ハエ叩きで何度痛めつけても壊れない極小ロボット

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  • author 岡本玄介
ハエ叩きで何度痛めつけても壊れない極小ロボット
Image: EPFL/YouTube

虫型ロボをハエ叩きで退治!?

スイス連邦工科大学ローザンヌ校が、超軽量の虫型ロボット「DEAnsect」を開発しています。これらは、柔軟性のある人工筋肉で作られており、3cm/秒で進むことができます。ですが特筆すべきはその強靭さ! ハエ叩きでバシバシ叩かれても壊れないのです。

Video: EPFL/YouTube

開発者は、これを叩いて潰して、剥がして動かしてを8連続で行なっても壊れなかったと話しています。

3本脚で地面を引っ掻いて進む

本物の虫なら6本脚ですが、「DEAnsect」はその半分の3本、角度のついた脚があります。そして人工筋肉(誘電エラストマー製アクチュエーター)が1秒に450回も収縮することにより、脚先が地面を引っ掻くようにしてチョコチョコと進むのです。この収縮は、超高速で電源がオン/オフされ、電気が流れたり止まったりを繰り返すことで行なわれます。

EPFLによりますと、「DEAnsect」は、フォトダイオードを目として使っているため、白黒パターンを認識して、黒く塗られた場所だけを歩くだけの知能を持ち合わているとのこと。さらに、さまざまな路面や坂道を登ったり降りたりできる運動性能を備えています。

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Image: EPFL

将来の展望

開発者は、将来的には新しいセンサーとエミッターで互いに通信し、協力しあう機能を搭載したいと考えています。また「DEAnsect」は充電池や電子機器といった機材を積まずに給電される有線モデルと、超小型機材を積んだ無線モデルが作られていることから、無線モデルで使われている硬質な部品も、すべて柔らかい素材で作ることを目標にしているとのことです。


しかし、こんなロボットの紹介の仕方は前代未聞ですよね。潰れたロボを剥がすとまた動き出すとか、本物の虫だったら恐怖です。

しかもロボットとはいえ、こんな小さいものはひと目でソレと認識できるものではありません。もし大量発生して協力プレイでもしていたら、ハエ叩きどころか殺虫剤とライターで焼き払いたくなってしまいそうです。

Source: YouTube, EPFL via IEEE SPECTRUM

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