長く愛されている理由がわかった気がする。
小型軽量でタフ。パナソニックの定番ノートPC「Let's Note」シリーズは、ビジネスシーンを中心に愛されている製品です。本日、そのLet's Noteシリーズの新製品発表会が開催され、最新モデル「Let's Note SV9」が発表されました。
SVシリーズは、12.1インチのディスプレイを搭載しモバイルPC並みに小型軽量ながらも、スペック的には13インチや14インチモデル並みのハイスペックを追求したモデル。その上、少々のことでは壊れない堅牢性も兼ね備えており、Let's Noteを代表するシリーズと言えます。
歴代最速2つの理由
そんなSVシリーズの最新モデルであるSV9シリーズは、「歴代最速」を謳っています。その理由は2つ。

歴代最速ひとつめの理由がCPU。SV9シリーズには、最新となる第10世代Intel製CPUを搭載。上位モデルとなるプレミアムエディションにはCore i7-10510U 1.8GHz、通常のモデルにはCore i5-10210U 1.60GHzが搭載されています。ともにモバイル向けの最新CPUです。

歴代最速2つめの理由は、Wi-Fi 6への対応です。Wi-Fi 6は、現在主流のWi-Fi規格「IEEE 802.11ac」よりも約1.4倍速いデータ通信が行なえるといわれている規格。また、多くの端末が一度に接続するような場合でも、より安定した通信が行なえるようになります。
このSV9、現在のノートPC市場においてかなり独特な存在です。だいたい、12インチクラスのノートPCそのものがあまり数が多くなく、第10世代CPUとWi-Fi 6に対応したものとなるとまだほとんどありません。後々追いつく製品が出るかもしれませんが、12インチクラスのノートPCにおいては現状、トップクラスのハイスペックマシンという立ち位置です。
豊富な端子類に軽量ボディ、打ちやすいキーボードに感じるこだわり
ビジネスシーンでの使用を想定しているLet's Noteシリーズですから、天板などのデザインは従来のものを踏襲。しかし、それが逆にLet's Noteの完成された機能美を表しているように思えます。



最近のノートPC界の流行とは真逆の、厚みのあるボディ。そこには、これでもかというくらいさまざまな端子が並んでいます。光学ドライブも搭載。これでバッテリー込みで約1,029g。カスタマイズモデルならば光学ドライブレスにすることも可能。そうなると、重量は約949gになります。持ったときに思わず「うほっ!」って変な声が出ちゃう軽さですね。
一見すると機能最優先の無骨な印象ですが、実際に触ってみると細かいこだわりがわかります。

特にキーボードは特筆もの。ノートPCとしては深めの2mmのストロークを確保し、クリック感のあるキータッチを実現。キーを入力している感覚が指にしっかり伝わってきます。
また、独特なキートップの形状「リーフ型キーボード」にもパナソニックのこだわりが。キートップの左上と右下の角を丸くすることで、指の移動時の引っかかりを軽減し、よりスムーズなキー入力に寄与するのだそう。
そしてキートップ。ちょっと梨地のようになっており、指先にしっかり食いつく感じ。正直、ノートPCのキーボードでもトップクラスの打鍵感でした。
こういうところは、実際に触れてみないとわからないもの。できれば一度、店頭で触って見ていただければ、SV9の細部へのこだわりがわかるのではと思います。

長ーく使いたい人によい選択肢となる1台

「Let's Note SV9」は、派手さはないものの、スペック的にも使いやすさ的にもかなり作り込まれている印象。毎日いろいろなところを飛び回るビジネスマンはもちろん、僕らのような長時間パソコンを使う職業の人にも向いているのでは、と感じました。
このSV9、Core i5搭載の通常モデルが24万5300円から、Core i7搭載のプレミアムエディションが31万200円から(いずれも税込)となっています。
予約受付は本日から、発売は1月25日から。長く使いたいという方には、よい選択肢となるのではないでしょうか。
Source: パナソニック