ガチなクリエイティブがどんどん身近になるなぁ。うれし。
今年のIBC2019にて、三脚や雲台を主に取り扱うSHIRUIがAPS-C向けのアナモルフィックレンズを発表していました。2020年初旬登場と見込まれていましたが、現在Indiegogoにて数量限定で登場しています。
この「SIRUI 50mm F1.8 Anamorphic lens」は、水平視野を1.33倍にし、2.4:1ワイドスクリーン(パナビジョン)での撮影を可能にするもの。映画でおなじみの、水平にきらめくレンズフレアを撮影できるわけですね。

製造はドイツのSchott AG。そう、カール・ツァイスのご子息ローデリッヒ・ツァイスが設立した、あの由緒正しきショット社です。外装には精密加工された航空機用のアルミニウム合金を使用し、重量は560g。絞り羽根は10枚でフォーカスは手動。ソニーEFマウント、Xマウント、M4/3マウントが用意されています。

近年はお手頃なアナモルフィックレンズも増えてきていましたが、アダプターやスマホ用ではなく、X-T3のような映像に強いAPS-Cカメラで使えるアナモルフィックレンズとしては、非常に安価となっています。しかもジンバル「Swift P1」を同梱した出資プランも用意していたりと、いろいろと上手い。中国のこういうところがすごいなぁって思います。


すでに目標金額を50倍以上オーバーしていて、レンズのみは599ドル(約6万5652円)の出資からゲット可能。4K画質とlog撮影の次は、シネマな味のするレンズを試してみたいって需要、かなりあると思うんですよ。個人でどこまでやれるのかってね。
Source: Indiegogo