いますぐ物理学のせんせいを召喚したい。そしてIndiegogoでクラウドファンディング中のスマートボトルクーラー「Juno」の仕組みを教えてください。
誰もが日頃からお世話になっている電子レンジは、2.4GHz帯のマイクロ波を当てることで食品・液体の水分子を激しく振動させて温める機械ですが、この「Juno」は液体の入ったボトルに逆マイクロ波(ってなに!?)を当てることで、液体の温度を冷やしてくれるんだって。
えええ。どういうこと。
日本国内の学会誌が読めるJ-STAGEの食品の冷凍および解凍に関する技術開発の現状と今後の課題をざっと読んだところ、20〜100kHzの超音波を使うことで、凍結速度を向上させる研究結果がありました。間違っていたら申し訳ないのですが、コレに関連した技術が使われているのかな、と思った次第。

また人肌発電で動き続けるスマートウォッチ「MATRIX POWER WATCH」の技術が軸になっているとか。ということはペルチェ素子・ゼーベック効果などを用いた冷却技術も使われているのでしょう。そういえば動画を見ると、めっちゃでっかい放熱フィンが見えた!
ともあれ、すっごい。Indiegogoの説明文によれば、常温のワインボトルを3分で50ºF(10度)、ビールのボトルも1分で急冷できる性能があるんですって「Juno」は。冷却時間は未公開ですが、淹れたてのコーヒーやお茶も冷やせるそうですよ。
コイツがあれば、常温保管できる瓶や缶、飲み物を入れるためにでっかい冷蔵庫を買う必要はなくなります。飲みたいときにサッと冷やせばいいんだもの。コンビニの冷蔵庫も小さくできるかもしれません。チェンジ・ザ・ワールドすぎませんかマジで。