お布団あっためファン「BedJet 3」レビュー:眠っている間、絶えずそよ風が

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  • author Sam Rutherford - Gizmodo US
  • [原文]
  • はらいさん
お布団あっためファン「BedJet 3」レビュー:眠っている間、絶えずそよ風が
Image: Sam Rutherford (Gizmodo US)

睡眠って人生の3分の1も占めているからこそ大切にしたいの。

「快適な睡眠を取りたい」。きっと誰もがそう思っているのではないでしょうか? 私自身も最高の睡眠法をずっと探し求めていますが、質のよい睡眠を得るためには寝具も決して欠かすことのできない重要なアイテムだと思っています。また、寝室の最適な温度調整も快適な睡眠を得るためにはもちろん外せません。

そんな奥が深い睡眠ですが、今回米GIZMODO編集者の Sam Rutherford氏がお布団専用ファン”BedJet3”(ベッドジェット3)をレビューしてくれました。


BedJetはベッドに風を送り込む睡眠専用ファン

質のよい睡眠を得るために必要なモノは人それぞれ異なります。ホワイトノイズ効果が助けになる人、重いブランケットが合う人、もしくは抱き枕がなくては困るって人もいるはずです。

眠る際の必須アイテムではありませんが、私にとって睡眠に欠かすことができないのはそよ風です。太陽が強く照りつける夏場などにちょっと外でお昼寝をってときに、風があるとないとでは話が全然違います。

そよ風を生み出すためにすることは? と聞かれた際にほとんどの人がすることは、きっと扇風機をベッドに向けることではないでしょうか。ですが、扇風機を使ったところで問題を完全に解決したとは言えません。理由は、頭部とおそらく肩にだけ風が集中するためです。そこで、BedJet3の出番です。

BedJet3はとてもシンプルなデバイスです。付属品として、ファン本体、ホース、調整用スタンドと排出ノズルが付いてきます(詳しくは後ほど説明しますが、ファンを操作するためのリモコンも付属しています)。

ちなみに本体の高さはわずか15cmほどなので、(ベッドフレームやマットレスの形状にもよりますが)ベッドの下に置くことができます。ですが、風水を気にする人はベッドの脇や足元にファン本体を置くのは避けた方がいいかもしれません。

BedJet 3

これは何?:温風や冷風をベッドに送り込むための睡眠専用ファン

価格は?:600ドル(現在は360ドルで購入可能)

好きなところ:シンプルな設定と操作方法。内蔵されたWi-Fiを通してアップデートが可能なこと、リモコン操作、夏と冬両方でも効果的な点。

好きじゃないところ:眠っている間に絶えず吹き付けられる感覚は人によって気分が良くないと感じる。スマホアプリは不格好で、ベッドからはみ出るホースはエレガントではなく、スマートさに欠けています。


最適な温度調整も、よい睡眠には必要不可欠

BedJet 3は、ベッドカバーの下に風を送り込みます(そうすることで全身に風が行き渡ります)。そして、ファン本体から送られてくる空気の温度を調整することにより、ベッドをひんやりさせたり暖かくさせたりすることが可能になります。 睡眠の質を向上させるためには、適切な温度を保つことが不可欠です。一般的に、科学者たちは寝室を15〜19度に設定することを推奨しています。 問題は、その温度設定が通常考えられる快適な部屋の温度設定よりも低いため、サーモスタットを使って室内の温度を下げるか、ファンもしくはBedJetのようなものを使って温度を下げることができます。

BedJetにはクーリングシステムだけではなくヒーティングシステムも備わっているので、寒い時期冷え性の予防などにも役立ちます。 BedJetに付属しているリモコンやスマートフォン向けのアプリを使うことにより、スリープタイマーやルーティンを設定することができるので、ベッドの温度を一晩中好みの温度に維持することができます。また、アラーム設定をしていれば温風と同時に自然に目覚めることもできます。

Image: Sam Rutherford (Gizmodo US)

設定もシンプルに。選択肢もいくつかあります

BedJet3のセットアップは非常に簡単です。まず初めにファン本体の電源コンセントを差し込みます(ちなみに付属品の電源コードの長さは約3メートルほど)。ケーブルは邪魔にならないところにまとめましょう。

次に、ホースをファン本体に取り付けます。必要に応じて調整スタンドも追加しましょう。ここまで準備ができたら先ほどの排出ノズルともう片方のホースを接続しマットレスの端っこに設置します。そして最後に、見えないようにカバーを掛けてWi-FIに接続します(接続の際には2.4GHzのネットワークのみを使用してください)。

ノズルに関しては自分が好きな場所に設置しても構いません。なぜなら、自分が風を送りたいさまざまな場所にノズルを設置することができるからです。キングまたはクイーンサイズのマットレスなら、足元中央にファンを設置することにより2人分のスペースまで空気を送り込むことができます。ベッドに同時に2人寝ていたときに1人だけに空気を送り込みたい場合や、片側よりもっと強い風を送り込みたいケースなどにも対応しています。

また、付属品のノーマルカバーか80ドルのオプション品AirComfortクラウドシーツを使うかを選ぶ必要があります。後者を使うと、付属品のモノよりもさらに広範囲に空気を送り込むことが可能になります。

Image: Sam Rutherford (Gizmodo US)

ファン本体の大きはさ24缶入りのジュースケースと同じくらいの大きさ。

Image: Sam Rutherford (Gizmodo US)


Image: Sam Rutherford (Gizmodo US)

こちらのBedjet's host standはマットレスが分厚い方向けの調整用スタンド

Image: Sam Rutherford (Gizmodo US)

ホーススタンドは夜中にホースが外れないようにマットレスの下に挟んで使います。

Image: Sam Rutherford (Gizmodo US)

ベッドフレームにもよりますが、ホースはこのような感じで隠すことができます。見た目は今までとは明らかに異なります。

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BedJet3には専用のリモコンが付属します。古臭いように感じますが、ちゃんと機能はします。

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日常のルーティン(またはバイオリズム)をリモコンまたはスマートフォンのアプリから設定できます。

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BedJet3のスマートフォンアプリは機能的です。ですが、完成度が高いとは言えず不完全と感じることもありました。

Image: Sam Rutherford (Gizmodo US)

BedJetのオプション品、AirComfortクラウドシーツはノズル部分が特殊な形状となっているため風がシートの隅々まで行き渡ります。

BedJet3で睡眠の質、アップ!

では、ここからが本題です。

BedJetを使うとどれほどよく眠れるようになるのでしょうか? 私の場合、違いは一目瞭然でした。私はベッドに入るときの少しヒヤッとする肌寒い感覚が大好きなんですが、BedJet3はその肌寒さを保ってくれますし、同時に足の体温を下げてもくれました。私の妻は少し暖かいベッドが好みですが、サーモスタットの設定によってはBedJetを使用せずに冷やすために、カバーの下から足を突き出す必要がありました(その裏技はライフハッカーから学びました)。

カバーの下から風が吹くという利点は、空気が循環することによって眠っている間に必要以上に汗をかくことを防いでくれることです。特に暑く、ムシムシとした湿気が多い夏の時期に役立つことでしょう。やっぱり涼しい環境で目覚めると気分は爽快なものです。BedJetは、暖房や冷房などの代わりにはなりませんが、部屋全体を涼しくしたり暖めたりする必要がないので光熱費削減にも繋がります。

ファンを使っているときの騒音に関しては、完全に無音というわけではありません。ですが、とても静かです。最も音が大きいなと感じたのは、ファンからベッドに空気が流れ込む際に聞こえるかすかな唸り音と「ヒュー」といった音でした。ちなみにファンのスピードが80%に到達するまではジェットエンジンのような騒音がしました。ファンのスピードが50%以上でもベッドに流れ込む風は度々強く感じ、眠りにつくことは難しいことがわかりました。個人的にちょうどいいなと思った設定は、温度を18度に設定して、ファンのスピードを25〜30%にすることです。

BedJet3に付属するリモコンとスマートフォン向けのアプリで操作できることは一緒ですが、両者共に不格好でとてもスマートには感じません。
Image: Sam Rutherford (Gizmodo US)

BedJet3はルーティンを維持したり、好みの温度を保ってくれたりはします。ですが残念なのは、スマート機能が欠けている点です。Eight SleepやTempur-Pediなどの企業は既にリリースをしていますが、寝返りを打った回数などを元にベッドの温度を調整してくれるスマートマットレスなどに搭載されている機能が含まれていないのです。また、BedJetはスマートホーム機能に対応していません。Siriなどにファンの強さの変更をお願いすることができないんです。

また、何らかの理由でBedJetのアプリは2つ存在します。ひとつは、BedJetをWi-Fiに接続してファームウェアの更新をするためのアプリで、もうひとつは付属のリモコン機能と同じスマホ向けアプリとなっています。1台の機器のためにふたつもアプリをダウンロードしなければならないのは極めて不格好です。

全員にオススメできるわけじゃないかも

最も厄介だったのは、私はBedJet気に入りましたが妻は基本的に嫌っていたということです。 初めは目新しさにファン本体の存在を黙認していましたが、テストが進むにつれて彼女はどんどんBedJetを好まなくなっていきました。 彼女によると、ファンから送られてくる熱風と冷風のバランスが悪いと感じたこと、あとは風自体がうっとうしかったみたいです。

彼女がBedJetを唯一楽しんだのは、足を温める寒い冬の間だけでした。 最終的には、私側の方にBedJetを移動させるよう求めてきました。本体を移動させてから彼女はまったくファンからの風を感じることはなくなりました。 ありがたいことに、この問題はそこまで大きくはなりませんでした。なぜなら、もしも重いブランケットや掛け布団を使えば、ベッドの半分にだけ風を流すことができるからです。 また、通常のシーツでBedJetを使用すると、さらに下半身に空気が循環されること効果が期待できます(ベッドの足元に置いた場合です)。

もしも風をシェアしたいなら、ノズルはベットの中央下に設置するのが理想です。
Image: Sam Rutherford (Gizmodo US)

ですがもっと風を求めるなら、BedJetのオプション品AirComfortクラウドシーツはやっぱり外せません。AirComfortクラウドシーツは、特殊なノズルとシートをつなぎ、ベッド全体に効率よく空気を送り込む仕組みです。このオプション品は空気をより広範囲にベッドに分配させるのに役立ちますが、ファンの速度が上がるとシートが跳ね返る可能性があります。 個人的にはAirComfortクラウドシーツはナイスだと思いますが、絶対に必要なわけではありません。カラフルな色のシーツを使っていて、インテリアデザインを台無しにしたくない人々は特にご注意くださいね。

BedJetは…アリ!

いろいろ述べましたが、BedJetはよりよい睡眠に効果的でしょうか? 答えはもちろんYes! 睡眠専用ファンはユーザーが求める以上にパワフルです。ですが、全員にお勧めするのは難しいかと。なぜならBedJet 3をどれだけ気に入るかは、睡眠のコンディションを気にする人の好み次第でもありますので...。

私にとってBedJet3は心地よく眠りに誘ってくれるデバイスです。おしゃれなファンに360ドル(もしくは全てオプション品などを揃えると600ドル)払うのはそこそこの金額と思う人もいるかもしれませんが、このファンは睡眠専用に特化しているので、睡眠の向上を目的に購入する人にとっては理にかなっている買い物と言えるでしょう。新しいベッドやマットレスの購入をせずに改善したい人にとってBedJet3はよい代替品と言えそうです。

寝室にもよりますが、ほとんどのBedJet3の機材はベッドの下に隠すことができます。ですがうっとうしいホースはどうしようもありません。これにはやっぱりイラっとするかも。
Image: Sam Rutherford (Gizmodo US)

まとめ

・BedJet3は全て揃えると価格は600ドルで高いと感じるかも。ありがたいことに、現在360ドルで発売中ですが、その価格がいつまで適用されるかは不明。

・BedJetのオプション・アクセサリー"AirComfortクラウドシーツ"は80ドルで色はホワイトのみ。このシーツはBedJet3のパフォーマンスを最大限発揮する手助けとなってくれます。

・一晩中ファンを回し続けることが大好きな人もいれば嫌いな人もいます。なのであらゆる人にオススメすることは難しいかも。

・BedJetは冷風も暖風も送り込むことができるので、自分好みの温度のベッドで一年中眠ることができます。




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