商用化秒読み! 「空飛ぶ車」オランダのPal-V、ついに2021年リリース

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  • author Kaori Myatt
商用化秒読み! 「空飛ぶ車」オランダのPal-V、ついに2021年リリース
Photo : Pal-V

未来感たっぷり。空飛ぶ車がついに現実のものに。

開発はオランダ発のPal-V(パル・ヴィー)社。2021年に発売予定。実は10年以上前から商用販売が期待されていたものが、ついに現実となった形。2007年のギズモードジャパンの記事を見ると当時からずいぶんその形態も進化しています。日本も販売対象地域に含まれていました。これなら渋滞もかわせて通勤にも便利。もう遅刻しませんね。

最高時速は320km

オランダはラームスドンクヴェールに本社を置く、PAL-V International B.V.社がマイアミで開催されたイベントでついにリリースを発表。

今回販売となるのは、PAL-V Liberty Executive EditionPAL-V Liberty Sport Editionの二択のみ。2人乗りで、地上の最高時速は160km、上空の最高時速は320km、これなら通勤も一気に楽になりそうです。

Pal-Vの公式ウェブサイトおよびプレスキットによれば、「堅牢なオランダのエンジニアリング」の元に開発され、デザインはこだわりのイタリアのデザインスタジオに依頼。内装は総革でいずれもデュアルエンジン。安全性も航空法上では回転翼航空機にあたる「ジャイロプレーン」というカテゴリーで、欧州航空安全機関(EASA)および米連邦航空局(FAA)の承認を受けています。そのため、法的には全世界で飛ぶことができるのだとか。飛行に不向きな悪天候時には車に早変わりして陸上走行できるため、安全は格段に飛躍するとのこと。人命救助などのシーンでも活躍が期待できそうです。

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特殊なインフラは不要

さらに、どこのガソリンスタンドでも給油でき、離陸にも着陸にも特殊な施設を使用しないため、インフラの導入や整備も必要ありません。エンジンなしで30kmの速度で、30m四方の広さがあれば離着陸できるとのことで、緊急着陸が必要となった場合にも、テニスコートほどの広さの場所さえあれば大丈夫。ただし、地上の交通規制と航空交通規制の両方を守らなくてはなりませんけどね。

気になるライセンスですが、特殊ライセンスを取得するための公式の飛行スクールとコースまで用意されおり、「運転免許を一歩上のレベルへ」と銘打ってフライトスクールと提携する徹底ぶり。

Canal Plusによれば、すでに70機分のエンジンを早々と発注済みとのこと。PAL-V社のロバート・ダンジェマンスさんは、「航空法に準拠しており、全世界で運転・飛行できる安全基準を満たしているので今すぐ使える」と自信満々。

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トレーニングセッションも

もちろんExecutive Editionのほうが上位機種。内装はイタリアンデザインの総革で色もオリジナルカラーを選べるようです。さらに今回の発売では初代モデル90体の初オーナーとなる記念として、車体のシリアルナンバーをゴールドの銘板に刻印するサービスを行っています。いずれのバージョンにも使い方を説明する操作トレーニングセッションとフォローアップセッションもお値段に含まれているとのこと。

現地での販売価格は49万9000ユーロ(税別)。購入サイトから居住地を日本で選択するとPAL-V Liberty Executive Editionは75万ドルで(約8千万円)、PAL-V Liberty Sport Editionは49万9000ドル(約5千400万円)で今すぐ購入予約を入れることができます。お支払いはビットコインでも受け付けているようです。

これでさっそうと会社の中庭に着陸したら、みんなの人気者になれそうですね。

Source: Canal + SEAT

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