内に接続して行ないます。つまり、その機器の近くにいないとできないわけです。しかし、クラウド管理の場合は設定画面がクラウド上にあり、ネットワークに関する設定情報やログなどもすべてクラウド上に保存されているため、インターネットに接続できる場所にいれば、どこからでも設定変更や管理ができるようになります。

たとえば、本社と支社がある場合、支社でネットワークトラブルが起きたとき、わざわざ本社から支社に出向いて設定を確認するのではなく、本社からクラウドにアクセスして設定の確認が行なえるわけですね。ネットワーク管理者がいない、もしくは1人で行なっているという小規模な業態では、このクラウド管理はとても有用だと思います。わざわざ現地に出向かなくていいというのは、クラウド管理の最大のメリットと言ってもいいでしょう。

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Image: ギズモード編集部|クラウド管理に対応していないWi-Fi機器の場合、設定は現地で行なわなければならない
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Image: ギズモード編集部|クラウド管理に対応している「Meraki Go」なら遠隔地からの設定が可能!

さて、ここで西谷は重大なことを思い出しました。今日の目的は「知り合いがオープンするカフェで導入するWi-Fi機器についての相談」だということを。

ということで、一般家庭ではない、小規模店舗などのビジネス用途で導入する場合のポイントについて質問します。

Q7

友人がカフェをオープンするためにWi-Fi機器の導入を検討しているのですが、家庭用のものではなくビジネス用のものがいいのかなと、なんとなく思っています。家庭用とビジネス用、どんなところに違いがありますか?


A

まず同時接続できる端末数が違います。家庭用では10台前後しか接続できないという場合もありますので、カフェで使うとしたら、お客さんも接続するでしょうし、レジのシステムなどもWi-Fi接続することがあるので、接続数がすぐに上限に達してしまう可能性があります。

また、ビジネス用の製品にはビジネスに役立つ機能も搭載されています。たとえば、入店した人が自由に使えるゲストWi-Fiを設定できたり、使用するアプリごとに接続の優先順位を決められたりします。

優先制御機能を使えば、クレジットカード認証や電子決済などの通信といった優先度の高いものは速くしておいて、ゲストWi-Fiの動画再生は速度を制限するといったことが可能です。

上記に加え、「Meraki Go」には「ビジター」という機能があるそうです。これは、アクセスポイントの周りにどれくらいの人がいるのか測定できるというもの。設置された「Meraki Go」の前をWi-Fiの電波を飛ばしている機器を持った人が通ると、カウントされていきます。店の前を通過した人(Wi-Fi端末)の数(近接分布)や、店内に一定期間滞在した人(Wi-Fi端末)の数、加えて初訪問か何度か来ているかのリピーター分布をカウントするといったこともできるので、マーケティングの参考にもできそうですよね。

「Meraki Go」を選ぶメリットは?

いろいろ話が聞けた西谷は大満足。今回見せていただいた「Meraki Go」にもとても興味が沸いたようです。ということで「Meraki Go」そのものについても質問してみました。

Q8

本日お話をうかがって、友人には「Meraki GO」をおすすめしようかなと思っているのですが、「Meraki Go」を使う場合に気をつけなければならないことはありますか?


A

「Meraki Go」はアクセスポイントなので、回線の契約とモデム、ルーターはご自分で用意していただかなければならないということですね。逆に言えば、すでにインターネット回線を契約していてモデムとルーターがある場合は、すぐに導入が可能です。

また、スマホは必須です。「Meraki Go」は各種設定をスマホアプリから行なうようになっています。パソコンを使って管理する必要がないので、より手軽に使えるというのがポイントです。

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Photo: 小原啓樹

このスマホアプリ、設定が楽に行なえるだけでなく利用状況がグラフィカルに確認できるもうれしいところです。

なお、「Meraki Go」の設置は机の上などへの直置きか、壁面への取り付けを想定しているとのこと。天井に取り付けることもできなくはないのですが、一番電波が届きやすくなるのが直置きか壁面設置とのことなので、設置する場合は意識しておくといいでしょう。

1台でカバーできるエリアは「見通しが効くところならかなり遠くまでカバーできる」そうで、「小規模オフィスや飲食店なら1台で大丈夫ではないでしょうか」とのことでした。

もっと広いところで安定した接続を望むのなら、「Meraki Go」を複数台設置するという方法も。この場合、2台目はケーブル接続が不要で、1台目の「Meraki Go」と無線接続をして電波を中継してくれる「メッシュ」が有効になります。より広範囲で安定した接続がしたいときや、1階と2階といったフロアまたぎで使いたいという場合は、複数台設置するといいでしょう。

小規模オフィスや店舗に最適なアクセスポイント、それが「Meraki Go」

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Photo: 小原啓樹

お話を聞いた西谷は、早速「Meraki Go」を友人に勧めたようです。設置も簡単な上、スマホから設定変更や確認などが行なえるので、あまりネットワークの知識がない友人でも簡単に使えそうです。

しかも、ただ簡単便利なだけではないのが「Meraki Go」のすごいところ。利用帯域の上限を設定できたり、従業員用とお客さん用のWi-Fiを別々に構築したり、アクセスさせたくないWebサイトを遮断する「Webブロッキング機能」が搭載されていたり、ビジネス用途に役立つ機能が盛りだくさんというのも、家庭用にはないメリットです。小規模の飲食店やオフィスなどでの導入には最適な製品と言えるでしょう。

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Photo: 小原啓樹

どうやら西谷、友人に勧めているうちに自分でも欲しくなってきたよう。「Meraki Go」はAmazonでも購入できるので、自宅でも使えるんだよ。そう教えてあげると、西谷はAmazonのページをなめるように眺めていました。こりゃ買うのは時間の問題ですね!


Source: Meraki Go

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