せっかくカッコ良かったのが台無し！
億万長者のテック牽引者イーロン・マスクが、L.A.近郊のマリブ・ビーチで注目を浴びています。土曜日の夜、お金持ちばかりが住むこの土地にある高級レストランに現れたイーロン兄貴は、まだ発売されていないTeslaのCybertruckで登場。そして颯爽と立ち去るときに、ちょっと恥ずかしいアクシデントが起こりました。レストランの駐車場から出るときに、輝く新車のCybertruckでパイロンを倒してしまったのです。
これにはTwitterユーザーが、｢誰が運転してるんだ？ イーロン？ オートパイロット？｣とジョークを飛ばしています。
Who's driving @ElonMusk or the Auto-Pilot?$TSLApic.twitter.com/xvmyHPG8Ol
— GuruLeaks (@Guruleaks1) 2019年12月8日
食事をしていたレストラン
マスクが食事をしていたのは、L.A.の高級レストランのひとつとして超有名な和食のノブ・マリブ。セレブ系のニュースサイトTMZでは、ノブの駐車場係員により、通行人がCybertruckを見られる中央より手前の位置に停められた、と報じられています。マスクは食事中、俳優のエドワード・ノートンと一緒に駐車場にやって来て、自慢の新車を披露した瞬間もあったのだそうな。
Cybertruckは11月21日に鮮烈なデビューを飾りましたが、防弾ガラスの強さを見せつけるデモにて、ガラスが粉々にひび割れる、という気マズいお披露目になりました。そして週末のパイロンもまた、こっ恥ずかしい失敗となってしまったのでした。
Cybertruckには、サイドミラーやワイパーといった、基本的な安全機能がないようです。車両のデカさと形状からして、死角があっても良さそうです。なのでそうした機能があれば、もしかしたらマスクはパイロンを倒さずに走れたかもしれません。
投稿された動画の音を聞いてみると、パイロンが倒れたときには結構大きな衝突音があります。ですがその音がマスクの耳に届かなかったか、気にしなかったかわかりませんが、とにかくそのまま走り去ってしまいました。
$TSLApic.twitter.com/E9NrscR4J8
— GuruLeaks (@Guruleaks1) 2019年12月8日
発売前の車で遊びに行っても良いの？
Cybertruckはまた、同日の23時頃に405フリーウェイを走る姿が目撃され、Roberto Cruzによって映像が投稿されています。
試作車が公道を走るのは合法なのでしょうか？ カリフォルニア州は排気ガスのチェックだけで車検はありません。しかし自動車系ニュース・サイトのThe Drivenが指摘していますが、このCybertruckにはメーカーが試運転時に付けるプレートがあるので、試運転が目的ならカリフォルニア州を走ることはできるようです。ですが土曜の夜にノブへ食事に行くのは試運転でしょうか？ 億万長者ならそんなことは関係ないのかもしれませんが。
上級国民だから？
結局のところ、マスクが試験用車を運転してカリフォルニアの道路を走り、法律違反しているかどうかは問題ではありません。普通の法律は億万長者には適用されないのです。たとえば先週マスクが勝ち取った判決でもわかるように、彼は貧しい人を｢ペドガイ（小児愛野郎）｣と呼んだことも、証拠がないので無罪になったのでした。
もし路上でCybertruckを見たら、大いに目に焼き付けるべしですね。ですがその際は、子供たちを後ろに避難させた方が良いようです。なぜならマスクが｢ペドガイ｣なのではなく、高身長の彼がデカいトラックのCybertruckに乗ると、高さ1mくらいまでが見えないようで、すべてを刈り取ってゆくからなのです。
ノブ・マリブの駐車場をチェック
ちなみにですが、THE VERGEの指摘では、マスクが倒したパイロンには｢右折のみ｣と書かれていたとのこと。でも彼は左折して行きましたよね。Google ストリートビューにて、ノブの昼間の駐車場がよく見えるようになっています。
ズームすると、あー確かに。
そして動画をもう一度どうぞ。
左からの停止線が駐車場より左にある上、交差点は開けています。ですがパイロンがあるのは、左折するための信号が正面にないからでしょうね。このパイロンの指示にどこまで法的拘束力があるのかわかりませんが、やっちまってますね。
Source: Twitter, TMZ, YouTube, The Driven, THE VERGE
