ダイソンのライト「Lightcycle Morph」ファーストルック:前モデルの不満点は改善されたもののお値段ほどじゃない

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  • author Andrew Liszewski - Gizmodo US
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  • たもり
ダイソンのライト「Lightcycle Morph」ファーストルック:前モデルの不満点は改善されたもののお値段ほどじゃない
Photo: Raul Marrero (Gizmodo)

Dyson(ダイソン)は競合他社の製品よりも遥かに高性能かつ綿密にデザインされたプロダクトで名を上げましたが、細部へのこだわりとイノベーションには高額な値段が付きものです。それは同社の新製品でも同じ。前モデルLightcycle lampからは多くの重要な点が改良されていますが、価格は650ドルからとなっており、同社製品の中では売りにくいプロダクトであることに変わりはありません。

ダイソンの照明器具はそのよさがわかりにくい

昨年4月にダイソンのLightcycle lamp(新製品Lightcycle morphの先代モデル)をレビューした際、消費者が購入できる照明プロダクトとしては最も技術的に進歩した製品のひとつであることに私たちは感心しました。6個のLEDが銅製パイプのヒートシンクで冷却されること自体イノベーティブですが、Lightcycleランプは現在地の自然光に応じて適した色温度を提供してくれたのです。

しかし、Lightcycleのリアルタイムでの色温度のチューニングは、絨毯を瞬時にキレイにしてくれる掃除機やロングの髪でさえたった数分で乾かしてくれるスーパーソニックといったダイソンの他のプロダクトほど、その恩恵がわかりやすいものではありませんでした。製品を初めて使うタイミングで即座にメリットを感じられた方が、ドライヤーに400ドルや掃除機に600ドル超といった出費を正当化しやすいですからね。

先代モデルの不満点を大きく改善

先代Lightcycleのエンジニアリングはいつもながら美しかったのですが、そのデザイン、特にライトの位置を調節するためのスライド式の水平アームは使える場所を制限してしまっていました。壁際にライトを置けばスライド式アームの動きが限られてしまい、色温度の設定がおそらく一番役立つだろうベッド脇のサイドテーブルで使おうとするのはほぼ不可能だと気付きました。

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Gif: Raul Marrero (Gizmodo)

それはLightcycleにおける大きな不満のひとつで、新型のLightcycle Morphで大きく改善された点でした。スライド式アームの代わりに、真ん中とランプの支柱につながる部分が360度回転する関節アームを採用。小さな変化ですが、MorphのLEDを必要な場所に正確に照射できるようになりました。これによってランプを壁際ぴったりに置きながらも、関節アームが届く範囲であれば光を当てる場所を変えられるようになったということです。

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Morphではヘッド部分も回転するようになったので、LEDを作業スペースだけでなく壁面や天井にも向けられるようになりました。
Gif: Raul Marrero (Gizmodo)

Lightcycle Morphで改善された点でもうひとつ実用的だったのは、LEDヘッドが360度回転式になって、壁や天井をも照らせるようになったこと。先代モデルは作業スペースなどを照らすためのタスクランプとして設計されたので、LEDが照らせたのは真下だけでした。

部屋全体を照らす用途にも使えるように

比べてみると、Morphの方が部屋全体を照らすツールとして遥かに実用的で、新デザインのおかげでランプは単なる照明器具というより装飾品と言ったほうがよさそう。とはいえ、Morphでは高さが固定されてLEDライトの上げ下げができなくなりました。垂直方向に調整できるというのはたしかに先代Lightcycleにおける実用的な機能でしたが、ダイソンはLightcycleを作業用ライトとして位置付けることにしたようです。

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Morphの関節アームを畳むとLEDが支柱を光らせて、空間は柔らかな光で満たされます。さらに、ランプヘッドが磁気でくっつくとプラスチック製の覆いが出てきて、光漏れを最小限にとどめています。
Gif: Raul Marrero (Gizmodo)

実用性と多用途性の向上は、Morphの最もイノベーティブな新しい仕掛けでも示されています。アームを元に戻すとLEDヘッドがランプの支柱(頑丈なプラスチックで裏打ちされたパンチングメタルチューブ)を光らせて、室内は柔らかな照明で満たされます。前モデルと新Morphのどちらも、LEDの輝度はモバイルアプリもしくはランプ本体についたスライド式タッチセンサーから調節可能です。ですがMorphはこの新機能があるので、起床時や一日の終わりのくつろぎタイムにはLEDの直接的な光が強すぎると感じられる寝室などでの利用には、よりよい選択肢となります。

先代との違いはデザイン面のみ。機能的にはほぼ同じ

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Photo: Raul Marrero (Gizmodo)

ダイソンの新Lightcycle Morphと先代Lightcycleとの違いは、物理的なデザインだけです。技術的な面で言えば、同製品は先代モデルとほとんど同じ機能を引き継いでいます。ユーザーがアプリに自身の年齢と現在地を入力すれば、ランプは自動的にLEDの輝度と色温度を調整。ランプのモーションセンサーは、人が作業スペースを離れたり近づいたりすると自動で電源を入/切しますし、手動でLEDの輝度や色合いを調節するためのタッチボタンも付いています。ですが、物理的なボタンなどのサイズを考えると、正確な調整はアプリを通じて行なうほうがよっぽど簡単です。

いいものだけど25ドルで同じ機能を再現できる

新製品Morphは先代Lightcycleの価格を引き継ぐのみならず、さらに吊り上げています。デスクライトが650ドル、フロアライトはさらに200ドル上乗せされて、どちらもカラーは3色展開。

Morphを開発するにあたり、多大な労力と細部へのこだわりがあったはずです。新モデルではLightcycleにあった機能面での数々の不満点が修正されており、ハンズオンをした限りでは間違いなく旧作よりもMorphをオススメします。

しかし、多くの機能は自宅に元々あるランプに25ドルのスマート電球をねじ込んで再現できるので、ダイソンのLightcycle Morphはテクノロジーが結集した素晴らしいプロダクトであるものの、IKEAで買った家具をアップグレードするほうがよいのかもしれません。

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