2010年代もっともイノベーティブだったガジェットまとめ

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  • author Andrew Liszewski、Victoria Song、Sam Rutherford、Mario Aguilar、Alex Cranz、Adam Clark Estes - Gizmodo US
  • [原文]
  • 福田ミホ
2010年代もっともイノベーティブだったガジェットまとめ
Image: Andrew Liszewski - Gizmodo US

2020年代に続く流れを作り出したガジェットたち。

この10年のガジェットを振り返ると、まずスマホがただの高すぎるおもちゃから、パソコン以上に不可欠な存在へと大進化を遂げました。新しいゲームのあり方を再考させられるゲームシステムや、良いラップトップのあり方を再定義する製品も生まれました。すごいウェアラブル、注目のVRシステムが、誰でも飛ばせるドローンもありました。電子書籍リーダーのデザインは最初の数年でほぼ完成され、この7年間はほとんど変わっていません。そんな2010年代、もっともイノベーティブなガジェットを以下にまとめます。これらは、機能的には古くなったとしても、その存在自体はこれからもずっと重要であり続けるデバイスたちです。

この記事で重視したのは「ベスト」ではなく、あくまで「もっともイノベーティブ」なデバイスです。だってテクノロジーにおいては、「ベスト」はたいてい「最新」になってしまうので。2019年、Fitbit AltaよりNike FuelBandのほうがいいよ!という人はもういないと思われますが、Fitbit AltaはFuelbandが道筋をつけなければ存在していなかったでしょう。なのでこのリストには、2019年の製品は出てこないと思ってください。Nintendo Switch LiteとかLenovo Bookとか、2019年のベストガジェットたちにはそれ用の出番があります。今回は今まで10年間を振りかえり、これらイノベーティブなガジェットの何が重要だったのかを考えてみようと思います。

Apple iPhone 4(2010年)

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Image: Gizmodo US

2010年6月に世界にリリースされたiPhone 4は、それまでの丸みを帯びた形状から、面取りを施したスクウェアなデザインに変化し、また当時世界一薄いスマホとなりました。そのデザインを懐かしく記憶している人はたくさんいて、いつかこの姿に戻ってほしいという声も少なくないです。でもiPhone 4が重要だったのは、デザインだけじゃありません。

iPhone 4は初めて「Retinaディスプレイ」を搭載したiPhoneで、一般的にスマホを使う距離からでは肉眼で見分けられないほど細かいピクセルをスクリーンに詰め込んでいました。また前面カメラを搭載したのも、iPhoneではこれが初めてでした。搭載されたiOS 4はiOSで初めて真のマルチタスキングに対応しました。FaceTimeもここから始まって、シニア世代へもiPhoneが売れるようになっていきました。iPhone 4はiPhoneで初めてCDMAにも対応し、米国ではAT&T以外のキャリアでも使えるようになったため、市場が大きく拡大しました。

Nestサーモスタット(2011年)

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Image: Nest

もし2010年に「スマートサーモスタットこそ2010年代のベスト・スマートホーム製品だ」なんて言ったら、失笑されてたはずです。でもNest Learning Thermostatが登場した瞬間、すべてが変わりました。少なくとも今の米国では、自分では使っていなくても、身近な誰かがNestを使っていて絶賛しがちだし、それには十分な理由があるんです。

Nestはデザインが美しく、設置も比較的簡単で、直感的に使えます。さらにユーザーの行動パターンを勝手に覚えてくれるので、しばらく使うと温度の上げ下げのためにユーザーがいちいち操作する必要がなくなります。Nestが自動で温度調節して、電気代の節約も考慮してくれます。今や他にも同じことができるスマートサーモスタットがいろいろ出てきていますが、Nestこそその先陣を切ったデバイスであり、スマートサーモスタットというカテゴリを切り拓いたパイオニアなのです。

Samsung Galaxy Note(2011年)

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Image: Gizmodo US

あれは象、飛行船、またはデス・スター? いいえ巨大なスマートフォン、Galaxy Noteです。でもスマートフォンディスプレイが大きくても3.5インチだった時代、Galaxy Noteはより大きなディスプレイへの欲求の限りのなさを証明しました。初代Galaxy Noteはフォン+タブレット=「ファブレット」という言葉を生み出し、現在でもGalaxy Noteの大きな特長となっているスタイラスも最初から一緒でした。Galaxy Noteは真のパワーユーザーのデバイスであり、その巨大なスクリーンによってスマートフォンのデザインの考え方は大きく変わっていきました。

Nike FuelBand(2012年)

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Image: Gizmodo US

Nike FuelBandの命は残念ながら長くありませんでしたが、Nikeは今でも多くのウェアラブルメーカーがわかっていないことを、当時からしっかり理解していました。つまり、ウェアラブルはクールであるべき、ということです。Apple Watchはあらゆる便利機能を載せていますが、それがクールでなかったら、誰も振り向きはしません。FuelBandはクールだっただけでなく、NikeFuel pointsによって「ゴールを設定し、それに向かって運動量をカウントしていく」という考え方を初めて示しました。この考え方はその後、Apple Watchの「リング」に受け継がれ、完成されていきます。今見ても身に着けたいと思えるFuelBand、短命で終わったのは、残念でなりません。

Philips Hue(2012年)

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Image: Gizmodo US

「スマートホーム」って言葉はニュースとか広告とかでよく見るわりに、モノによってはまだぎこちなさも残ります。でもスマートホームとは実際どういうものなのかは、2012年にPhilipsがスマート照明システム「Hue」で教えてくれてたんですよね。Philipsは、家の照明の操作をランプのヒモとか壁のスイッチから切り離し、当時すでに我々の体の一部と化していたスマートフォンに埋め込んだんです。電球を替えるだけで家の照明をアップデートでき、スマートフォンアプリを照明のリモコンとして使えるだけでなく、照明をグループ化したりスケジュール管理したりができるようになりました。Philips Hueが生まれて7年経つ今でも、設置が面倒だったり動作が安定しなかったりするスマートホームガジェットは少なくありません。でもPhilips Hueは最初から完ぺきに機能していて、今でも家をスマート化する理由であり続けています。

Nexus 4(2012年)

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Image: Gizmodo US

かつてAndroidは使いものにならなかったし、Androidスマホもほとんどが最悪でした。でも2012年になって、Androidとそれを搭載したスマホが十分使えるレベルに届いてきました。中でもLG製のNexus 4は、発売タイミングこそSamsung Galaxy S3から半年遅れたんですが、プレーンなAndroidを味わわせてくれたことで思い出深いデバイスとなっています。たしかにGalaxyシリーズは今も勢いを保っていますが、Samsung独自のTouchWizは悪夢でしたよね。

もちろんNexus 4には欠点もありました。特にカメラはすさまじかったので、その後よりによってGoogleがスマホ界最高のカメラを作ることになるなんて、まったく予想できませんでしたね〜。誰しも、どこかで見切ってでもスタートしなければ、成功もないってことでしょうか。

Raspberry Pi(2012年)

Video: Lifehacker/YouTube

安上がりなコンピューターを作ろうという試みは昔からたくさんありましたが、最安25ドル(約2,700円)だったRaspberry Piは、本当に手軽に感じられる初めてのコンピューターでした。といっても完全なコンピューターではなく、自分でストレージを用意する必要があり、動作もすごく遅かったので従来のパソコンの代わりにはなりませんでした。でもRaspberry Piのおかげでたとえば、TVで映画を見たり、スーパーファミコンをしたりするのに使える素敵なデバイスを自作できるようになりました。Raspberry Piは自作好きな人々に対し新しい世界を開き、スマートなドッグフード皿とかロボット、スプリンクラーシステムといったものをちゃちゃっと自作するための土台となっていきました。その後は性能向上につれて価格もだんだん上がってはいきましたが、今でも55ドル(約6,000円)は超えません。Raspberry Piに限界があるとすればそれは使う人の能力によるものでしかなく、技術的な欠陥ではありません。

Amazon Kindle Paperwhite(2012年)

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Image: Gizmodo US

創業以来出版業界に激震をもたらし続けてきたAmazon、書店や出版社に負担を強いてきたAmazon、そんなAmazonから生まれたKindle…ですが、我々はやっぱり大好きです。本がどこでも読めるって、単純に素晴らしいです。Kindleが最初に出たのは2000年代でしたが、2012年リリースのPaperwhiteはそれまでの機能重視の電子書籍リーダーから脱皮し、見て美しく読んでうれしいものへと進化していました。

UE Boom(2013年)

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Image: Gizmodo US

そんなに遠くない昔、音楽を外で聞くにはラジカセとか長ったらしいケーブルが必要でした。でもBluetoothの進化とともにポケットに入るワイヤレススピーカーが登場、何時間でも我々を楽しませてくれるようになりました。唯一の問題は、ワイヤレススピーカーはどれもちゃんと使えないことでしたが、UE Boomでそれは変わりました。Logitech傘下のUltimate Ears(UE)が作ったUE Boomは、2013年のローンチ時からありえないくらい素晴らしかったんです。大きめビール缶ほどのサイズで、どんなデバイスともシームレスにつながり、音楽を何時間も流し、音もすごいし、衝撃にも強いんです。初代UE Boomは防沫でラッキーと思ってたら、新しいモデルは水に沈めても音楽を流し続けられます。水に浮かぶやつまであります。こんなクールなスピーカーは、他にはありません。

ソニー α7(2013年)

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Image: Gizmodo US

ソニーがα7をリリースしたとき、フィルムカメラはもう過去のものになっていました。でもデジカメ時代になったとはいえ、35mmフルサイズのクオリティを求めるフォトグラファーは巨大な一眼レフカメラを持ち歩く必要がありました。そこで2013年、ソニーは35mmのレンズ交換式ミラーレスカメラ α7(とα7R)を打ち出し、一眼レフよりぐっと小さく軽く、かつ価格はアマチュアでも手の届くカメラを実現したのです。

ソニーはそれまで独自のメモリカードしか使えないカメラを作ってきましたが、α7によってニコンやキヤノンといった大御所をある意味超えてしまいました。αシリーズは他に真似のできない機能や性能向上を加えながら飛躍的に伸びていき、プロをも着実にうならせつつあります。キヤノンやニコンをアナログフィルムと同じ運命に導く流れがあるとしたら、それを作り出したのは間違いなくα7です。

Nokia Lumia 1020(2013年)

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Image: Gizmodo US

スマホがデジカメの領域に進出して長く経ちますが、ここまで来る前に最初にカメラの重要さを世に示したのが、Nokia Lumia 1020でした。Windows Phoneベースで、巨大なカメラをメイン機能として作られ、現在の強力なカメラをぼこぼこ載せたスマホの先駆けとなりました。内部ではクレバーなソフトウェア技術を駆使し、コンピュテーショナル・フォトグラフィーの流れも先取りしていました。

Pebble(2013年)

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Image: Gizmodo US
Pebbleの次に出た、美しきPebble Steel

かつて「スマートウォッチ」はテック業界の苦笑いのタネで、Microsoftのような巨大企業でさえ、腕時計以上のことができる機械(MSN DirectとかSPOTとか)を手首にくっつけることのメリットを世に伝え切れずにいました。そんな中で2013年、スマホのセカンドスクリーンとしてのデザインと機能性を持ったPebbleが登場したのです。Pebbleを使えば、メールや電話、メッセージなどの通知を手首で確認でき、スマホをポケットに入れっぱなしでも安心していられるようになりました。Pebbleはアプリのダウンロードを可能にすることで、ユーザーに合わせたカスタマイズもできました。その2年後にApple Watchが登場しましたが、それでも価格の手頃さ、バッテリーライフ、盤石のパフォーマンスといった特長を持つPebbleのほうがよかったと思う人は今も少なくありません

Amazon Echo(2014年)

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Image: Gizmodo US

それまでSFの世界にしか居場所がないと思われていた音声アシスタントでしたが、2014年にAmazonが発売したEchoでそれは大きく変わりました。

Alexaは当時まだ(というか今も)完ぺきではありませんでしたが、それでも史上初めて、ある程度イメージ通りに使える音声アシスタントでした。おやすみの本を読んでとか、電気をつけてとか消してとか、料理や洗濯で使うタイマーをセットしてとか、天気はどうとか、音楽をかけてとか、スーパーファミコンの発売年は何年だったっけとか、何でも声で聞いたり頼んだりできるようになりました。またAmazon Echoは、家中のスマートホーム製品がお互いに通じ合うための要の位置にいきなり躍り出ました。こういう使い方を見て「たいしたことないじゃん」と思うなら、それはEcho以前のデジタルアシスタントの悲惨さをみんなが忘れているからでしょう。

Surface Pro 3(2014年)

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えっと、たしかに初代Surfaceは悲しくも肩透かしで、2010年代一番がっかりしたガジェットに入れたいくらいなのに、なんでSurface Pro 3はここに入るの?って疑問に思う人もいるかもしれません。その理由は、Surface Pro 3が初めて、Windowsタブレットのあるべき姿を正しく体現したからです。

Microsoftはイライラの元だったWindows RTをフルなWindows 8に入れ替え、それに応じてハードウェアも力不足のARMをやめてパソコンと同じx86プロセッサーに載せ替えました。それによってSurface Pro 3はMicrosoft初の「ちゃんと仕事ができるタブレット」となり、その薄く軽いボディはまったく新しいコンピューターのあり方を感じさせてくれました。操作にはまだマウスとキーボードが必要でしたが(幸いキーボードはメジャーアップグレードされました)、現在まで続くパワフルなWindowsタブレットのトレンドはここから始まりました。

DJI Phantom 3(2015年)

Video: Gizmodo/YouTube

2010年代のほとんどにおいて、民生用ドローンといえばDJI Phantomとほぼ同義でした。2013年に発売された白いクアッドコプター DJI Phantom 3はときに「ドローン界のiPhone」とも呼ばれ、高性能と使いやすさを誇りました。初代Phantomリリース時点では、航空写真を撮るにはGoProみたいなサードパーティのカメラが別途必要でしたが、その数カ月後にはDJI自身がHDカメラとジンバル搭載のPhantom 2 Visionを発売しました。2010年代が終わろうとする現在、Phantomはすでに第4世代となっていて、4Kカメラや障害物回避技術も搭載されています。DJIも他のドローンメーカーも、今はPhantomより小さな折りたたみ式ドローンに力を入れている感じですが、その流れがあるのも最初のPhantomあればこそ、です。

Dell XPS 13(2015年)

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10年以上前だったら、ラップトップのデザインにおいてDellがイノベーターになるなんてまったくありえませんでした。もちろん彼らは前から成功してはいましたが、それは彼らが手頃で良質なラップトップを作っていたからであり、Appleのイノベーションの跡を継いだからではありません。でも2015年リリースのDell XPS 13良いラップトップの定義を変え、カテゴリ全体でのイノベーションを引き起こしました。最初はMacBookのコピー!?って感じでしたが、今となっては13インチラップトップのデザインをリードしています。きわめて薄いベゼルとカテゴリ最大レベルのバッテリーを備えるXPS 13はラップトップデザインのお手本となり、コピー商品だった過去をはるかに超えていました。

AirPods(2016年)

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Image: Alex Cranz - Gizmodo US

着けてる人のドヤ感が気になるとかいろいろ言いたい人もいそうですが、AirPodsは明らかに2010年代Appleの最大のヒットのひとつです。今までで一番すごいってくらい高評価する人もいるかもしれません。かつてMP3プレイヤーが次々と現れてはどれも決め手に欠けていたところにiPodが彗星のごとく登場してすべてをさらっていったように、AirPodsは2016年、他の完全ワイヤレスイヤホンのほとんどがイマイチなときにやってきました。専用のW1チップにより、ケースから取り出して耳に入れるとスッとiPhoneやMacとつながります。その後競合他社がみんなAirPodsの技術をコピーしはじめましたが、もう遅すぎたかもしれません。AirPodsは今、地球でもっともポピュラーなワイヤレスイヤホンとなっています。

Fitbit Charge 2(2016年)

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Image: Alex Cranz - Gizmodo US

Fitbitという会社は2007年から存在してますが、彼らの製品がクリップ式万歩計から完全なスマートウォッチに進化していったのは2010年代のことでした。中でもシンプルなフィットネストラッカーの白眉は、Fitbit Charge 2です。Chargeシリーズはいつもポピュラーでしたが、Charge 2はすべてがツボを押さえていました。着け心地が良く、ディスプレイがやっと大きくなって通知が見やすくなり、バッテリーライフは5日も保ち、睡眠トラッキングもできるようになりました。でも大事なのは、Fitbit Charge 2が背伸びをしてなかったことです。スマホからの通知は受け取れましたが、Fitbit Charge 3と違って、スマートウォッチライクな機能をねじ込んでいませんでした。Fitbit全体はその後さらにスマートウォッチ方向に舵を切りましたが、Fitbit Charge 2はいろいろな意味で、最高のFitbitでした。

Oculus Rift(2016年)

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Oculus Rift(とHTC Vive)の登場前、バーチャルリアリティってセカンドライフとか任天堂のバーチャルボーイとか、なんかこう、こそばゆいものでした。でもOculus Riftによって、高精細なVRって手の届くところにあるし、すごく楽しいんだってことがわかりました。といってもOculus Riftは安くはなく、一緒に使うパソコンの要件も厳しくて多くの人がアップグレードを迫られました。でもAdr1ftやLucky's Tale、Eve: Valkyrieといったローンチタイトルとともに、Oculus Riftは現在に続くVRの新時代を生み出したのです。

iPhone XとFace ID(2017年)

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iPhoneの10周年記念のタイミングで発売されたiPhone Xは、いろいろな意味で重要でした。有機ELディスプレイは美しく、デザイン的にもよりクリーンになり、そしてこのiPhone XによってFace IDが誕生しました。カメラが顔をスキャンしてiPhoneをアンロックするFace IDは、最初はちょっと不思議というか不気味ですらありましたが、Appleが生み出したテクノロジーの中でももっとも革新的なもののひとつです。Face IDによって、パスワードが過去のものになっていくかもしれません。指紋認証はかえって面倒なこともありましたが、今のスマホは涼しい顔ですんなりアンロックできます。Face IDは今やiPhoneではスタンダードとなり、iPad Proにも搭載されました。おいおいMacBookにも入って、もっとも幅広く使われるセキュリティ技術となっていくことでしょう。そして素晴らしいのは、目新しいだけのギミックと違ってちゃんと機能すること!です。

Nintendo Switch

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Wii Uが間違ってた部分を、Nintendo Switchは全部正しました。見た目こそWii Uのタッチスクリーンコントローラーをすっきりさせたものみたいでしたが、Nintendo Switchはそれ単体で完結していて、どこに行ってもプレイできるゲーム機です。28年前に生まれたゲームボーイの真の後継者といえるでしょう。しかも6.2インチのフルカラースクリーンを備えつつ、クレバーな充電ドックを通じてTVとも簡単につながります。もちろんグラフィックスにおいてはPS4やXbox Oneにはかないませんが、ポータビリティとゲーム体験の絶妙なバランスという意味では無二の存在です。史上ベストといわれる『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』がローンチタイトルに入っていたのもよかったですね。

Samsung Galaxy S8(2017年)

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Galaxy S8は、スマホデザインの完成形でした。ただ細いだけでなくバランスの取れたベゼルに、大きく美しいディスプレイ、丸みを帯びた小石のようなフレーム、滑らかな背面のガラスと、Galaxy S8はエレガンスを体現していました。背面の指紋センサーとQiワイヤレス充電、防塵・防水性能はIP68、microSDスロット・ヘッドホンジャック搭載で、Galaxy S8には欲しい機能のすべてが詰まっていました。Galaxy S8のデザインが完成されすぎているせいか、Samsungはもう3年間もこの同じテンプレートを使っているし、多くの競合がそれを真似ようとしてはしくじっています。Galaxy S8はSamsungが作った中で3本の指に入るスマホで、Samsungがスマホ売上の世界トップであることを考えると、それってすごいことです。

Google Pixel 3(2018年)

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歴代Pixelに共通するのは素晴らしいカメラですが、とくにPixel 3は、Night SightやSuper Res Zoomといった機能によって、コンピュテーショナル・フォトグラフィーの考え方を広く知らしめました。多くの競合が背面カメラをダブル、トリプルと増やしてきた中でPixel 3はシングルでしたが、それでもいいと思えるくらい良い写真が撮れました。1年経って他社がキャッチアップし始めても、その良さは変わりません。しかもPixel 3はそれまでのPixelと違ってスタイリッシュで、ワイヤレス充電にも対応、ソフトウェアの機能もてんこ盛りでした。Googleにとって、3番めのPixelは本当に魔法でした。

Apple Watch Series 4(2018年)

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Apple Watchが発表された2014年、それはある意味嘲笑の的でした。高価だし、iPhoneの子機でしかないし、SFに出てくる腕時計型コミュニケーターの夢に届いてませんでした。多くのレビューはApple Watchをナイスなぜいたく品だと言い、持ってればクールだけど、普通の人にとって必要なものではないと断じました。でも2019年、Apple Watchを着けてる人はいたるところにいます。とくにApple Watch Series 4は、ディスプレイがより大きく明るくなったのに加え、スマートウォッチでは初めてECG機能と転倒検知機能を搭載、米食品医薬品局(FDA)の認可も受けました。それによってApple Watchは、単なるラグジュアリーから、命を救う可能性を持ったデバイスへと進化を遂げたのです。

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