規制は必要。
The Financial Timesに、Google(グーグル)とその親会社であるAlphabet(アルファベット)のCEOを務めるサンダー・ピチャイ氏が寄稿、AIについて語っています。ピチャイ氏いわく、AIに法規制は必要である、と。
記事の中でピチャイ氏は「人工知能における法規制の必要性は、私としては疑問の余地はない。しないなんてありえない重要課題」とその必要性を強い言葉でアピール。ただ、AIは使用される場が多く、これからもよりいっそう増えていくことから、規制そのものの進め方は話し合う余地があると冷静な判断。たとえば、自動運転車には自動運転車に適した新たな規制が必要であり、例えばヘルスケアなどのAIが関係してくる分野にも規制を拡大していくべきだとそのあり方を説いています。
人工知能の開発を進める側の立場にも触れており「我々のような企業は、未来の新技術を開発するだけして、その使い方は市場に任せるというわけにはいかない」「そのテクノロジーがプラスに使用されるよう、すべての人に向けて提供されるように調整していくのも、我々にとって(開発と)同等の義務がある仕事だと思います」
テクノロジによる監視社会、ディープフェイク、プライバシ問題、ちょっと考えただけで、AIにおける脅威は素人だってわかります。SF業界では、AIがしょっちゅう氾濫を起こしてますしね。AIの法規制に反対する人はいないのではと思いますけどね。要は、ピチャイ氏も言うように、どうアプローチしていくべきか。AIイノベーションを止めず、人間の生活を脅かさない程度に便利な社会。その実現にはどこでどういうふうにAIに線引きをすべきなのか。AIに聞かれたら「ほんっと都合いいこと言うよねー」って失笑されそうですけど…。
AI、規制に向けてはまったなしでしょう。
Source: Financial Times via The Verge