デザインもカッコ良く、コンパクトなのもイイですね。
テレビゲームの周辺機器を製造販売するHyperkinが、2017年にエイプリルフールのネタにしていたゲーム機を、現実のものにしてしまいました。それがゲームボーイ用のカセットをテレビで遊べるようにする「RetroN Jr.」。これで任天堂のゲームボーイ、GBカラー、GBアドバンス用ゲームが、テレビの大きな画面でプレイできます。

とても小さな箱型の筐体ですが、上部に空いたスロットひとつで、3機種のカセットが挿せるのはナイスですよね。そしてエミュレーションの力技で、解像度を720Pに押し上げてくれます。子供の頃は「ファミコンばっかやってないで宿題しなさい!」なんてガミガミ言われたものですが、大人になった今なら、押し入れにあるコレクションを遊び放題です。
ブラウン管テレビでも遊べる
「RetroN Jr.」にはHDMIだけでなく、赤・白・黄色のAV端子も挿せるので、ブラウン管に映して、さらにレトロ感を醸し出すことも可能です。かつて任天堂から、スーファミでゲームボーイとGBCのカセットが遊べるアダプター「スーパーゲームボーイ」が出たことがありましたが、「RetroN Jr.」はそれに近い感覚をもたらしてくれます。

懐かしのGBと違い、このゲーム機は電池ではなく外部からの給電が必要です。しかしながらUSB-C接続を使うので、充電器やモバイルバッテリーなどを使うことも可能です。
お揃いのコントローラー付き
「RetroN Jr.」は、筐体と色がお揃いになるコントローラーが付いてきますが、Hyperkinはまだこれを有線にするか無線にするか未定なのだそうです。ですが筐体の前面には、昔ながらのヘッドホン端子もUSB端子もあるので、Bluetoothアダプターを経由して無線コントローラーを使うこともできるでしょう。

そしてHyperkinが現在検討している最も興味深い機能は、2台のBGを繋げられる通信ケーブルなんですって。ですが、これで『テトリス』のように対戦ゲームができるのか、それともゲームのデータ転送だけに使用されるのかは不明です。
値段も発売時期もまた未定ではあるものの、2020年内のどこかで登場する予定とのこと。その頃には、上記の不明だった点もすべて明かされていることでしょうね。
最近はスーファミとメガドラ両方のカセットが挿せるWii U風ゲーム機なども取り挙げたばかりですし、エミュレーターではなく昔のカセットを実際に挿して遊ぶ筐体が市場に出つつあるようです。今なら中古でソフトが買えますし、実家の押し入れに懐ゲーが眠っている人も少なくないかもしれません。
童心に帰って遊ぶなら、どのゲームをプレイしたいですか?