無料で楽しめる音楽ストリーミングサービス4選

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  • author David Nield - Gizmodo US
  • [原文]
  • Moco Otsuka/Word Connection JAPAN
無料で楽しめる音楽ストリーミングサービス4選

あら、私、今年一枚もCDを買ってないわ!

こんなの、音楽を聴くようになって、初めてです。

もちろん音楽は大好きなので、音ネタ集めにはストリーミングサービスを利用しています。有料のものですが。 ここでは、無料の音楽ストリーミングサービスだとどんな体験ができるのか、代表的なものを4つ紹介しますね。


みなさんも、音楽ストリーミングサービスに一つくらいは登録しているのでは。

「できればお金をかけずに音楽を楽しみたい」という、そんなあなたにはどんなオプションがあるのでしょう? 広告や制限はあるものの、無料で音楽が楽しめるストリーミングプラットフォームはいくつかあるので、それぞれの特徴をまとめてみました。

Apple MusicやTidalといった、無料プランのないサービスは除外しています(無料トライアル期間があったり、1カ月ごとの登録や退会が可能だったりするのですが)。

Spotify

Spotifyの無料プランには、ウェブWindowsmacOSAndroidiOSのアプリ経由でアクセスできるのですが、有料プランと同じようには使えません。AlexaやGoogleアシスタントを搭載したスマートスピーカーでも無料プランが使えるのですが、Mixかカスタムプレイリストに限られています。

オススメの曲や人気のプレイリストを選ぶにも、プレミアムプランのものと実質変わりないので、聴きたい曲を選べますし、カスタムプレイリストも作成できますよ。

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Spotifyは無料プランでも、いろいろなことができる。
Screenshot: Gizmodo

プレイリストに入っている楽曲の早送りや巻き戻しも自由です。カスタムプレイリストの曲の中で好きなものを選んで聴くことも。Daily Mixなどの自動生成プレイリストの場合は、複数のトラックをスキップして聴くことはできません。プレミアムだとできるんですけどね。

それに当然ながら、広告つき。ストリーミングセッションが始まって最初の30分で広告が入って中断され、その後だいたい15分ごとに繰り返されます。動画や音声の広告は、お好みでスキップすることも可能です。

モバイル版Spotifyの無料バージョンだと、制限がもう少し多くなります。たとえば、

(1)楽曲をダウンロードしてオフライン再生することができない

(2)最高音質で聴くことができない

(3)海外旅行中など、自国以外での再生は14日を上限としている

といった具合です。

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モバイル版だと、プレイリストの大部分がシャッフル再生。
Screenshot: Gizmodo

また、モバイル版アプリの場合、プレイリストの中から曲を選ぶということができなくなっています。Spotifyによれば、それが可能なプレイリストも中にはあるらしいんですが、自動生成のリストで、しかもその一部だけ。アルバムやカスタムプレイリストの場合はシャッフルモードの再生に限られ、スキップ再生も1時間に6回まで。

新規顧客が有料プランに興味を持ってもらうには無料プランが重要ということを、Spotifyはちゃんと理解しています。それに、特にデスクトップクライアントからだと、一銭も支払わなくとも、いろんな機能を使わせてくれるんですねェ、ありがたや。無料プランじゃ物足りない、とおっしゃる? それでは月々10ドル(日本では一般の個人向けプランで980円)になります。まいどあり!

Amazon Music

ごくごく最近のことなんですが、米国ではAmazon Musicが無料で使えるように!(日本では利用できません…)

ウェブAndroidiOS、Echoシリーズのスピーカーで使えて、プライム会員の会費も不要なんですって!(アラ、うらやましい!)無料の場合は200万曲ほどを利用できますが(米国の場合)、有料のAmazon Music Unlimitedだと現在6500万曲以上。プライム会員の場合月8ドル(日本では780円)、非会員の場合は月10ドル(同じく980円)の支払いが必要です。

無料版Amazon Musicだと、聴ける楽曲もグッと少なくなるうえに、使うにもかなり制限がかかります。アルバムから1曲だけを選ぶことすら許されない…。選ぼうとしたところで、その曲に基づいて楽曲を集めた「ラジオ」が立ち上がるだけ(それには選んだ曲が入っていないときたもんだ)。

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無料版Amazon Musicには、カスタムプレイリストのオプションがない。
Screenshot: Gizmodo

楽曲のスキップ再生はできますが、回数は限られています。次にどの曲が来るかわからないし、広告で再生がちょこちょこ中断されるし…。Spotifyなんかも同じように広告が入りますが、それより頻度が高いように思えます。無料版Amazon Musicではカスタムプレイリストなんて、はなから作らす気もないんじゃ?

ということから考えると、一曲一曲選びたいという人には向いていないサービスかもしれません。だけど、ミックスが聴きたいとか、ムードで選びたいというときにはいいのでは。操作も簡単だし、とっつきやすいし。ステーションやプレイリストの選曲も満足できるレベルです。

モバイル版アプリにも同じような制限があります。オンデマンドというよりもオススメの曲を聴かせるようなものだし、広告だらけ。曲をスキップするのが関の山。それに言うまでもないけれど、オフライン同期の「オ」の字もありません。

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Amazon Musicは広告だらけ。
Screenshot: Gizmodo

Amazon Music Unlimitedの広告が至るところに出現し、Amazonもあなたにアップグレードしてもらおうと鼻息を荒くしています(Amazonの本サイトで「プライム会員になって♡」と誘導するアレみたいに)。

音楽ストリーミングサービスの無料プランで比較すれば、Amazon Musicは他のものにかなり後れを取っているもよう。お使いのEchoからときどき音を出したい、という程度ならいいんですが、それが限度でしょうね。実際のところ、最低限必要な音楽をEchoでお手軽に再生させることだけが目的だったりして。

Deezer

他のサービスより知名度が低そうなDeezerですが、完全無料のプランを提供しています(現在日本では新規登録の場合、30日間の無料トライアルののち、有料になりますよ)。ウェブデスクトップのクライアントAndroidiOSで音楽ストリーミングサービスが利用できます。

アプリを立ち上げると、お気に入りアーティストのミックスや、音楽ジャンルをベースにしたミックス、ニューリリースなど、オススメのプレイリストがもういろいろと山のように出てきます。デスクトップクライアントやウェブ上では、特定の楽曲やアルバムを検索したり、自分でプレイリストを作成したり、オンデマンドで再生できたりします。

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無料版Deezerを使うなら、パソコンがベスト。
Screenshot: Gizmodo

広告はやっぱり出るんですが比較的少ないですし、それにいくらでも好きなだけ曲をスキップできます。某Amazon Musicとは違い、再生キューを見ればどの曲が入っているかもわかりますし、いろんな曲を自由に聴けるんです。

ただし、Deezerもモバイル版だと、制限が多くなります。自作のプレイリストは聴けず、聴けるのはそれをベースにしたミックスだけ。それに、スキップ再生も1時間に6回のみ。他にも、プレイリストを携帯電話に同期してオフライン再生することができない、広告も回避できない、最高音質のものも聴けない、のないないづくし。

せいぜいDeezerオススメのプレイリストをシャッフルして、一曲一曲聴くくらいしか…。で、自分で選んだ音楽を聴くことに関しては、もっと不便です(自作のプレイリストに曲を追加することはできても)。コンピューターで聴くことがメインでなければ、Deezerの無料版にはあまりメリットがないかもしれませんね。

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無料プランだと、Deezerのモバイルアプリで聴けるのは、決まったプレイリストのみ。
Screenshot: Gizmodo

全体的な印象として、アプリ自体は見てみる価値があると思います(プランはいくつかありますが、日本からの新規登録はDeezer HiFiというプランの一択で、無料期間が終了してからは月額1,690円です)。SpotifyやApple Musicに匹敵するインターフェースや楽曲数、機能もそろっていますし。でもさっきも言いましたが、無料版の場合、モバイルアプリで使うと差がいくらか出てくるわけです。

それからもう一点。Deezerをスマートスピーカーやゲーム機など、パソコンや携帯電話以外のデバイスで使う場合には、有料版へのサブスクリプションが必要になります。

YouTubeミュージック

無料版のYouTubeミュージックも、ウェブAndroidiOSのアプリで利用することができます。Googleのスマートスピーカーでも無料プランが使えますが、特定の曲やアルバムを指定できず、ムードやミックスでしか選べません。

YouTubeミュージックでは、アルゴリズムで生成した、大衆向けのプレイリストを用意しています。たとえば、アコースティック、まったり系、いいバイブスのラップ、ミュージックビデオTop100、ダンス系、ニューリリースなど、いろいろと選べますよ。

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YouTubeミュージックは無料版でも、プレイリストの管理が結構自由。
Screenshot: Gizmodo

こういうプレイリスト内でも、スキップ再生や、巻き戻しや早送り、再生キューからの選曲が可能です。通常のYouTubeと同じように、ときどき広告も入りますが、それも比較的少ない印象です(こちらで検証したときの話ですが)。それに、スキップできる広告も中にはあります。

特定のアーティストや曲を検索するのもオッケーです。この曲のあの部分、といった具合に再生箇所を指定するのも可能。アルバム1枚分の楽曲を並べて、順番に再生することも。楽曲を選んでカスタムプレイリストを作ることもできるんですが、聴いていてもやはりときどき広告が入って、中断してしまいます。

これはウェブ版でもモバイル版でも同様です。ですが、Android版やiOS版アプリの場合、選んだ曲を同期してオフライン再生することはできません。バックグラウンドで聴くこともできないので、アプリを閉じると音楽も止まります。

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カスタムプレイリストはすべて、モバイルでも利用可能。
Screenshot: Gizmodo

YouTubeミュージックは、無料でも使える機能がたくさんあります。音楽ストリーミングサービスの無料版としては、多く感じられるかもしれません。とはいえ、これはYouTubeのシステム上にあるものでしてね…。つまり音楽を好きなだけ無料で聴けても、定期的に広告が入って中断されるということなんです。

通常のYouTubeアプリを使っている人たちをYouTubeミュージックに引っ張り込みたいなら、無料で使える機能をいくらか提供してもらわないといけませんね。そうすればお金を使いたくない人たちにとって、ベストな音楽ストリーミングサービスとなってくれるかも。ご利用の地域や、モバイル版アプリに何を求めるかにもよりますが、無料版ならSpotifyに軍配があがるかもしれませんね。


ストリーミングサービスって、ミックスやステーションなんかで自分が知らない音楽に出会えるところがいいですよね。世界がグンと広がったように感じています。

あともう一つ、利点があります。

CDだと持っているものを間違ってもう一枚買っちゃったりするんですけど、ストリーミングサービスならその心配も…。

え? 普通は、ない? 私だけ?

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