シュワっと爽やかの代償。
地球温暖化は止まるところをしらず、世界のあちこちで異常気象による深刻な問題が発生。なんとかしないと、今ならまだなんとかできると多くの人が声をあげています。誰でも身近なところでできることのひとつは、マイボトルを持ち歩きプラスティックの使い捨てをやめること。特にプラスティックのストローやペットボトル飲料は、環境を考える人たちから大バッシングされており、有名人やインフルエンサーが、SNSにアップした動画や画像でペットボトルやプラストローを使っているとコメント炎上することもしばしば。
一個人の環境への取り組みはもちろん、重要なのは大企業が方向転換すること。でもね、これが難しい。プラスティック消費の巨人コカ・コーラが、今後も(現段階では)自社飲料のパッケージにペットボトルを使い続ける宣言をしました。その理由は、消費者がそれを必要としているから。
スイスはダボスで行われた世界経済フォーラムにて、BBCの取材に、コカ・コーラのベア・ペレス氏が応じ、消費者なくしてビジネスは成り立たないとして、より環境に優しいパッケージにシフトしていくには、消費者も共に変わらなければならないと語りました。
BBCによれば、コカ・コーラが一年間に使うペットボトル(プラスティック)は約300万トン。プラスティック汚染ワースト企業に選ばれています。しかし、コカ・コーラも何もしていないわけではなく、2030年までにパッケージ材料の50%をリサイクル素材にすることや、アルミパッケージを採用するなど、環境への取り組みをはじめてはいます。
正直、コカ・コーラの「消費者も一緒に変わっていかないと」というコメントは耳が痛いですね。手軽で、フタができて、軽い、ペットボトルの便利さは恐ろしい。でも、もっと恐ろしいのは地球が取り返しつかないほど病んでしまうこと…。つまり、消費者が変われば、企業も変わっていくってことだよね! まずはできることから、せめて、お水はマイボトルにしよう。