着けてる人は大マジメなんですけど、その姿がちょっと…。
世界中で56%の人たちが患っているという無呼吸症候群。これは睡眠中に数秒から数十秒も呼吸が止まってしまう症状であり、止まる前後には大きなイビキを伴います。そんな無呼吸症候群と大イビキをかくときは、75%が仰向けの姿勢で寝ているのだそうな。
TEIJINによりますと、無呼吸症候群は昼間の眠気や脳卒中、心臓病のリスクが増加させたりと、健康を害する原因になりかねない深刻な症状です。
救世主がおデコに舞い降りる
ということで、イビキをかく姿勢で寝ていると、ブルっと振動して寝返りを促す小型のガジェット「Somnibel」というものが作られました。使い方は超簡単。電源を入れておデコにペタっと貼り付けるのです。
重量14gの「Somnibel」は、まったく気にならない装着感で副作用などもなし。振動機能が付いたフィットネス・トラッカーみたいなものですが、おデコに貼って寝るときの姿勢を見張ることだけに特化している頼もしいヤツなのです。

従来の対処法は大掛かりで不評
開発元のSibelmedによりますと、無呼吸症候群は「閉塞性睡眠時無呼吸」とも呼ばれ、世界的には鼻の穴にチューブで空気を送るCPAP療法が一般的に使われるようです。またもっと簡易的な方法は、背中や枕の真ん中にテニスボールを仕込み、仰向けになることをジャマする方法もあるのだそうな。ですが、いずれにしても不便で不快感が伴うので、嫌がる人たちが多いんですって。
それらを一挙に解決するのが、この「Somnibel」なのです。しかしこれ、本気で困った人を助けようという大マジメなガジェットなのですが…なんだか紙一重な感じが憎めませんよね。
お買い求めは、サイトで連絡先を登録してから申請するようです。ちょっとハードルが高いかもしれませんが、真剣に悩んでいるのならご検討ください。
私も、家族によると大イビキをかいていることがあるそうなのですが、幸い家族は眠りが超深いので、枕で顔を叩かれることはありません。いや、むしろ叩いてくれた方が解決策になるのかも?
Source: Sibelmed, via KITCHEN FUN
Reference: TEIJIN